「週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ

2021/3/21 週報メッセージ

最近の私の霊想書を感謝して

朝位 真士 

  最近私は詩編によって大変恵まれています。米田豊師によると、詩編は宗教的な人民であるイスラエルの昔の多くの詩人の作を、神を礼拝する時に音楽に合わせて歌わせる目的で後代のエズラが編集した聖歌集です。最も古い作者は紀元前1500年代のモーセであり、編集者エズラに至る1000年間にわたる作のうち、ダビデのものが最も多く、73編あります。全体を通じて敬神愛国の情緒にあふれ、感謝賛美、ざんげ祈祷で調子づけられています。

 その題目は多種多様で、義人の繁栄、悪人の災禍、人生の無常などを歌った教訓的なもの、神の義、神の愛、神の恵み、神の力、神の栄光などの神の属性や神の律法、神の摂理などを歌った信仰的なもの、罪の悶えの中よりのざんげ、患難の中よりの哀訴、個人および国民の上に下されたあわれみに対する感謝などの祈祷に関するもの、イスラエルの過去を記した歴史的なもの、および救主来臨(初降臨および再臨)の希望、ならびにイスラエルの将来の幸福を歌った預言的なものなどがあります。詩編という標題の原語たるテヒリームは「賛美」を意味しますが、実際には詩編の中には「賛美」と「祈」と「感謝」「歌」等を含んでいて、もし総括的な名称を付けるとするならば、「宗教的詩歌」と称することができます。

 ヘブル語聖書は5巻に区分され、各巻は頌栄をもって終わります。ただし最終の第150編は全体の終わりの頌栄ともなり、また最初の1編は全体の緒言的詩として入れられたものです。第1巻は1~41編。第2巻は42~72編。第3巻は73~89編。第4四巻は90~106編。第5巻は107~150編となり、「イスラエルの神、主はとこしえからとこしえまでほむべきかな。アーメン」が置かれていることをもって証明することができます。

 さあ皆様、詩編を毎日少しずつ読んでみましょう。きっと素晴らしい神様の恵みと宝が隠されていると思います。

2021/3/14 週報メッセージ

最近思っていること

朝位 真士 

 コロナウイルス・パンデミックの状態が2年目に入り、魂が悩んでいる方が大変多くおられます。教会も2020年には礼拝のユーチューブ配信を始めました。礼拝の1週間前に週報を郵送・ポスティングしたり、電話をかけて安否を問い、電話口で神様に祈り合ったりしています。またライン等のSNSで安否を問うたり祈ったりさせていただいています。その点においては感謝ですが、そういう機会を失っておられる方は大変心配しています。1日も早くコロナウイルス・パンデミックが終息することを祈る毎日であります。

 あるカトリックの神父が、このコロナウイルスは短くても3年半は継続すると語っていました。その言葉は思いつきではなく、ヨハネ黙示録でサタンの働きは3年半は継続すると語っているからだと言われました。神学的な解釈はともかくとして、善意に解釈すると、しばらくはコロナウイルス・パンデミックが続くということでしょう。いつコロナウイルスが終息するかはともかくとして、その後の信仰生活はいかがでしょうか。礼拝を自宅で守る習慣が身について、教会に来るのがおっくうになることを心配しています。高齢の方や病気の方など、事情もそれぞれ違います。私自身高齢であり病気に罹患している者として、礼拝や集会に出席できることには限界があるということを感じています。世の終末の近いこの時、私たちは今こそ、主との交わりを少しでも多く持ちたいと思います。

2021/3/7 週報メッセージ

 最近思うこと

朝位 真士 

  新型コロナウイルス感染症の流行が少し下火になったとはいえ、まだまだ安心はできない状態です。去年からユーチューブ配信をして、会堂では少数の方のみで礼拝を守っています。三密を避け、マスク、手指の消毒をして、注意しながら出席しておられる皆様は、大変不便を感じておられると思います。早くワクチンが接種され、コロナウイルス・パンデミックが終息することを祈ることであります。

