「週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ

2020/5/17 週報メッセージ

緊急事態宣言延期について思う

朝位 真士

  新型コロナウイルスの感染拡大に伴って政府の緊急事態宣言が五月三一日まで延期され、声明が出された。日本全国並びに世界各地において、このウイルスの猛威が私共の心を不安にしている。感染された方の一日も早い回復を祈る。私共も感染源にならないように、また感染しないように「新しい生活様式」の実践例が示された。①基本的な感染対策、②日常生活で、③買い物、④娯楽、スポーツなど、⑤公共交通機関、⑥食事、⑦冠婚葬祭など、⑧働き方などが記されていた(朝日新聞、五月五日朝刊)。私はこの新聞記事を見て、どうすべきかということを考えさせられた。もちろん国民として、都民、市民として十分注意して生活していかねばならないが、私が大変心を痛めていることは、礼拝(自宅礼拝も大切ではあるが)や各集会、教会総会が開催されないことである。

 旧約聖書はヘブル語で神を次のように説明している。①アドナイ。神が世界と人類の所有者であり支配者であることを示す(詩一三六・六)。②エロヒーム。神の権威と全能性を強調する(詩一三六・一)。この神を歴史と創造の主として、神に対する感謝をささげる歌が詩一三六編である。③エハバ。神は契約の主であり、その約束は不変であり必ず成就させる方であることを示す(詩一一八・一四)。新約聖書では次の通りである。①ゼオス(神)。神性をもち、人間の歴史と自然を支配する絶対的な権威を示している(ヨハネ一・一~二)。②クリオス(主)。生きた支配者であることを強調している。いのちの主は最善の時に最高のことをしてくださる方である(使徒二・二五)。③パテール(父)。万物の源であり、神の慈愛を強調している。父なる神は人間を子として慕い求めておられる。また、子を訓練し忍耐と清さを教えてくださる父である(ヨハネ一五・一六)。(『新キリスト教ガイドブック』より)  私はこのコロナウイルス感染症の流行がやがて終息することを信じるものであるが、この時期に私達の信仰、特にイエス・キリストに対する信仰を考える時であると思う。自分たちの信仰の真価が問われる時期である。

2020/5/10 週報メッセージ

自主礼拝を守って

 朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症流行のため、世界的に大きな不安を抱えています。その中で、教会としても四月一二日(イースター)から自宅礼拝を勧めさせていただいています。大変ご不便をおかけしています。早く終息が与えられて、皆様とご一緒に会堂で礼拝が献げられる日を祈っています。四月二六日は、まさしく自主礼拝を守らせていただき、教会においては、私達夫婦で礼拝、司会、奏楽、献金をさせていただきました。  そのため毎回事前に週報並びに教会の印刷物を約三十通郵送させていただいております。近所の方々二十軒程は私達が訪問し、ポスティングをさせていただいています。本来は訪問先の方々の安否を尋ねるのが必要ですが、直接お会いしないで、ポスティングの際に祝福をお祈りしています。ジェリー・ミンチントンの「心の持ち方」という文章の一部をご紹介します。「どんな状況でも笑う機会を見つける。笑うと体内でエンドルフィンが分泌され、それが素晴らしい作用をおよぼす。それに加えて、笑いは疲れた心を癒し、精神的エネルギーをふたたび充電し、ストレスと緊張を解きほぐしてくれる。笑いは人間だけに与えられた才能である。この才能を最大限に生かそう。笑う機会を増やして心の健康を増進するために、様々な状態で面白い要素を見つけることを日頃から心がけるといい。これを数週間実践すれば健康的な習慣が身につくはずである。周囲の人々はあなたの変化に驚くに違いない。」この時期によいアドヴァイスではないでしょうか。(Ⅰテサロニケ五・一六~一八)

2020/5/3 週報メッセージ

最近考えている事

朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症の記事で、皆様大変心を痛めておられることと思います。感染された方々の一日も早い回復をお祈りしたいと思います。また医療従事者の方々、それに関係しておられる方々のご苦労は大変なことと思います。教会も例会は休止、礼拝も自宅礼拝を守り、本当に大きなストレスを抱えています。しかし、私はこの時いくつかの発見をしました。それは、教会に集まって共に礼拝を献げることや、皆さんとの交わり(コイノニア)や、教会活動がどんなに大切であるかということです。良いことは、新しい発見、インターネット活用、ユーチューブ配信、電話や郵送による交わり、また一〇〇周年(二〇二三年)に向かっての取り組みなど。しかしこのコロナウイルスによって、多くの方々が悩みや苦しみにあります。それは決して良いことではありませんが、その試練や悩みのことで、私達の信仰の内実が問われるのではないでしょうか。  私は御言葉が与えられました。第一コリント一〇章一三節、「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」とパウロが語っています。この試練に桜ヶ丘教会関係者の方々が心を一つにして勝利することをお祈りしてください。

