榊原紀惠子 のすべての投稿

2010/9/26 週報メッセージ

   朝祷会に出席して
                                                                                                         朝位 真士
  「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。」(ヨハネ17・21)
 これは朝祷会の中心聖句です。朝祷会の祈りのテーマは、①密室の祈り、②教会の一致、③キリストの平和、④若者の救いと四つあります。全国約130ヶ所で行われています。私は信者になった1961年頃よりこの運動に参加しています。この特徴の一つは信徒運動であり、教職も一クリスチャンとして参加しています。勿論、メッセージは主に教職が担当します。そして、カトリックとプロテスタントの一致のためにも、両教派の信者、教職が共に祈っています。過日、私はカトリック教会で朝祷会のメッセージを語らせていただきましたが、その際プロテスタントだけでなく、ブラザー(修道士)やカトリックの信者、教職も参加されました。
 私が朝祷会に出席する理由を述べると、一つは自分の霊性向上のためです。二つは、エキメニカル(協力一致)ムーブメントのためです。三つは、自分の属している教団、群、桜ヶ丘教会の牧会運営のため。特に会堂建設のために朝祷会のメンバーの方に祈っていただきます。また具体的に献金の協力もしてくださいます。さらに特別集会(チャペルコンサート等)のために、また私の外部奉仕(特伝、聖会、教誨師活動)のためにも祈っていただいています。
 私は牧師の前に一人の信者として、主の僕として、主の前に忠実に仕えていきたいと思います。皆様も朝祷会の働きのためにお祈りください。

2010/9/19 週報メッセージ

   敬老感謝礼拝を迎えて                                                                 
                                                                                                         朝位 真士
  私共の教会の75歳以上の方々は13人おられます。日本では百歳以上の方々が全国に2万3269万人おられるそうです。本当に高齢化の時代になってまいりました。
 故本田弘慈先生は「グッドニュース」という伝道新聞でこのような事を語っておられました。                   
 
    高齢者には三つの悩みがあります。まず肉体の衰えです。二つに、人生の残された日を数え、前途がな
  いと考えます。三つめは、高齢者は家の中でも社会の中でも、じゃまな存在のように扱われる時のあること
  です。しかし聖書には、高齢者は愛されていると書かれています。「わたし(神)に聞け、……胎内にいる時
  からになわれており、生まれる前から運ばれた者よ。あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにす 
  る。あなたがたがしらがになっても、……わたしは背負って救い出そう。」これはすばらしい神の愛のことば
  です。ご老齢の方はあなたを愛しておられる真の神をご存知でしょうか。
 
 先生は、聖句の解説に三つの神の愛を示しておられます。第一、神の愛の導き。第二、神の愛の助け。第三に神の愛の救い。
 私は本田弘慈先生を知っています。先生は1952年より50年間、巡回伝道者として日本全国、海外12ヶ所で講演されました。私の父は本田クルセードで初めてキリスト教の集会に出席して、70歳を過ぎて決心して、受洗しました。北九州復興教会の信者となり、晩年私共家族と教会に住み、礼拝、祈祷会、伝道会(夕拝)等の集会に励み、最後は平安のうちに召天しました。本田弘慈先生を大変尊敬していました。もし先生のメッセージを聞かなかったら、彼は救われなかったでしょう。敬老感謝礼拝の時、彼が礼拝に静かに出席していた姿を想い出します。                                      

9月、暑さが少し変化してきました

イメージ 1写真:9月12日礼拝お花
 
今日9月12日は、残暑が厳しい1日でした。
天気予報によると、今週から少し暑さが和らいで、秋に向かっていくようです。
来週の礼拝は、敬老の日礼拝になります。
桜ヶ丘教会も、75歳以上の方々が10人以上いらっしゃいます。
いつも、年齢を感じさせないほどの若さをもって教会のご奉仕をしていただいています。
誠に感謝いたします。その知恵と知識は、神様によって、さらに耀いて感じます。
私達は、先輩方のそのような歩みをみて、教会生活を過していくことができて、とても嬉しく思います。
人間関係が希薄だといわれる中にあって、桜ヶ丘教会は、故郷のような優しい人間関係が感じられます。
天に召された先輩方をはじめ、みんなで、伝統的に築いてきた桜ケ丘教会の雰囲気ですね。
この秋も皆様の健康が守られますように、ご病気の方は1日も早く回復されますようお祈り申し上げます。

2010/9/12 週報メッセージ

   敬老の日を迎えるにあたって
                                                                                                         朝位 真士
 「老い」を感じる時期は人によって違います。ある調査では、自らの「老い」を自覚するのは60歳から69歳の人で38%、80歳以上になると54%と増加しますが、85歳以上になっても自分は中年だと思っている人が
37%、まだ自分は若いと思っている人が11%もいると言われています。
 