 前にも申し上げましたが、役員の方々の協力を得て、週報は次週のものを印刷して郵送やポスティングをしています。今後礼拝や集会の形態が変化していくとは思いますが、私的には早く終息して以前のように自由に礼拝や集会が行われることを祈っています。ヘブル10章23~25節に、「約束してくださったのは真実な方なのですから、公に言い表した希望を揺るがぬようしっかり保ちましょう。互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、むしろ励まし合いましょう。かの日が近づいているのをあなたがたは知っているのですから、ますます励まし合おうではありませんか」と語られています。今はまさに非常事態です。ユーチューブ配信、次週の週報の郵送・ポスティングはコロナ禍に生まれた知恵で、大変ではありますが恵まれます。

  私が一番心配なのは、コロナ禍が終息した後に礼拝に出席する習慣が希薄になりはしないかということです。また諸集会が制約を受け、中止され、教会活動が停滞している感がいたします。早くコロナ禍の終息が与えられて、以前のように共に集会に集い、交わり祈りながらお互いの信仰の成長を求めたいと思います。

2021/2/28  週報メッセージ

最近感じている事

朝位 真士 

  最近、責任ある立場の方の失言によって、今迄の業績が水泡に帰していることは、説教者として大いに反省させられる事柄です。以前ある教師がこんな話をされたことを思い出します。「ある人に大いなるホメ言葉を発した時、その人の心はどうであるか。またその人に対して、大変失礼な言葉を発せられた時に、その人の気持ちはどうであるかということである。人から賞賛された時、勿論嬉しく感じるが、逆に大変失礼な言葉を発せられた時はどうか。以前の私であれば大いに激怒したであろうが、今は主にあって平安を保つことができる。これも信仰のお陰だと感謝している。」

 皆様方は如何でしょうか。大いに褒められた時、また大いに貶され自尊心を傷つけられた時の心の状態は如何でしょう。クリスチャンとノンクリスチャンとでは比較ができないと思います。私は十代でクリスチャンになり六十年以上信仰が与えられています。まだまだ未熟者ですが、この二つの全く違う言葉を聞いた時、一時的にはムッとして数秒は感情の高揚を感じますが、すぐに収まります。それは主イエス様が私の心の中に平安を与えてくださっているからだと思います。勿論、世の中の悪や不公平に対して異議を唱えるのは必要だと思いますが、特にクリスチャン同士、または教会に来られている方々は、自分の気に入らないことがあっても、怒ったり腹を立てたりすることを止めて、平安・平和に過ごしましょう。「あなたがたはキリストのもの、キリストは神のものなのです。」

2021/2/21週報メッセージ

森島泰則教授の文に感動して

朝位 真士 

  先日『いのちのことば』2月号の中で、国際基督教大学の森島教授の「時代を見る眼」という文章が心にとどまったので、皆様にご紹介させていただきます。先生は、認知心理学を専門とされる方です。

 認知科学者のスティーブン・ピンカーが、近著『二一世紀の啓蒙』の中で次のようなエピソードを紹介しています。心は脳の活動パターンで決まるとされています。しかし、脳の活動パターンという物質的活動から非物質的な理性(心)が生じるのかという問いは、現代脳科学の最大の未解決問題と言われます。そして先生は「聖書によれば、理性(心)は神によって与えられました。もちろんこれは科学的な説ではありませんし、脳活動と心の脳科学的な関連性を否定するものでもありません。しかし、一部の科学者が批判するような迷信のような信念でもありません。聖書は、確かな根拠に基づいた信頼に値するものだからです。」コロナ禍を「克服」する鍵は、生きる意味を持っているか、そしてその意味とは何なのかにかかっているのではないでしょうか。キリストにあって生きる意味と希望を見出したパウロの次の証しは、私たちに勇気を与えてくれます。「私は、貧しさの中にあることも知っており、富むことも知っています。満ち足りることも飢えることにも、富むことにも貧しいことにも、ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」(ピリピ4・12~13)私も同感です。

