「旧週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ

2009/7/19 週報メッセージ

   宣教150周年大会に出席して                                                                            朝位 真士
 過ぐる7月8日(水)~9日(木)迄、パシフィコ横浜でプロテスタント宣教150周年記念大会が「キリストにあってひとつ ― 主イエスの証し人として ― 」というテーマのもとに開催され、2日間出席した。8日は約5千人、9日は約3千人の集いであった。
 今回の実行委員会の趣意は次のようなものであった。

   今から150年前(1859年)、幕末動乱期の日本に宣教師によるプ
  ロテスタント伝道が始まりました。キリシタン禁制の高札が撤去される
  (1873年)前のことでした。近代日本の夜明けに、彼らは日本人の魂
  を愛し、迫害をも恐れず、福音を携えて来たのです。以来、キリストの福
  音が広められ、教会、キリスト教主義学校、病院等が設立され、その結 
  果、教育、人権、社会福祉、女性の地位改善、倫理の高揚など多くの感化
  がもたらされました。この背後にフランシスコ・ザビエルが来日(154
  9年)し、カトリック教会による宣教活動や沖縄(琉球)でのベッテルハ
  イムによる働きがありました。日本における宣教は困難を極め、それにと
  もない多くの犠牲もあり、近年は物質的繁栄と共に、精神面の無関心が伝
  道を阻んでいます。さらに、教派教団間には一致が乏しく、宣教の業が大
  きく前進していないことを私たちは悔い改めねばなりません。
   150周年を期し、これらのことを踏まえて、これからの宣教のために
  一致協力して共に祈り、理解し合い、交わりを深めたいと願います。そし
  て、私たちは平和をもたらす「世の光」なるキリストを掲げて、次世代の
  人々と共に宣教の使命を果たしていきたいと思います。

 また2つの目的が掲げられた。

  ①08年~09年、プロテスタント宣教150周年行事を行う。
  ②09年7月8日~9日に大会を開催し、日本プロテスタント宣教史の一
   里塚とする。

2009/7/12 週報メッセージ

   ホ群首都圏教師会に出席して
                                               朝位 真士
 先日(7月6日)、桜ヶ丘教会で首都圏の教師会が開催された。私が赴任して6回目の会場提供である。今回は、約30名の出席になり、午前11時より15時頃まで開かれた。婦人会のM姉、K姉のご協力を得て、30人分の食事(レストラン移動)と茶菓の接待をしていただいた。
  議題 弾圧記念聖会(報告、反省、次年度に向けての提案)
     首都圏夏期聖会について
     ホ群ユース・バイブルキャンプについて
  学び ジョンウェスレー説教 53上 NO.10
 私は招く側として、僕に徹底しようと心がけていた。首都圏教師会の責任者として、当日、何人出席されるのか、また、先生方は無事、桜ヶ丘教会に来ることができるのかなど、気がかりもあった。新しい教師の方も何名かおられたからだ。しかし、遅れて来られた方や、予定されていたが都合悪く欠席された方も何名かおられたが、ほぼ予定通りの出席者であった。
 今回のトピックスは、小川文子宣教師が一番早く、9時過ぎに出席されたことである。先生は、いよいよカンボジアに向けて出発される7月7日を前にしての出席であった。また、ある先生は会堂献金を捧げてくださり、お祈りしてくださった。桜ヶ丘教会は本当にホ群の教会という認識が強く感じられた。その他、病床の原田先生について大友先生から報告があった。だんだん回復されて、8月頃退院予定である。奇跡のカムバック(未だ予断は許されないようだが)だ。最後に、若い先生方が会場の清掃をしてくださった。
 梅雨の時期であったが、恵みの雨が教会に降り注がれた思いがした。お祈りを感謝致します。

