「週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ

2020/7/26週報メッセージ

ホ群常任便り2号

朝位 真士 

  ホ群委員長の横山基生先生より送られた「常任便り2号」を抜粋して記載します。

 1.弾圧記念聖会-6月26日で78年目となる。特別の礼拝を守ってほしい。

 2.アンケートの結果-5月15日付の「ホ群常任便りⅠ」での新型コロナウイルス感染の影響に係わるアンケートは37教会から回答あり。①ほとんどの教会において4月から5月末まで礼拝や祈祷会が自粛された。②自粛中にオンラインによるライブ中継ができたところと、設備等の不足でできなかったところに分かれた。オンラインでできても、スマートフォン等を持っていない方へは、文章での説教送付等がなされている。③経済的には、今後どうなるか不安を覚えている。礼拝が通常になっても献金収入が例年と同じ程度に回復するかは未知数と感じているところが多い。ホ群としても支援方法が決まり次第、別途連絡させていただく。④ホ群への要望として挙げられた項目の多くは、IT関係に対する支援であった。ホ群の全ての教会がしっかりとオンラインで繋がる必要性を覚えた。人的・財的支援を秋のセミナーに向けて具体的に行っていきたいと願っている。

 3.オンラインホ群員会-オンラインでホ群員会を会議ソフトZoomを用いて開催した。

 4.秋のセミナー開催形式の変更-10月6日(火)のみオンライン形式。10月5日(月)・6日(火)に予定していたホーリネスの群信徒・教職共同セミナーは、開催形式を大幅に変更。そのため日程は10月6日(火)だけとし、地域毎に集まれる教会の方々は集まっていただく等をして、できるだけ多くの方々をオンラインで結びたいと願っている。現在ITの設備が不十分な教会には、10月までにホ群からの支援のもとオンラインで繋がることに尽力したいと願っている。

 5.2020年度ホ群年会の開催形式の変更と各種献金のお願い。①弾圧記念献金(予約78万円)。②東京聖書学校予約献金(予算400万円)。

2020/7/19週報メッセージ

終末の徴

朝位 真士 

  マタイ24章7~14節に「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起きる。しかし、これらすべて産みの苦しみの始まりである。そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のためにあなたがたはあらゆる民に憎まれる。そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そして、御国のこの福音はあらゆる民への証として、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る」と記載されている。

 最近、コロナウイルス感染症流行のため、世界的に多くの感染者、死者が出ている記事が、テレビ、インターネット、SNS等で報道されている。また全国で地震や洪水の被害があり、特に私の故郷、九州では大被害を受けている。私自身、伝道者として四十数年、キリスト者として六十年近くなるが、このような被害を見たことはあまりない。

 毎日報道されるニュースは暗いものばかりである。まさしく終末の徴を予想しているかの如くである。私たちクリスチャンは霊の目を醒ましていなければならない。科学文明は進歩して、子供から大人まで便利な時代になり、インターネット、スマホ、メール等、私の幼い頃には想像もつかないほど便利になった。しかし、人間の心は本当に平安と喜びと感謝に溢れているだろうか。この終末の時代、私は神の御声を聖書から聞く。「悔い改めて、福音を信ぜよ。」私はますます伝道者として、キリスト者として、救われる魂のために時間をかけて祈り、労さなくてはならない。主の再臨が迫ってきていると感じる今日今頃である。皆様は如何お感じだろうか。キリスト者の皆様も、神の御声を聖書より聞いてほしい。

2020/7/12 週報メッセージ

朝祷会の恵み 

朝位 真士 

  私は牧会の助けの一つとして朝祷会(超教派の祈り会)に出席しています。信徒(1961年12月、北九州復興教会の山中日出刃牧師より受洗)の時も、9年間サラリーマンとして仕事に支障のない限り、北九州と東京で早朝七時過ぎからの祈祷会に出ていました。牧師になってからも朝祷会によく出席しています。これが超教派の方々との交わりの原点となっています。