2020/2/14 週報メッセージ

オンライン臨時年会に参加して

朝位 真士 

  1月31日(日)14時半から16時20分迄オンラインでホ群の臨時年会が開催された。議案①ホ群委員長選挙、②ホ群副委員長選挙、③ホ群書記選挙、④ホ群臨時年会議事録承認の件、その他としてパートナー教会のグループ等のプログラムで開催された。私共は未だ慣れていないので大変心配したが、ITチームの先生方によって会はスムーズに進んだ。選挙では、ホ群委員長横山基生先生(志木教会)、副委員長大友英樹先生(赤羽教会)、書記澤田武先生(小松川教会)が決定した。

 パートナー教会は15グループに分類され、桜ヶ丘教会は11グループに入り、宮崎清水町教会(山口英希先生、宮崎)、舘坂橋教会(村上義治先生、岩手)、日野原記念上尾教会(長橋和彦先生、埼玉)と同じグループとなった。四教会がホ群の協働牧会教会としてこの一年、祈りとお交わりをしていく。具体的には、週報を交換し、祈りの課題を出し合い、コロナウイルス感染症流行が終息すれば、牧師や教会員の交流ができればよいと考えている。できることから始めればよいと思う。毎年交換する予定だが、ホ群の教会・伝道所を一つでも知っていただき、祈り合い、助け合い、経済と時間的余裕があれば説教交換等ができれば理想的である。

 ズームで久しぶりにホ群の牧師・信徒の方々にお会いできて、大変感謝であった。

2021/2/7 週報メッセージ

 朝位牧師のある一日

朝位 真士 

 コロナウイルス・パンデミックの今日この頃ですが、私のある一日の行動を皆さんにお知らせいたします。

 私は早朝五時頃起床して、30分間位、黙想しています。具体的には『アパルーム』の日課、教団『信徒の友』の日課を読み、黙想と祈祷に時間を費やします。ホ群教会、九州より北海道までの教会・伝道所の牧師のために祈祷します。

 先日は大変多忙でした。まず教会の会計事務(主に銀行に入出金)をして、次週の礼拝の週報を12~3通郵送。そして十数軒を訪問して、次週の週報と伝道用の新聞を配付・ポスティング。私物のパソコンが壊れたので電気店に修理依頼。エアコンの点検・修理で業者の方と面会。13時から15時までズームでホ群教師会に出席。15時過ぎ、会堂の椅子の修理業者が来られて、受け取り。午後も何軒か訪問。特に病者ならびに教会から離れておられる方を訪問。その時、家の前で本人と数分話し、祈りの課題を伺い、一緒に祈りました。仕事で教会に出席できないが、日曜日の礼拝のユーチューブ配信を見て、礼拝を献げているとの嬉しい話を聞きました。彼は仕事で日曜日に手が離せませんが、ユーチューブ配信で礼拝を守っておられ、感謝なことです。

 多忙な一日が終わり、神様に感謝を献げました。教会の皆様方のことを常に思いつつ、祈りつつ、過ごす一日でした。

2021/1/31 週報メッセージ

信仰生活の基準

朝位 真士 

  2021年に入り6回目の礼拝を守ることができて感謝しています。コロナウイルス感染症流行がなかなか収まらない今頃です。ここでもう一度、1517年10月31日に宗教改革をしたルターの「宗教改革の信仰」を整理してみましょう。『新キリスト教ガイドブック』によると、宗教改革者が主張した信仰の内容は次の3点に要約できます。

  (1)信仰のみー人間が、神によって罪の赦しを受け、義と認められ救われるのは、ただキリストを信じる信仰によってのみです。これは、信じてなお、現世で善行を積み、罪のつぐないをすることによって救われると考えたカトリック教義とは根本的に違います。

 (2)聖書のみー人間の信仰と生活にとって、最終的規範となるのは、地上の教会の権威ではなく、神の啓示としての聖書です。イエス・キリストがかしらである教会は、つねに悔い改め、改革されていくべき未完成の群です。

  (3)万人祭司ー救いのためには、神と人間の間にキリスト以外にいかなる仲介者も必要でありません。救いは司祭の儀式や秘跡(礼典)によるものではないのです。一切の聖人礼拝が否定されます。むしろすべての聖徒が聖書に定める祭司であり、キリストを通して神との交わりをもつことができるのです。

