
いつのまにか秋に

敬老に感謝する
朝位 真士
今日の礼拝において、75歳以上の教会関係者のためにお祈りさせていただきます。
ところで「感謝」ということについて考えてみましょう。キリスト教大辞典によると、感謝は神の民の最大の特質の一つです。聖書全体は、生ける唯一の真の神とそのみわざに対する感謝に満ちあふれています。旧約聖書では、特に詩編において感謝が繰り返されており、136編はその代表的なものです。「恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。」(詩136・1)
新約聖書にはいると、感謝の内容がイエス・キリストの「救いのみわざ」に集中します。たとえばコロサイ1章12~14節においては、過去・現在・未来にわたる「キリスト者の霊的祝福」が感謝の理由として挙げられています。キリスト者生涯の美は、神への感謝に満ちていることです。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです」(テサ5・16~18)は、主イエス・キリストにあって神がすべてのキリスト者に要求しておられる最も標準的な勧めです。キリスト者の祈りは、異教的な願い事の羅列ではなく、神とその大いなる救いのみわざを深く瞑想するところから発する感謝に満ちていることこそ願わしいのです。
一人の兄弟のことを証ししたいと思います。私の母教会の兄弟ですが、彼は苦学をしてアメリカ留学し、教会においては伝道部長として積極的に奉仕をされました。週間は商社を経営し、祈祷会(水)と日曜日は1日中主のために時間と財を献げられました。私はその兄弟の生き様を見てクリスチャンになり、彼のようになりたいと祈っていました。彼はいつも「感謝です」と語って、笑顔で主の奉仕をしていらっしゃいました。彼の心の中は、いつも主イエスの愛と恵みで満ちていました。今は天国で主イエス様と多くの聖徒達とともに感謝の賛美を歌っていることでしょう。
10月エリム会による「音楽の集い」についてのお知らせ桜ヶ丘教会「エリム会」は、男女年齢を問わずどなたも参加いただける会です。第5週目の日曜日午後に開催し、お茶を飲みながら様々なトピックのお話や、聖書の学びなどをしております。10月のエリム会では、当教会のピアノ奏者でもある山口夏実さんに、ボサノバの音楽を演奏していただくことになりました。「音楽の集い」ということで、興味のある方どなたにもご参加いただけるよう企画しました。ボサノバは1950年代にブラジルのリオで生まれた新音楽ということです。リオ五輪の年に、是非、ボサノバの音楽に触れてみませんか。
なお、演奏前に朝位フミ子牧師による「教会音楽の歴史」についてお話をいただきます。教会で私たちが声を出して賛美の歌を歌うことができるようになった歴史を踏まえ、音楽をお楽しみいただければと思います。<桜ヶ丘教会 エリム会>山口夏実さん・犬塚彩子さん(ボッサ・エテルナ)によるボサノバブラジル・ポルトガル語の歌声に、ギターとピアノで奏でる甘く爽やかなボサノバの音色、ブラジル音楽の神髄を追及するボサノバデユオ による音楽のプレゼント(ボッサエテルナのお二人を紹介します)
犬塚彩子さんの紹介:愛知県岡崎市出身。ファッションの学校を卒業してから独学で歌い始め、ソ ウル、ロック、ジャズを経てボサノバ・ギター弾き語りとたどり着く。
山口夏実さんの紹介:3歳よりピアノを習い始め国立音楽大学教授児玉氏に師事。クラッシク音楽を学びながらポップス音楽にも親しむ。キリスト教系学校の関係から教会で奏楽に従事。開催日時:2016年10月30日(日曜日)13時30分~参加費:500円(茶菓・資料代等)場 所:桜ヶ丘教会