天のとびらを開く
朝位 真士
私は最近ハ・ヨンジョ牧師の『祈り・天のとびらを開く』を読んで大変恵まれました。先生はその中の「あなたにも祈れます」の中で、「一、祈りは私たちのライフ・ラインです。二、祈りは神と私たちをつなぐ無線機です。三、祈りとは神と日常の出来事を話すことです。四、祈りは祝福の通り管です。五、偉大な働きの背景には祈りがあります。六、祈りは自分のためのものではありません。七、力ある祈りとは聖霊が導かれる祈りです。八、とりなしの祈りはこの世で最も尊いことです」と語っています。「なぜ祈らなければならないのでしょうか」の中では、「一、神に会うためには祈らなければなりません。二、祈らない信仰はにせ物です。三、祈らなければ人を傷つけます。四、祈りは愛の証拠です。五、イエスが祈られるので、私たちも祈るのです。六、祈るときにイエスの慰めを経験します。七、祈りの生活の成功が人生の成功につながります。八、教会は祈りの家です。九、宣教も教会開拓も、祈りによります。祈る人は危機のときにも揺るがされません」と語り、「祈りは力です」の中で、「一、祈るときに神の摂理を知ります。二、祈る人はこの世のことに縛られません。三、祈りは理性と不信仰を超えます。四、祈る人は歴史を動かします。五、つたない祈りでもかまいません。六、最悪の状況の中でこそ祈る時です。七、祈りの秘密を知る人が神の子どもです。八、祈りは自我に打ち勝つ秘密兵器です。九、祈るとき、私たち自身が変わります。十、信仰の祈りは神を動かします」等と書かれていました。
ハ先生は、8月2日、65歳の生涯を全うして天国へ旅立たれました。先生はラブ・ソナタを全国で開催され、自費で日本の救霊のために命を捧げた愛の人、祈りの人、実践的な牧会者であり、霊的な著書も多数あります。本当に惜しい人を天国へ送りました。神に栄光あれ!!
「旧週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ
2011/8/14 週報メッセージ
礼拝者の心得
朝位 真士
8月1日~2日、最寄牧師会で各教会(M、KK、KM、S、SK、C教会)の近況を語り合い、学びの時をもった際に、KM教会の「礼拝者の心得」という手引きが私の心に大変強くとどまったので転記します。
礼拝者の心得 ー 教会の礼拝は、聖書に示された神とイエス・キリストを、神の民の共同体として礼拝する時です。教会は、初代教会時代から今日まで、主日ごとに礼拝を守り、代々の教会員はその礼拝に加わることを、信仰生活の基本としてきました。その重要な礼拝を守る上で、以下の事柄を心にとめましょう。
(1)礼拝のために祈りましょう ー 礼拝のことを祈りおぼえることはキリスト者にとって基本的なことです。
(2)礼拝に遅れないようにしましょう。
(3)前から順に座りましょう。
(4)聖書朗読や祈りの間は、礼拝堂の入口でお待ちください。
(5)感謝と献身のしるしとして献金を捧げましょう。ー献金は、神様とご自身を十字架によってお与えくださったキリストに対する感謝の献げものです。献身のしるしとして、祈りつつ心を込めて捧げましょう。
(6)アーメンと唱和しましょう。ー「確かにその通りです」という意味です。
(7)聖書と讃美歌(聖歌)はもとの場所に戻しましょう。
(8)お子様は、遠慮なくお連れください。
私はこの「礼拝者の心得」を改めて読み直して、礼拝に対する気持ちが変わってまいりました。1週間、本当に神様のお助けとお守りがなければ、礼拝に出席することができません。「兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそあなたがたのなすべき礼拝です。」(ローマ12・1)
2011/8/7 週報メッセージ
牧会雑感
朝位 真士
「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。」(Ⅰペトロ4・7~8a)