2009/6/28 週報メッセージ

   ホ群首都圏夏期聖会への招き
                                                朝位 真士
 第20回(通算56回)ホ群首都圏夏期聖会が7月27日(月)~29日(水)迄、奥多摩福音の家で開催されます。
 テーマは「ホーリネスとは何か ー四重の福音ー 」、主題聖句は「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです」(ローマ8章14節)です。会費は2泊3日6食で大人18000円です。
 ホーリネスの特色「四重の福音」、新生、聖化、神癒、再臨について、5回の聖会が行われます。開会聖会Ⅰは、ローマ1~3章、説教・東海林昭雄師(小松川教会)、司会・細川良枝師(赤羽教会)。聖会Ⅱは、ローマ4~5章、説教・伊奈聡師(喬木教会)、司会・潮義男師(志木教会)。早天聖会Ⅲは、ローマ6~7章、説教・中込己一郎師(勝浦教会)、司会・澤田直子師(宇都宮上町教会)。聖会講演Ⅰ「神癒」は、説教・横山義孝師(東京新生教会)、司会・藤原喜次郎師(長南伝道所)。聖会講演Ⅱ「再臨」は、説教・山岡磐師(初雁教会)。聖会Ⅳは、ローマ8章、説教・深谷春男師(吉川教会)、司会・横山基生師(東京新生教会)、早天祈祷会は、A司会・奨励・山口英希師(東調布教会)、B司会・奨励・稗田みどり師(塩谷一粒教会)、C司会・奨励・片平貴宣師(吉川教会)。閉会聖会Ⅴは、ローマ12章、説教・朝位真士師(桜ヶ丘教会)、司会・佐々木良子師(小松川教会)。ホ群首都圏の教師達が多数、御用致します。これほど多数の教職が奉仕されるのが、ホ群の聖会の特色であります。ホ群首都圏内だけでも数十人の教職がおられます。地方では、ホ群の教職の数が少ないので、なかなか親しい交わりをするのが困難です。私も地方(北九州)に19年いましたが、地方の事を考えると、首都圏にある教会は教職が多数おられるので本当に恵まれていると思います。奥多摩の聖会に参加して、その恵まれた先生方のメッセージで、教会活性化ができるよう祈っています。どうぞ祈って参加してください。

2009/7/5 週報メッセージ

   婦人修養会に参加して
                                                朝位 真士
 先週の火曜日、桜ヶ丘教会の婦人修養会に参加した。参加者は数名であったが、エフェソ書2章11節~4章24節までを手分けして発表された。私はエフェソ書の内容の深さをあらためて感じた。有意義な学びであった。
 この手紙は使徒パウロが紀元61年~62年頃、ローマの獄中で書いたといわれている獄中書簡の1つであり、エフェソは当時小アジアの大都市で、魔術とアルテミス偶像崇拝によって特に有名である。パウロは2度この地に伝道したことがあり(使徒18・19~21)、その後まもなく再び訪れ(使徒19・1)、「わたしが三年間、あなたがた一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい」と教え(使徒20・31)、その結果、教会が建設されるようになった。高いキリスト者的生活における深い心霊的教訓を説き示している。教会の奥義、キリストにある高い地位、キリストのからだ、この地位にふさわしい歩みなどが本書の特色である。
 2章11~22節、異邦人の地位。救われたとき異邦人もユダヤ人もキリストにあって一体となり、神に近づきうること、そして聖なる神の住まいとしての宮であるべき教会。
 3章1~21節、啓示を受けたパウロ、そして奥義の説明。エフェソ教会に対する激励、彼らのためのパウロの祈り。
 4章1~24節、召しにふさわしい歩みと一致の勧め。教会に与えられた各様の賜物とその目的。異邦人の汚れた行為を捨て、古き人を脱ぎ捨て、新しき人を着るべきこと。
 教会は4H、ホーム(温かさ)・ヒム(賛美)・ホスピタリティー(親切なもてなし)・ホーリィ(聖なるもの)に満ち、「キリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です」(エフェソ1章23節)。

2009/6/21 週報メッセージ

   牧会雑感
                                                朝位 真士
 先日、僕が属している「日本キリスト伝道会」の機関紙の中に私の原稿を見た北九州市の九六歳の長老から、感謝と励ましの手紙がまいりました。
 皆様もご存知の「希望の源である神」という題の文章です。「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように」(ローマ15章13節)という聖句について、少し私なりの考えを語らせていただきました。
 キリスト伝道会の機関紙は、「日本をキリストへ」というスローガンのもとに、全国教会強化伝道、日本伝道の幻を語る会、国際的信仰交流を三大宣教事業として、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ16章15節)を主題聖句に、日本の一千万救霊の為、各地に教職、信徒のエヴァンジェリスト(伝道者)を派遣して御用に与っています。初代会長は日本キリスト教団富士見町教会牧師であられた島村亀鶴先生。現在は、会長に小松川教会名誉牧師、原登先生、実行委員長にホ群副委員長、深谷春男先生。私もその末席の1人として、御用させて頂いております。
 話は前に戻りますが、K長老よりの力強い励ましのお言葉で、私自身が大いに力づけられました。K長老は、北九州の実業家であり、ギデオンの役員であり、現在も教会に於いて現役の長老として、超教派で活躍されておられる方であります。その方が、2冊の御著書を恵送して下さいました。歌集『海峡の町』と『凡てのこと益となりし(親鸞よりキリストへ)』という御本です。老大兄が現役で教会の働きをされている姿に、モーセが120歳にして目もかすまず、気力もおとろえなかった姿を重ねてみるものであります。