 最近出席した青山朝祷会で、浜田耕司郎牧師の『祈りの道』という御本に出会って、いくつかの感銘を受けました。その中の「神との時間」という項目の中で、「祈」という八木重吉の詩が記載されていました。「ゆきなれた路のなつかしくて耐えられぬように、わたしの祈りのみちをつくりたい」とありました。浜田先生は「私たちが歩んでいるキリスト者の道は、地図にもない未踏の小道ではありません。使徒・聖徒・先輩兄姉らによって踏み固められた大道なのです。それと同じく、祈りの道は主イエスによって切り拓かれた父神に至る道、イエス御自身がそのものでもあります。そして、その道を進む原動力は聖霊である祈りの霊です。」と述べておられます。

 他の箇所では「優先順位」として、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」(マタイ6・33)が紹介され、祈りの習慣をつくることや、神との時間をつくることの大切さを訴えておられます。例話としてアサヒビールの樋口廣太郎兄が出てきます。会社の危機を救うために社長として派遣された時のこと。彼は「主よ、何とかしてください」とは祈らず、「主よ、感謝します。シェアが拡大し、社員とその家族全員が喜んでいます。お客様にも喜ばれています。ありがとうございました」と、既にそうなったこととして祈り続けました。領収書の祈りに徹し、請求書の祈りは一切しませんでした。結果はと言えば、彼の祈りと熱意によって新商品が生み出され、会社の危機は救われ、感謝した通りになったということです。私たちも領収書の祈りに徹しましょう。

2020/7/5 週報メッセージ

あらゆる境遇に処する秘訣を心得ている

朝位 真士 

  パウロのフィリピ四・一三に「わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です」とあります。この箇所について、尾山先生は次のように注解されていました。

これは、生活問題に関する信仰の奥義を体得したということでしょう。富んでいる時には信仰が順調であるけれども、貧しくなると信仰まで貧しくなってしまうという人があります。また、これとはちょうど逆で、貧しい間は信仰が生き生きとしていたのに、富むようになると信仰がなまってくるという人もあります。順境の時には信仰を持っていたのに、逆境になるとへこたれてしまうという人もありますし、逆境の時にはその大波小波を乗りきっていたのに、順境になったら信仰がなくてもやっていけるとでも思っているように、信仰のことなど忘れてしまっているという人がおります。このように、人間というものはどこかに弱点を持っているものです。人生というものは、いろいろな試練の嵐が次から次へと襲ってくるものです。そういう時、貧であれ富であれ、逆境であれ順境であれ、ありとあらゆる境遇に置かれても、これに処する秘訣を身につけるというのが、信仰者の生活なのです。つまり、信仰生活というものは、テクニックで解決していくものではなく、全生活でぶつかっていくものなのです。

 私たち信仰者も様々な問題課題を解決するために、あらゆる方法を見つけようと努力します。確かに人間的な方法で考え、努力することは大切ですが、最終的には凡てのことは神の御手に委ねて、神の最善、万事を益としてくださることを信じて従っていく時に、やがて最善の結果が与えられます。パウロのあらゆる境遇に処する秘訣を得たという信仰、私たちもそういう生き方をしたいものであります。

2020/6/28週報メッセージ

クリストファ・サン師からのメッセージ

朝位 真士 

  台湾を始め福音派の世界で用いられ、日本にも来られて大伝道集会を開催された、エヴァンジェリスト(大衆伝道者)の先生からお手紙をいただきました。その中のメッセージに感動しましたので、その大意を記載します。

 新型コロナウイルスの発生は氷山の一角であり、人類が神の創造の原理に違反した結果が引き起こした問題を記していますとの序文で始まります。この苦難の時代に、私たちは見張りを忘れず、警鐘を鳴らし、祈らなければなりません。第一に私たちは神を求め、イエスの御声と御言葉を聞かなくてはなりません(ヨハネ一四・六~七、マタイ二四・四、五・一一)。聖書を熱心に読むこと。第二に私たちはもっと神を愛することを学ばなければなりません。神から来る愛は、すべての恐れを追い払うことができます。サタンは常に真理を誤解させ、神の意志を行わないように、私たちを欺こうとします。だまされない唯一の方法は、「神を愛する」ことです。神を愛することに集中し、一人ひとりがイエス・キリストを見上げる時、私たちはいのちの光の中を歩くことができるのです(ヨハネ八・一二)。第三に私たちは霊とまことによって神に礼拝を捧げなければなりません(ヨハネ四・二三、一五・七)。第四に私たちは継続的にイエス・キリストの内に留まらなくてはなりません(ガラ二・二〇)。第五に私たちはへりくだって神と共に歩まなければなりません(ミカ六・八)。