最近は自然災害が頻繁に起こっています。地震や、台風の影響による大雨洪水、土砂崩れ、川の氾濫など不安要素が多くあります。私は最近一つの小冊子に出会って大変感銘を覚えています。その名は「人生の基盤が揺るがされる時」で、著者は神田英輔先生(前日本国際飢餓対策機構総主事)です。先生は東日本大震災の大地震・大津波発生の様子を現地視察に行かれ、この小冊子を書かれたようでした。その中で「安全が崩れ去った」と語っており、「安全志向」の裏にあるものは不安・恐れであると言っています。「日本研究の大家リチャード・サムエルスは『不安・恐れの心』が日本社会を動かす基本的な力であると結論づけている」と語り、「この時、新たな生き方への飛躍は安全志向を超えるもの、愛である」と語っています。そして、「大胆な生き方への転換は『創造主である神』を信じて生きることであり、その幸いを味わうことはなんと素晴らしいことでしょう」と語っていました。信仰をもつことによって労苦がむだにならないと、聖書の引用がなされていました。
「私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」(Ⅱコリ15・59)
「主のわざ」とは何か。「あなたがたが神が遣わした者を信じること。それが、神のわざです。」(ヨハネ6・29b)
是非皆様この冊子を手に取ってお読みくださり、他の人にもお渡しください。無料(献金)です。私はこの年、このトラクト三百五十部を配布するつもりです。お祈りください。
2011/7/31 週報メッセージ
ホ群首都圏夏期聖会に出席して
朝位 真士
第22回(通算58回)ホーリネスの群夏期聖会が、7月25日~27日まで、ハートピア熱海で、首都圏ホ群22教会、神学校、73名出席で開催された。今年の主題「あなたがたは聖なる者となりなさい」(Ⅰペトロ1一・16「『あなたがたは聖なる者となれ。わたしは聖なる者だからである。』と書いてあるからです。」)のもと、5回の聖会、聖化講演、早天祷告会、2回の分団が行われた。
聖会Ⅰでは、Y牧師がⅠペトロ1章を通して「賛美と命令に生きるキリスト者の生き方」と題して語られた。まずペトロの手紙一の全体的な緒論で、特にキリスト者達が試練の中にあるにもかかわらず、主なる神の恵みを味わい知り、信仰に堅く立ち、善を行い、励ますために書かれたことを述べられた。教会のメンバーがただキリスト者であるという理由で意地悪され憎まれることに対して、苦難のキリストの模範を示して試練に耐えるように勧めています。
聖会ⅡではO牧師がペトロ二章より「聖なる者となるために、慕い求めなさい。主のもとに来なさい」と語られ、聖会Ⅲではペトロ3章より「弱い者に対する配慮」、特に妻に対する配慮を強く訴えておられました。また震災にあわれた教会の被災状況を生々しく語られました。
聖化講演では、Y牧師が「聖きに生きる」というテーマで、学識高い内容のレジメを用意してくださりました。聖会Ⅳでは、ペトロ4章を通して、終末期に生きるキリスト者の生き方を詳しく語られました。「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず心を込めて愛し合いなさい。」(7~8節)祈り、愛し、賜物を用いよというメッセージに強く反応がありました。
私の担当した聖会Ⅴは、皆様がお聞きになっていますので、割愛させていただきます。
2011/7/24 週報メッセージ
朝位 真士
先週の礼拝の報告の後、全員で1分間黙祷をするようになり、あまり祈りに慣れておられない方はとまどいを感じておられることと思います。祈りとは神と人間との対話であり、秘義に属するものであり、不可能と見える祈りを可能にする背景は聖霊のお働きであり、神の一方的愛にほかなりません。そして祈りは神に対する最大の行為です。
祈りの形態は、①密室の祈り(個人での祈り。毎朝そして就寝前少なくとも10分は一人で神の前に静まり、神との語らいが必要です。)②協同の祈り(共通の祈りの広場に持ち出されて協同の祈りとなります。)③公同の祈り(祈りの代表性・とりなし性を意味するものです。教会の公同礼拝では、牧会祈祷がささげられます。公同の祈りでは、祈りのための準備が必要であって、行きあたりばったりであるべきではありません。)④特殊な場合の祈り(臨終に立ち会ったときとか、結婚・出産・葬式、その他精神的また経済的危機にある人のための祈りなどです。)
