ある神学校入学式に列席して
朝位 真士
4月7日、午前10時30分、T神学校の入学式があった。10代~
60代とバラエティに富んだ年齢構成で、男性4人、女性1人。主婦、
勤め人、学生と、これもいろいろである。
今回、S校長のメッセージは、イザヤ6章1~13節、「私を遣わし
て下さい」という題であった。まず序論で東日本大震災の状況にふれら
れ、ご自分の教会も被災地の一つとして実情を証しされた。
メッセージの内容は、イザヤ時代の歴史的背景を語り、イザヤの召命
をご自分の献身の時とオーバーラップしながら語り、現代社会における
出来事を語られた。その中で、人間の内に宿る罪性(罪)について具体
的に語られた。私たちは皆、神の前には罪人であり、主イエス・キリス
トの十字架の死と復活の力によらなければ救われないのだということを
力強くアピールされた。3つのポイントから語られた。①神の聖なる臨
在にふれる。イザヤの召命を通して。②主よ、いつまででしょうか。苦
しみの信仰が深められ、救われる。③きよめの体験をすることが大事で
ある。特にクリスチャン生活の基本であるということを力強くアピール
され、入学者5名のみならず出席者全員に深い感動を与えた。
主よ、入学者全員に献身の生涯を全うさせてくださいと祈る気持であ
る。
2011/4/3 週報メッセージ
新年度を迎えて
朝位 真士
2011年は、テサロニケの信徒への手紙一、5・16~18「いつ
も喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。
これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられる
ことです」という御言葉が与えられ、「喜び、祈り、感謝せよ」という
目標でスタートしました。今年は二人の方が1月と2月に召天されまし
た。しかし長年の祈りであった会堂ローンを、昨年12月に完済しまし
た。あとは会堂補修の課題が残っています。
2011年度の宣教方針は桜ヶ丘教会の原点に戻ります。
(1)個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に
積極的に参加しましょう。
(2)全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも
家族も救われます」(使徒16・31)の御言葉を信じましょう。
(3)個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、教勢倍
加と礼拝出席者増加、受洗者が3名以上与えられるように祈って
ください。
イースターの4月24日(日)には教会総会も開催予定です。祈って、
桜ヶ丘教会の主の業に全員が参加して、前進していきたいと祈る次第で
す。
神様の試練
東北関東大震災被災地におかれまして2011/3/27 週報メッセージ
朝位 真士
3・11の東北・関東の大震災で大きな被害にあわれた方々が一日も早く復興・回復できるよう心からお祈りするものです。私は最近右の御言葉が強く心に響いてまいります。人間が生きながらえて、あの事もこの事もしようと望んで計画を立てると、それがすべて実現するものではありません。自分の計画の準備不足、努力の欠乏、怠慢による失敗などが原因することもありますが、いっさいが神の計画におかれているのであり、神を信じる信仰に立脚するということが仕事の前提条件であらねばなりません。この言葉ように「主のみこころであれば」との祈りと信仰とによって計画されたものにも失敗はありえます。しかしいっさいにおいて働く神を信じる者は、「主のみこころ」としてこれに服従することができるのです。聖書の最も驚くべき教理の一つは、神が御手の上に無限の宇宙を保っておられるだけでなく、その民の各個に対して一定の計画をもっておられるということです(使徒18・21、Ⅰコリント4・19、Ⅰペトロ3・17)。
今回の出来事で、神が私たちに何を語っておられるのでしょうか。神が愛ならば、なぜこのような悲惨な事をなさるのかと神を疑いたくなるような思いもなくはありませんが、しかし現時点でその解答を見い出すのは不可能なことであると思います。ただ一つ言えることは、神がなさる事柄で無意味なことはないということです。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。……神は真実な方です。……試練と共に、逃れる道をも備えていてくださいます。」(Ⅰコリント10・13)
東日本大震災被災地への思い
3月11日(金)午後に発生した大地震。皆様はどこでどのようにこの地震に遭遇されましたでしょうか。2011/3/20 週報メッセージ
朝位 真士