 神を求め、真に神を愛し、神に近づき、神に留まり、神と共にへりくだって歩んでまいりましょう。

2020/6/21週報メッセージ

牧会雑感

朝位 真士 

  「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。わたしの僕やはしためにも、そのときにはわたしの霊を注ぐ。・・・・・・主の名を呼び求める者は、救われる。」(使徒二・一七~二一)

 わたしはペンテコステの日(五月三一日)に二人の夫妻が受洗されたことを心より感謝します。コロナウイルス感染症流行による自主礼拝の最中に受洗されました。私の伝道者生涯の中で、いろいろと感動的な場面がありました。人々の不安と恐怖の中で、神様は私達クリスチャン並びに求道者の方々に、まさしくグッド・ニュースを届けてくださいました。

 その感動が冷めやらないうちに、私は月一回の病気治療で、二人の主治医と看護師たちに証しをする機会が与えられました。一人の女医はカトリックの信者で、診察の時は必ず信仰の話で長びきます。私は患者ですが、時々立場が逆転して、ドクターの方が私に信仰のアドヴァイスを求めてこられます。私は牧師として先生のカウンセラーの立場となり、信仰と実社会との関連、家庭的な問題、信仰の話に花が咲きます。私は病気のことを忘れるくらい楽しい一時をもっています。また十数年来の主治医の老医師との会話でも、信仰の話に花が咲きます。ご家族は信者で、先生はまだということですが、大部心が解けて、求道心が与えられています。先生のために祈ってください。私の病気も小康状態です。お祈りください。

2020/6/14週報メッセージ

新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」解除にあたって

                                                              朝位 真士

  教団より5月29日付で報告がありました。

  教団としては4月10日付で「新型コロナウイルス感染拡大防止に関する声明」を公表し、「極力、教会に集めない方法で礼拝をささげることを講じてください」など4項目についてお願いをいたしました。上記の「お願い」については所期の目的を一応達したものといたします。今後、それぞれの教会、伝道所のご判断で、徐々にあるいは段階的に通常の活動の回復をはかっていかれることと思いますが、なお以下の諸点についてご配慮ください。

 (1)第1信でお伝えしましたように3密(密閉、密集、密接)を避ける方法で、礼拝やその他の集会を行ってください。また、換気と消毒にはくれぐれも留意をお願いいたします。

 (2)主日礼拝や大きな集会は、時間差で数回に分散して行うことも1つの方法です。

 (3)これまでのデータから、高齢の方、基礎疾患のある方は、感染によって重症化する確率が高いことが分かっています。体調の変化などがみられた場合は、礼拝などには出席されず、自宅で過ごされることをお勧めしてください。

 (4)今回の感染拡大によって、教会の内外で傷つき、痛みを負った大勢の方々がおられます。その方々への愛の配慮をいたしましょう。

 私はこの報告を聞いて、大変複雑な思いにかられました。たしかにウイルス感染予防に最善の注意が必要です。教会も個々人も必要です。私自身は高齢であり基礎疾患を持っています。私の個人的見解は、主の御用なれば、1日も長く牧会・伝道をさせていただきたいということです。主の御心を祈るものであります。

2020/6/7週報メッセージ

緊急事態宣言解除に想う

                                                              朝位 真士

  緊急事態宣言が四月七日に政府より宣言され、五月二五日に解除されました。世界的な新型コロナウイルス感染症流行のため、必然的な処置とは思いますが、約五〇日間のその期間、世界の多くの感染者、死者のことを思うと、本当に大変な時期でした。勿論、解除されたからといって、未だ感染が終息した訳ではありませんので、なお引き続き互いに注意が必要だと思います。教会の集会、特に礼拝が開催できることを感謝しています。さらに三密と手洗い、マスク、換気に注意したいと思います。 教会はこの期間、自主礼拝、各集会は休会、役員会も総会も延期となり教会行事が大変大きな影響を受けました。また経済的にも大変な痛手を負っています。特に生活に困窮しておられる方には私たちにできるお助けができればよいと思います。自主礼拝の期間、多くの方々が賛同してくださり、自宅で礼拝を守られました。またホームページを開設し、ユーチューブによる礼拝の録画配信を三回程、役員の協力で実行しました。慣れないために大変硬くなり、いつもの礼拝がどんなに重要であるかということを認識しました。この間、二人の姉妹の病気のために祈りの必要性を強く感じています。