祈りの態度。祈りはおろそかにされています。日本の教会では祈祷会をしていないところが多くなっています。
教会や信徒のあらゆる問題は、祈りをおろそかにしているところから起こると言ってもよいくらいです。ある人は祈りをおろそかにしていることを合理化しようとして巧みな理論を立てます。しかし結局のところ祈りが実行されず、祈祷会が振るわない最大の理由は、本当に祈りは聞かれるということに確信と経験がないからでしょう。聖書の中には
2011/7/10 週報メッセージ
朝位 真士
福島で被災された教会のS牧師の著書『流浪の教会』、『順風よし、逆境もまたよし』、『「苦しみ」から生まれるもの』等を読み、また本人の被災前後の体験を聞き、非常に大きな感動を覚えた。先生は、福島の原発近くに5つの会堂を30年近くの間に建設された。特に2009年には100年先を見据えた会堂建設をされた。しかし、2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9の巨大地震、津波、原発放射能汚染が発生して、教会付近一帯は立入禁止となり、約60名の信徒と流浪の旅が始まった。現在も続いている。先生は『流浪の教会』の中で次のように述べています。
私たちは今すべてが剥ぎ取られ、日常の一切が無くなりました。そして必要なものはそんなにたくさん無い
2011/7/17 週報メッセージ
朝位 真士
先日の役員会で、教会はもっと祈りの時を持ちたいという提案がなされ、全員が祈れる時は何時かという話し合いがなされ、礼拝の報告の後に全員で1分間黙祷をしましょうということになりました。
さて、祈りとは何でしょうか。聖書事典を引用すると以下の通りです。
なく、対話であることが重要である。神は、人間に祈ることをまず求められる。「わたしを呼ぶがよい。苦難
の日、わたしはお前を救おう」(詩50・15)と叶えてくださる方でもある。
旧約には多種多様な祈りが含まれる。内容は賛美、感謝、懇願、嘆き、罪の告白など様々であり、個人の祈
りもあれば共同体の祈りもある。
新約には、特に福音書の報告によれば、イエスは祈りの人であった。しばしば一人で祈られた。イエスの祈
りの例として、マタイ11・25~27、ルカ10・21~22における祈り、ゲッセマネにおける祈り(マタ27・46、マ
全員で祈ると同時に、個人の密室でも祈っていただきたいと思います。一人一人の霊性向上と教会全体の霊性向上を祈ります。
2011/7/3 週報メッセージ
牧会雑感
朝位 真士
「人間の心は、自分の道を計画する。
主が一歩一歩を備えてくださる。」(箴言16・9)
私は1961年12月24日に北九州復興教会山中日出刃牧師により受洗した。18歳の多感な青年であった。以来今年で50年目を迎える。
1969年にサラリーマンとして東京勤務になり、淀橋教会、小原十三司先生、峯野龍弘先生の指導を受けて東京聖書学校に1971年4月入学して、1975年3月卒業した。信徒伝道者として3年間過ごし、1978年准允を受けて伝道師となり、1981年按手礼を受けて牧師となった。北九州復興教会の副牧師として19年間、3人の主任牧師(山中先生、原田先生、三枝先生)に仕え、1994年、桜ヶ丘教会に西海静雄先生、満希子先生の後任としてフミ子牧師とともに赴任した。1997年、新会堂が与えられて、多額のローンも信徒の方々と求道者の方々、朝祷会、教団、地区、ホ群の方々のお祈りと支援により完済させていただいた。その間、教会関係の30名近くの方々の告別式の司式と、数件の結婚式の司式をさせていただいた。