2020/4/26 週報メッセージ

最近感じている事

朝位 真士

 最近毎日のようにコロナウイルス感染症のニュースが新聞、テレビ、SNS、インターネットで報道されています。私達はそのニュースを聞く毎に不安になっていきます。もし感染したら死に直結していると感じているからです。互いに感染源とならないように、また感染しないように気をつけたいものです。

 そういう中で、弁護士であり熱心なクリスチャンの佐々木満男先生の文章に目が留まりました。「路傍伝道新聞」の中の「神の守りを信じる」という文章で、先生は新型コロナウイルスの猛威の中で、私達がどのように生きるべきかを記しています。「もちろん、集会や人混みを避けたり、マスクをしたり、手を洗ったり、自分を守るために万全を尽くすことも必要であろう。しかし、それで守りは十分なのであろうか。」「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る」(詩121編)と「主は、すべての災いからあなたを守り、あなたのいのちを守られる」という御言葉と、詩編91編を引用されました。  私はこの文章を読んで感動しました。私達はマスコミの報道や世間の人々の言葉に心が騒ぎ、不安になります。不要不急の外出を控え、三密を避け、自己を守るために、また他人を守るために最善の努力をしなくてはなりません。しかし、ここで皆様にお尋ねします。私達は誰に守られ、生かされているのでしょうか。もちろん、社会的な保証や自己防衛も必要です。しかし、最終的には天地万物を創造し、支配しておられる主イエス・キリスト、父なる神、聖霊なる三位一体の神に、人生のすべてを委ねなくてはならないのではないでしょうか。コヘレト3章で、すべてに時があると語っていますが、今この試練の時、皆で心を合わせて神様にお祈りしようではありませんか。

2020/4/12 週報メッセージ

最近の出来事に思う

朝位 真士

 新型コロナウィルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が七日に出された。東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の七都府県で五月六日までの期間が特定されている。首相は「都市封鎖」はしないと言っている。新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい、世界中で感染者が増加している。

 私はこの時に御言葉が与えられた。詩編91編7~⒒篇、「あなたの傍らに一千の人、あなたの右に一万の人が倒れるときすら、あなたを襲うことはない。あなたの目が、それを眺めるのみ。・・・・あなたは主を避けどころとし、いと高き神の宿るところとした。あなたには・・・・疫病も触れることがない。主はあなたのために、御使いに命じて、あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。」

 私も不安がないことはない。不信仰な心になることもある。自主礼拝(それぞれの信仰に応じて礼拝を守る)を教会で実行している。家庭礼拝をしている方を思いつつ、短時間の礼拝を守っている。例会も夕拝も休会で、キリスト教の特色である主にある交わり(コイノニア)が欠如していることは、皆様方もそう思いになられると思う。一日も早い終息を祈りたいと思う。そして、それぞれの立場で礼拝生活、信仰生活を守っておられる皆様と一日も早い再会を神に祈るものである。感染された方々の一日も早い回復を祈りたいと思う。  イースターのこの時期、死んで復活されたイエス・キリストを心から礼拝したいと願っている。

2020/4/5 週報メッセージ

朝位 真士

新型コロナウィルスのご報告

 先日、ホーリネスの群書記の山口先生よりFAXが送られてきましたので、内容をお知らせします。

 小池知事からの週末外出自粛要請を受け、三月二九日の礼拝の対応について。礼拝は不要不急ではなく、必要、急を要するものですが、その対応は、教会によって違うと思います。ご参考のために都内ホ群教会の状況を確認します。お互いの状況を知り、覚えて祈る協働牧会伝道の一つとしていただけると幸いです。日本と世界の感染終息と共に、礼拝において主の栄光が現されますように。

 三月二九日の礼拝を手指の消毒、マスク、席の間を空ける、換気、賛美を短くするなどの配慮をした上で、通常通りの礼拝を献げる教会は、東京シオン教会、天門教会(ライブ配信あり)、東京新生教会、東調布教会、赤羽教会、新宿西教会(ライブ配信あり)、馬込教会。

自宅礼拝とする教会は、小松川教会(礼拝堂では牧師家族が礼拝を献げ、来会者方に対応する)、更生教会(礼拝堂では通常通り礼拝を献げ、ライブ配信する)、王子教会。  桜ヶ丘教会も自宅礼拝をする教会に似ていますが、来会者は牧師夫妻と礼拝を献げ、礼拝プログラムは短時間にして、聖餐式や例会、食事は中止としています。家庭で礼拝を献げておられる方には、週報を郵便で送る予定です。来週からも状況は変化しますが、イースター礼拝はそれぞれで守りたいと祈っています。