先日の東北・関東地域のマグニチュード9(震度7以上)の大地震と津波によって、テレビ・新聞・インターネット等で、大変大きな被害を認識した。私共はN神学生の卒業式の最中であった。卒業礼拝での学長の説教中、午後2時40分過ぎであったと思うが、礼拝堂が全体的に大きく揺れてきた。学長のメッセージは続けられ、まさに殉教覚悟の思いであった。学部・大学院の卒業生23名の伝道者には大変印象深い卒業式であったと思う。午後5時過ぎにT大学を後にして、交通が麻痺していたのでバスを乗り継いで京王線の近くの駅まで行き、あとは数十分歩いて教会まで帰った。テレビを見ると大変な場面が写し出されていて、その被害の大きさを初めて知った。被災された方々の一日も早い復興を祈り求めるものである。
最初の御言葉は主の御再臨を預言した聖句であるが、私は主の御再臨が間近いように感じる。私共の信仰を明確にして、花嫁なる教会は今こそ花婿なるキリストを迎える準備をさせていただこう。
2011/3/13 週報メッセージ
T神学校卒業式に出席して
朝位 真士
過ぐる3月4日、我が母校T神学校の卒業式にフミ子牧師と出席した。出席者は90名余であった。
教団認可神学校として2名の卒業生が与えられた。二人共女性であり、一人は60代の主婦で、一人は30代。司式は神学校教師S牧師、奏楽はF牧師、説教はY牧師であった。聖書はⅡコリ3三・4~11、「栄光に満ち溢れる務め」という題で、力強いメッセージ。84歳を超えておられる現在も神学校教授、現役牧師、牧会者として働いておられ、伝道者としての60年の生きざまが語られた。
祝辞は教団議長I牧師で、ご自分の立場から、教団は伝道する教団でなければならず、牧師も信徒も一丸となって主のために宣教の業を果たさなければならないと語った。先生が神学校卒業時に遣わされた教会は、人数的にも財政的にも今にもつぶれそうであった。しかし先生はそこで主を信じて戦い、次の教会、現在牧会されている教会で三十数年良き牧会をされている。これはみな神様と信者の祈りと助力によるものであるということを、ユーモアを交えて語られた。苦労された人にしか語れない生きたメッセージを伝えてくださった。60代の卒業生はガンという病魔と戦いながらの3年間であり、若い卒業生も親子関係の修復の中で将来を祈りつつ献身した。両親の跡を継いで献身して4年間、学びと訓練に励まされた証しが強く胸を打った。
ちなみに私は1975年3月にT神学校を出て、地方で19年間副牧師として主任に仕え、現在18年目の桜ヶ丘教会で家族あげて牧会と宣教に仕えさせていただいている。桜ヶ丘教会の2011年の宣教活動のために祈りつつ、主の戦いに参戦したく思う。感謝!!
2011/3/6 週報メッセージ
朝位 真士
過ぐる2月27日礼拝後、無事教会総会を終えました。現住陪餐会員51名中25名出席、委任状13通、合計38名で、議長より総会成立が宣されました。
議題1、2011年度宣教方針、議題2、2011年度一般会計予算、議題3、役員選挙、議題4、その他。私が議長席につき、議事を進行しました。途中、K役員に議長を交代しました。
2011年度に与えられた御言葉は、Ⅰテサロニケ5・16~18、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられることです。」
2011年度の宣教方針は「桜ヶ丘教会の原点に戻る」。①個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に積極的に参加しましょう。②全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16・31)のみことばを信じましょう。③個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、受洗者が3名以上与えられるようにお祈りください。会計の上にも神の祝福と恵みをお祈りしてください。
2010年度桜ケ丘教会第2回総会を終えて
写真:K/Kさん提供2011/2/27 週報メッセージ
神学生時代の想い出を語る
朝位 真士
「すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい。聖なる
生活を抜きにして、だれも主を見ることはできません。」
(ヘブライ12・14)
私は1975年(昭和50年)3月に東京聖書学校を卒業し、K教会
で副牧師として19年間開拓伝道に家族で関わった。1994年4月、
桜ヶ丘教会に赴任し、今日まで神様の恵みの中に来ている。
在学中4年生のとき、A教会派遣で楽しい最終学年を過ごさせていた
だいた。早天祈祷(5時半)・食事を終えてA教会に7時半過ぎに到着
し、CS3~4年生の子供達に出迎えらた。当時の分級には2~30人
の子供達が来ていた。その中の数人は今も教会の中心として活躍されて
いる。ホ群互助委員会の帰りに、その一人の役員さんの家庭に立ち寄ら
せていただき、御主人、奥様、息子さんと昔話に花が咲き、三十数年前
の青年に戻っている自分を感じた。その家庭には子供達が5人おられ
て、それぞれ独立して生活をされている。ある人は献身されて東京の教
会の牧師になられ、ある人は着実に教会生活を送っておられる。私はそ
の家族と話しながら、神様の恵みの素晴らしさに感動した。神様は真実
に誠実に仕えた人には、試練も与えられるが、祝福も与えてくださると
いうことを、その家族の証しを通して教えられた。感謝!!