最近うれしいことが一つあった。息子の憲義兄が献身し、神学校を卒業して神奈川教区で准允を6月25日に受けた。現在神奈川教区の藤沢教会の伝道師として奉仕している。私が准允を受けて33年目に、当時幼児であった息子が献身して伝道者の道を歩み出した。親バカかもしれないが正直うれしいことであると同時に、彼が伝道者の生涯を全うできるよう、皆様の祈りを切に要望したいと思う。一人でも救われる人が与えられることを祈る。
2011/6/26 週報メッセージ
2011年ホ群年会に出席して
朝位 真士
主題「ホ群教会の伝道と進展」 副題ー福音を恥としないー 「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシャ人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。」(ローマ1・16)
6月20日(月)~21日(火)迄、ホ群年会が開催された。今年は、3月11日の震災のため年会が延期短縮された。正議員153名と准議員38名のメンバーで、正議員95名の出席で総会が成立した。
2日間の短縮年会であったが、内容の濃い年会であった。開会礼拝、事務会Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。派遣式では8名の先生方がそれぞれの任地に遣わされた。追悼式もあり、3名の先生方が追悼された。事務会も多くの議題が審議・議決されたが、特に目立った内容は第9号議案で、東京聖書学校施設拡充の件が審議・可決したことである。概算として、チャペル他既存部分改修2千万円、増設部分6千万円、設計料その他1千万円、合計9千万円の予算で、東京聖書学校施設拡充基金から3千万円、ホ群諸教会からの募金3千万円、東京聖書学校吉川教会から3千万円(20年かけて献金)。ただちに建築委員会(仮称)を組織し、募金や細かな諸判断・執行の責任を担っていく。
次に第12号議案として、互助部に「東日本大震災義援金」指定の窓口を設ける件が可決された。日本キリスト教団も全国募金として10億円の目標をたて、7月から支援委員会を設置するようであるが、ホ群としても少しでもお役に立ちたいと願い、献金を集めることを決定した。
この年会は今まで出席した30数回の中でも大変印象深いものとなった。特に東日本大震災が起こった後の年会であったので、今後の私の牧会活動に大きなインパクトが与えられた気がした。
2011/6/19 週報メッセージ
福音宣教の使命
朝位 真士
ペンテコステ礼拝が12日もたれました。私はこの際に今年の宣教目標である三つのことについて確認したいと思います。
(1)個人信仰の確立 まず基本生活の確立。毎日聖書を読む(「アパ・ルーム」、「信徒の友」教団日課、各自の霊想書)。祈る(月1度は毎週木曜日午前6時半の早天祈祷会、午後7時半の祈祷会に出席)。礼拝(毎週日曜日午前10時半)並びに各例会(ホープ会、婦人会、青年会、エリム会、ふれあい会)出席。
(2)全家族の救い まず基本は祈ること。
(3)個人伝道による教勢倍加 まず自分自身の救いの確立を目指すことにより、自分なりに伝道方法(友を導く、電話、教会週報、特伝案内、訪問、手紙、インターネットのブログを利用等)を考えて実践する。教会はイエス・キリストの体であると共に、皆様方一人一人のものです。一人一人が積極的に喜びと祈りと感謝をもって福音宣教をさせていただきましょう。
次に2011年後半における特別集会のご案内をさせていただきたいと思います。
7月31日(日)、教団東調布教会牧師の湯本春実先生による特別集会があります。
10月30日(日)には、仏教僧侶からキリスト教牧師になられた松岡広和先生による2回のお話(朝10時半の礼拝と午後の講話)を予定しています。
9月25日(日)午後2時半より、キリスト伝道会東京地域主催のチャペル・コンサートが行われ、ナザレン青葉台教会牧師の江上環先生をお迎えしてのメッセージ、黄氏のチェロ演奏、小西優子先生のピアノ演奏があります。
12月18日(日)、クリスマス・チャペルコンサートでベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えします。 どうぞ祈って、ご出席ください。