 ○漫然と死を待つ老いであってはならない。
  生かされている一日一日を充実して生きたいものです。
 ○「老い」の生活の中心はキリスト。
  「老い」の生活の中心は召してくださったキリストです。このキリストに従い、キリストを見上げて生きるという
 ことが「老い」を支えてゆくのです。長い人生経験のなかで、だれも味わったことのないさまざまな苦悩や失敗
 や挫折を通して、信仰を貫いてきた歩みの跡を顧みるとき、若い人々に語ることが多くあるでしょう。
 ○老人の総合的な判断力、豊富な経験は多くの人々の励ましとなる。
  多くの試練の経験をもちながら、それに耐えて生き抜いた人々の経験は、多くの人々の励ましとなるので
 す。 「老人」が世話になるだけの存在としてではなく、人間として成熟した者としての良い面を後世に残す者と
 して生きることが大切ではないかと思うのです。
 
 老人になってくるとだんだん交わりがなくなります。そして孤独になります。もちろん神様と毎日交わっている方も多くおられると思いますが、教会での交わりは孤独を癒します。私もなるべく老人の方々を訪問いたしますが、もう少し機能的になればと思っています。教会でもチームを作成して周期的に訪問し、主にある交わりを深められると感謝だと思います。高齢化の波がおしよせてくるこの頃、本当に主にある交わりの重要性をひしひしと感じています。

2010/9/5 週報メッセージ

   下半期を迎えて
                                                                                                         朝位 真士
  「わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものではないことが明らかになるために」(Ⅱコリ4・7)
 右の聖句は、2010年に与えられたものです。私たちは土の器の中に宝という福音、イエス・キリスト様を入れています。2010年度も上半期を終えて下半期に入ろうとしています。今年は1月にY長老、6月にT姉、7月にK姉が召天され、その他にも求道者の方が数人召天されました。また桜ヶ丘教会に68歳で神学生として来られていたS牧師など、公的・私的の関係者が召天されました。
 さて8月は諸集会(夕拝、信仰講座、例会)が休会していましたが、9月から再開されます。下半期の予定を列記すると、10月に三軒茶屋教会のK牧師を迎えての特別礼拝、11月7日(日)には召天者記念礼拝、12月19日(日)クリスマス・チャペルコンサート。B先生夫妻のチェロ演奏とメッセージは今年で12回目になります。ますます地域に開かれた教会となるよう、音楽とクリスマスメッセージに期待しています。12月24日(金)午後7時からクリスマスイヴ集会で、音楽(ピアノ演奏)とメッセージ。1月1日(土)元旦礼拝(予定)、2日(日)礼拝ならびに首都圏新年聖会(予定)、2月27日(日)教会総会(予定)。
 私個人としては、2011年1月9日(日)米子教会の礼拝、1月10日(月・祝)山陰聖会の御用2回を予定しています。どうぞ皆様お祈りしてくださり、秋冬の戦いに勝利しましょう。

8月最後の礼拝の後で

イメージ 1写真:8月29日礼拝お花
 
 本日も灼熱の夏を思わせる残暑の中、8月最後の礼拝となりました。
 どのように自然が変化し、私達の心が動こうとも、主の御臨在の確かさを確信し、小さな歩みの一歩を喜びをもって踏み出し、今週も過ごして行きたいものです。
 
 来週9月5日(日)は、礼拝後に、ミニバザーを桜ヶ丘教会で開催します。売上金は、会堂補修積立金となります。
ミニバザーのご奉仕の方々、ありがとうございます。
 
 また、昼食のサービスがまた来週から始まります。ご奉仕いただいているM姉妹、T姉妹に感謝申し上げます。1食300円の一部は、会堂関係に献金させていただいています。
 
 こうして、みんなで、チャペルをこよなく愛することは、なんと素敵なことでしょう。

2010/8/29 週報メッセージ

   日本伝道の幻を語る会
                                                                                                        朝位 真士
  去る8月23日(月)~25日(水)まで、市川サンシティホテルでキリスト伝道会主催の集会が開催された。今回は3人の講師であった。S師は16歳で受洗し、学生時代タイ国でのキャンプで宣教師になるビジョンが与えられ、OMFを通して1995年カンボジア宣教師となられた。2008年4月よりOMF総主事となり、宣教師をサポートする働きをされている。J師は日本の神学校を卒業し、9年間日本で働いて渡米し、1991年、プリンストン日本語教会を開拓。1996年、ニューヨーク日本語教会を開拓。2000年、ワシントン・アライアンス教会を開拓。ワールドワイド日本語ミニストリーの代表を務めておられる。F先生は医者であり、ご自身も大病(ガン)をされ、治癒されて世界に信徒伝道者として奉仕された。尼僧からキリスト者へなられた話は有名で、本も多数出版されている。
  今回のテーマは「実を結べ一千万救霊ー世界と結べ日本宣教」で、2泊3日の集会であった。参加者は約55教会120名で、献金総額は1、336、177円であった。今回の特色は外国からの講師と、ご自分も大病された医者の証しであった。人数的には昨年より少数であったが、世界宣教のビジョンに燃やされた。私は実行委員の一人として事務局の手伝いをしながら、全国から来られた先生方、信徒の方々とのお交わりができたことは、大変有意義であった。
  2011年は8月22日(月)~24日(水)、市川サンシティホテルで開催される。どうぞ祈り、参加してください。