2009/6/14 週報メッセージ

   教会とは
                                            朝位 真士
 ペンテコステを迎えて、教会の誕生を経過してまいりました。この時、もう一度「教会とは」何かということを考えてみましょう。
 教会は聖書の言葉で「エクレシア」と言い、これはもともと「カレオー(呼ぶ)」という言葉からきており、「召集する」という意味をもっています。ですから教会は神によって特に「召された人々の群」というのです。この教会は全世界に存在しています。また教会は目に見える組織や建物のことだけではありません。教会は「キリストのからだ」とも言われています。これは、教会がキリストのいのちと力に満ちており、そこで多くの人々が神を礼拝し、聖書を学び、人生への新しい指針を得る所であるからです。
 教会の起源としてふつう考えられているのは、キリストが復活され昇天なされた日より十日後、集まっていた弟子たちの上に聖霊が降臨された時、「ペンテコステ」だと言われています。ここで言う教会とは、約二千年前に誕生した新約時代の教会のことです。

   五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい
  風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響い
  た。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどま
  った。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国の
  言葉で話しだした。(使徒2章1~4節)

 私はこの聖書を読むたびに、教会の誕生と同時に一人一人が聖霊に満たされて福音を語ったことを示されます。福音宣教です。先週、岸先生を通して福音宣教がなされ、50名近くの方々が福音を聞きました。なんとその中に20名近くの求道者の方々がおられたことを後で知って、この方々がなんとしても主イエス・キリストを信じて、新しい人生を歩んでほしいと切に祈るものです。

2009/6/7 週報メッセージ

   創立記念チャペルコンサート
                                              朝位 真士
 今年も岸義紘先生をお迎えできて感謝いたします。今年で9回目になります。今日語って下さるテーマは「三つの愛に生きる」で、マタイ22章36節~40節からメッセージを語られます。期待いたしましょう。
   「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われ
  た。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である
  主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同
  じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預
  言者は、この二つの掟に基づいている。」
 岸先生は、日本全国、家庭集会、朝祷会、教会、聖会、ゴスペル・コンサート、伝道集会など、どんな小さな所でも喜んで御用され、信徒向けのJTJ宣教神学校の校長でもあられます。ミッション2001巡回伝道者、元国体水泳神奈川県代表選手、ムラサキスポーツ競泳チーム所属選手など、多くの賜物を主のために捧げておられる方です。人生のモットーは「だれのまねをするでなく、ひたすら自分自身を生きる」、「招かれる食事と頼まれる説教はことわらない」ということです。そういうわけで、来年も先生にぜひお願いいたしたく思います。ハレルヤ!!
 さて私共の教会は1923年(大正12年)6月1日、板井康裕牧師が世田谷区桜新町の自宅で伝道を開始されて誕生しました。1968年(昭和43年)西海静雄牧師が就任され、1975年(昭和50年)杉並区下高井戸4丁目、パールハイツ桜上水を購入して会堂兼牧師館としました。1977年(昭和52年)5階(502号)を購入して牧師館とし、1987年(昭和62年)4階(404号)を購入して教育館としました。1994年(平成6年)4月1日、朝位両牧師が就任して、1997年(平成9年)12月新会堂に移転し、1998年(平成10年)2月献堂式が挙行されました。