 「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えてくださいます。」(Ⅰコリ一〇・一三)

2020/5/31 週報メッセージ 

ペンテコステの恵み

                                                                     朝位 真士

  今日はペンテコステ礼拝です。二〇〇〇年前の初代教会の誕生を記念する日です。聖書使徒二章一七節、「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る」とあります。一九九四年四月に私共夫婦と高校生の息子と中学生の娘の四人で、マンション教会である桜ヶ丘教会に西海静雄、満希子先生の後任として赴任させていただき、素晴らしい役員、信徒、求道者の方々に支えられて今日まであることを感謝いたします。

 私は二〇〇〇年九月、前任地の曽根集会所の献堂二十周年記念にフミ子牧師と招かれました。その時「私を強くして下さる方のお陰で」というテーマで、フィリピ四章一〇~一三節のテキストを通して、私の救い、召命、献身、北九州復興教会と曽根での一九年間の恵みを語りました。特に会堂建築二回、復興教会新会堂と曽根会堂の建築、共同牧会、信者の方々と約四十日間八千戸に個別トラクトを配布したこと、曽根で苦労したことが恵みでした。私共の辞任後、曽根担当教師が一〇名近く赴任しました。私共が復興教会と曽根集会所の二つの教会の牧師を全うすることができたのは、皆様のお祈りの支援と共に何よりも神様の恵みが大であったと今でも感謝しています。

 桜ヶ丘教会も二六年目を迎えています。いつまで御用できるかわかりませんが、人間的な思いとしては、主が支えてくだされば二〇二三年の百周年まで全うできたら感謝です。それには教会員の皆様との愛と祈りと忍耐がなければなりません。「人の心には多くの計画がある。しかし、主の御旨が堅く立つ」とあります。主の御心が最優先されなければなりません。とにかく、コロナウイルス感染症が早く終息すること、そしてもう一度皆様と礼拝堂で礼拝や諸集会が守られることを祈るのみです。主に栄光を帰しつつ。

2020/5/24 週報メッセージ

最近考えていること

朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症流行のため、桜ヶ丘教会は四月一二日(日)のイースター礼拝から自宅礼拝を続けています。この時に御言葉が与えられました。ヤコブ四章一三~一五節「よく聞きなさい。『今日か明日、これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけしよう』と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。むしろ、あなたがたは、『主の御心であれば、行き永らえて、あのことやこのことをしよう』と言うべきです。」

 私は小学校四年生の時、病気をして一ヶ月間入院しました。その後健康が支えられて、今日まで守られました。ところが、昨年六月に前立腺癌を発病し、現在病院に行って癌治療に励んでいます。昨年はそのような病気を抱えながら、ホ群夏期聖会で九州に行って参りました。三回のメッセージをさせていただいた時に、私は機会ある毎に語りました。「使命がある限り生かされる。」自分にも、他者にも語りました。

 私は一九七五年に神学校を卒業して、一九九四年まで一九年間、母教会の北九州復興教会と曽根集会所でフミ子師と共に副牧師として開拓伝道に従事しました。復興教会のバックアップもあり、借家(最初は農家の借家二回)の次に、土地三百四十坪と鉄骨二階建て五〇坪の建物が与えられました。曽根専心一五年間、家族四人で最初は一〇人前後でした。その後三九人の受洗者が与えられました。私たちも後期高齢者夫妻となり、あと何年主の御用ができるかわかりませんが、御用が与えられている間、全力を注いで主の業に励んでいきたいと思う今日この頃です。このコロナウイルス流行の時期に、皆様お祈りしてください。