猛暑の夏8月を乗り切る

イメージ 1(写真:8月22日礼拝のお花)
 
 本当に暑い夏です。
 H姉妹が、体調を崩されたとうかがいました。
 回復までにお時間がかかるかもしれないと言うことですが、ご本人は、一日も早く礼拝に出られるようにと願っておられるとの事です。
 
 そのほか、M兄弟は、夏風邪をひかれて、2週間礼拝をお休みされています。
 
 様々な理由でご出席できない方のためにも、ご健康が守られますようお祈りいたします。
 
 さて、本日8月22日の礼拝で、力強い朝位牧師のお話をお聞きし、気を引き締め、主に感謝をこめて、今週も、生活しようとと思いました。
 夏の朝、白い雲、青い空、夕刻の風など、暑さの中にも、自然の息吹を感じながら。

2010/8/22 週報メッセージ

   S師の召天に際して
                                                                                                         朝位 真士
 昨年の5月より今年の8月まで、わたしの知る限りでは10人近くの方々が天に召された。その中の御一人がS師である。8月12日(木)午前4時57分、聖ヨハネ会桜町病院で召天された。8月14日(土)午後1時、教団K教会で告別式が行われた。わたしは同労者として式に出席した。略歴によるとS師は1929年11月16日F県で誕生され、5人兄弟の3番目で、父親が35歳で召天された。苦学をして夜学の高校に行き、その後東京の大学に進学され、卒業後一流企業に就職し、管理職で退職された。65歳でクリスチャンとなり、68歳で神学校に行き、72歳で伝道者になり、S教会の牧師となった。熱心に牧会に励んだが数年前病気になり、3ヶ月前、余命2ヶ月と言われ、前記のホスピス病棟に入院された。私共の教会には神学校1年生のとき派遣された。非常に明るい人柄であり、健康に関することには最善の手を尽くしていた。S体操という独特の体操をしていた。会うといつもニコニコ、笑顔の絶えない人であった。キリスト教と出会う前は、あらゆる宗教遍歴があったようだ。しかし入信して献身してからはキリスト教一筋であった。
 わたしは彼のことを考えると、マタイ20章1~16節の「ぶどう園の労働者」のたとえを思い出す。夕方5時に雇われた労働者が、ぶどう園の主人から最初に賃金を与えられた。「後にいる者が先になり、先にいる者が後になる」とあるごとく、先生は短いクリスチャン生活であったが、召される前、特に1~2ヶ月は、見舞いに来た人々に多くの慰めと祝福を与えたのではないかと思う。
 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(Ⅱコリント4・18)
 御遺族の上に神の祝福と慰めを祈ります。

2010/8/15 週報メッセージ

   ヤベツの祈りから学ぶ                                                                 
                                                                                                         朝位 真士
 「『どうか、わたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください』と祈ると、神はこの求めを聞き入れられた。」(歴代誌上4章10節)
 岸先生の解説によると、「ヤベツの祈りは、罪と死の悲しい連鎖の中から、救い主イエス・キリストを待望する叫び、信仰の叫びである」ということである。「わたしを祝福して」はキリストによる祝福である。罪の赦し、永遠の命、聖霊の証印によって神の国の相続者とされる祝福である。「わたしの領土を広げ」は、ペンテコステの聖霊により誕生する新約時代のキリストの体なる教会が取り組むことになる世界宣教。ヤベツの祈りは、家族、親族、友達、同僚、そして地の果てまで、キリストの体なる教会の地境が拡大することを祈り求める預言者的祈りである。
 「御手がわたしと共にあって」は、新しい時代の聖霊を求める祈りである。ヤベツの祈りは「世の終わりまで信じる者とともにいてくださる、内住の聖霊、キリストの不変の臨在」を求める祈りである。「災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください。」宣教には苦難が伴う。証には迫害が伴う。信仰人生は試練との戦いでもある。ヤベツの祈りは、勝利者キリストへの信仰から出る預言的期待である。そして世界宣教に向かう教会が、悪から守られることを求める祈りである。これらすべての祈りは、キリストの到来において、その十字架と復活、ペンテコステの聖霊降臨によって、すでにそこに、過去のこと、そして現在のこととして、実現、成就しているのである。
 ヤベツの祈りに対して、神様はヤベツの生涯の中で答え、大いに彼を祝福し、彼の地境を広げ、災いから彼を守られた。