 私は三つの「宗教改革の信仰」を心にとめつつ、信仰生活を送っていきたいと思います。それと同時に信仰生活には、基本的原則を実践しなくてはなりません。まず、1日の始めに、①聖書を読む。『アパルーム』や『信徒の友』の日課、その他の黙想書を参考にします。②お祈りをする。私は教会の関係者(ホ群の教職、信徒、求道者)、政治、経済、教育、病気の方、救われる家族、友人知人のために祈ります。また、キリスト教の新聞や印刷物を訪問・郵送でお届けして、キリストを伝えます。③奉仕する。教会の内外で、主の証し人として愛の奉仕をします。私達のカバンの中に、愛の心、感謝の心、信仰の心を入れておきましょう。

2021/1/24 週報メッセージ

「この町には、わたしの民が大勢いる」

朝位 真士 

  今年は使徒18章1~11節が与えられました。特に9~10節「恐れるな。語り続けよ。わたしがあなたと共にいる。・・・・・・この町には、わたしの民が大勢いる」という御言葉が与えられて、今年も昨年に引き続いて、「祈りと宣教」を目標として密室で祈り、公的集会で祈り、時が良くても悪くても御言葉を宣べ伝えなければならないと示されています。

 1月7日、政府は「緊急事態宣言」を東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏四都県に発出し、主な感染防止対策として4つの点が特記すべき事として知らされました。①外出自粛-午後8時以降の不要不急の外出自粛を住民に徹底。②営業時間の短縮-飲食店、バー、カラオケなどの営業時間は午後8時まで。酒類の提供は午前11時~午後7時とすることを要請。③出勤・通学など-出勤者数の7割削減をめざすことを含め、在宅勤務(テレワーク)や交代勤務などを推進する。小中高校、大学、幼稚園、保育園などは原則開く。④イベントの開催、施設利用の制限-飲食を伴わず、5千人かつ会場の収容率50%以下で開催。午後8時までの営業時間短縮を働きかける。期間は2月7日までの1ヶ月の予定だそうです。教会の諸集会も影響を受けそうであると心配しています。

 私は過日、次週の週報を二十数軒、ポストに入れたり郵送したりしました。その時、教会に出席されていない信者・求道者の方々にお会いして、お祈りして別れました。いつか、このコロナが終息して、自由に諸集会に出席できることを祈ります。ユーチューブ配信も貴重な宣教のツールです。教会に出席できない方々は、桜ヶ丘教会のホームページをクリックして、礼拝を守ってください。そして、通常の礼拝が一日も早くできることを祈る今日この頃であります。

2021/1/17 週報メッセージ

コロナウイルス感染症に思う                                              朝位 真士 

  昨年の1月よりコロナウイルス感染症が日本ならびに全世界に流行して、現在もなかなか終息の見通しが立ちません。そのような現実の中で、私はユーチューブである礼拝のメッセージを聞き、T牧師が語っておられたことに感動しましたので、その恵みを桜ヶ丘教会の皆様と分かち合いたいと思います。

 まず先生は「コロナの本質は何か」について3つの観点から述べておられました。①生命の恐怖。死ぬのではないかという不安です。病気で死ぬのではないかという恐怖です。②絶望的な恐怖。コロナウイルス感染症流行の最中で、自分も感染するかもしれないという不安の中にあります。それに対して、イエス様が語られたマタイ6章25~34節を引用されました。「思い悩むな。」「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」神様は最善以下をなさらない御方であります。すべてを神様に委ねて、任せて生きること、神様に対する信仰を強く持つことが大切です。③社会的な恐怖。コロナに感染すると他者がどう思うかという不安です。しかし、私は先生が言われたことを印象強く感じました。まず祈り続けること、また信仰を持って証しをすること。周囲がどう思うか、皆がどう思うかより、神様の最善を信じて生きることです。「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」(ローマ8・28)私の愛唱聖句です。  この2021年、明日何が起こるか誰も知りませんが、全知全能の創造主なる神、御子イエス・キリスト様、聖霊なる三位一体の神は、私たちのすべてを御存知です。この方に全幅の信頼を持って、この年も歩んでまいりましょう。主に感謝!!