2009/5/24週報メッセージ

   O姉の召天に接して
                                             朝位 真士
O姉は、5月18日午前1時35分、99歳8ヶ月の生涯を終えて天国へ帰られた。姉は1909年9月24日、鹿児島で誕生されて、兄、弟、妹2人の5人兄妹であった。1966年12月23日、淀橋教会牧師、小原十三司師により受洗されている。56歳の頃である。御主人は1973年1月16日に召天され、西海静雄牧師によって告別式が執り行われ、教団墓地の小平霊園に埋骨されている。O姉が63歳の頃である。O姉は大変温厚な方で、いつもニコニコと笑顔で人に接しておられた。
 私が1994年に赴任して桜ヶ丘教会に来た頃からのお付き合いであるが、たしか荻窪の公営住宅に住んでおられ、よく教会に漬け物を持参された。食事のためには欠かせない一品であった。99年頃から浴風園ケアハウスに入室されて、一人で生活をしておられた。聞くところによると、O姉は洋裁を習われて人にも教えておられたということで、趣味の布絵で素晴らしい作品を数多く残された。姉は時には困難な人を助けられたようで、大変気前のよい方のように見受けられた。妹さんの長男がO姉の後見人としてよくお世話をされた。毎月忠実に月定献金も捧げられて、本当によく桜ヶ丘教会のことを覚えて祈り、支援してくださった。
 聖書に「『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。〝霊〟も言う。『然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである』」(ヨハネ黙示14・13)とある。Oさん、天国でお会いしましょう。地上の長い生涯の労苦、お疲れさまでした。天の賞与を神からいただいてください。

2009/5/31週報メッセージ

   聖霊降臨日
                                             朝位 真士
 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また地の果てに至るまで、私の証人となる。」(使徒1・8)
 聖霊の降った五旬節の日は、復活から50日目の日曜日であり、イエスの昇天から10日後にあたります。この日を「ペンテコステ」と呼ぶのは、ギリシャ語で50番目を意味しているからです。五旬節(ペンテコステ)は、「七週の祭り」とも呼ばれています。この祭りには、その年の収穫の感謝と、モーセがシナイ山にて神から律法を授けられたことが記念されました。また五旬節の日、キリストの約束の通り聖霊が降り、これにより弟子たちは使徒1・8にあるように神から力を受け、キリストの十字架と復活の証人として立ち上がりました。この日より新しい神の民、キリストの教会が生まれました。今日のキリスト教会では、特に国外宣教師や献身者のために祈り捧げる日です。
 今日は海外宣教師として準備をしておられる小川文子宣教師を特別にお迎えすることができました。先生は、1995年KGK(キリスト者学生会)の夏期学校で回心され、日本基督教団頌栄教会で洗礼を受けて献身され、
東京聖書学校を2004年に卒業され、島根にある秋鹿教会主任教師として4年間奉仕されました。今度、教団、ホ群の宣教師としてカンボジア宣教にヴィジョンをもたれ、今その準備の最中にあります。全国を巡回されて、その時を祈って待っておられる方です。将来を神様に期待されている若くて情熱あふれる先生です。先生のため祈り、支援させていただきましょう。

2009/5/17 週報メッセージ

   クリスチャン生活の使命
                                  朝位 真士
 クリスチャンにとって、この地上の生涯の目的はただ神の栄光を現す
ために生きることです。またその究極のクリスチャン生活の使命は、福
音を全世界に伝えるためにキリストの証人となることです。
 ①神の栄光を現すために生きる
 Ⅰコリント6・19~20、Ⅰコリント10・31
 この体は、もはや自分のものではなく主のためにあるのです。ですか
ら、体はすべてのものから自由です。自由を律するものがあるとすれば
それは神の愛であり、義よりほかにありません。人間的ないかなるもの
にも体を支配されず、その体の働きをもって神の栄光を現すのです。
 次に栄光の意味について考えてみましょう。「栄光」という言葉は、
神のご性質や働きの完全なことを表しています。ですから神の栄光を現
すとは、未熟な弱い体を通してでも聖霊の力によって神の愛の完全さ、
知恵の豊かさが現されるということです。たとえ病気であっても、試練
の中に苦しんでいるときでも、また死の床においてでさえ、神はその場
で神の栄光を現すことを求め、聖霊はその力を与えてくださるのです。
 かつてキリストは十字架の死を栄光の時と言われました。主の十字架
こそ神の愛の完全さを現すものであったのです。
 ②恵みのよき管理人として生きる
 ③キリストの証人として生きる
 以上クリスチャン生活の使命であります。