2016/9/4 週報メッセージ

   「教会存続の危機」を感じて
                                                                                                       朝位 真士
 
 上記のテーマがキリスト教会の中で記事となることが多くなりました。桜ヶ丘教会も現住陪餐会員の半数以上を天国へ送り、礼拝出席も大変厳しい状況になり、それに比例して財的にも厳しい状況になってきました。高齢化と受洗者の減少もあります。
 「教会に人が来ない」という事実に対して、その原因をどうとらえるのか。大切なことは、その原因が教会に来ようとしている人の側にあるのではなく、教会の側にあると自覚することです。日本キリスト教団の信仰告白は変わりませんし、変える必要もありませんが、教会のあり方は変える必要があるということ。そのことに真剣に取り組む時代が来たのです。当教会では、まず一つの変化として教会の看板を新しくしました。教会の行事等を入口に掲示して、集会の内容を外部にお知らせします。成果はすぐに表れませんが、少しずつ外部の方々が気づいて下さると思います。次に、誕生月の方へカードを出します。また教会に来られない高齢の方のために、教会員の有志の方々と主張聖餐に出かけています。
 もちろん、基礎となる四つの習慣が必要です。①御言葉と共に過ごす時間を持つこと。「私の言葉にとどまるならば、あなた達は本当に私の弟子である。あなた達は真理を知り、真理はあなた達を自由にする。」(ヨハネ8・31~32)②「祈り」(ヨハネ15・7~8)③「定期的/定額的な献金」④人々と交わりを持つこと。(ヨハネ13・34~35)「み言葉」と「祈り」は神様と共に過ごす時間、「献金」と「交わり」は人間関係を表します。人生の主要な要素、「時間」「お金」「人間関係」において、神を第一とすることを学んでいくことが大切です。