2018/8/26 週報メッセージ

   『生きるのが楽しくなる脳に効く言葉』(中野信子著)
                                                                                                                                       朝位 真士
  私は最近、脳科学者であり医学博士の著者が記した本を読んだので、感銘を受けた言葉を列記したいと思います。その本の八八頁~八九頁にある、「怒りのホルモンを抑えるのは、笑顔で行う祈り」という見出しに心が止まりました。「前向きな心でいる時、笑顔の時、感謝の気持ちを持っている時の脳内には、ベーターエンドルフィン、オキシトシンなどの脳内快楽物質が分泌されます。そのため、『良い祈り』をしている人の脳には良い影響が表れ、幸福感に満たされるのです。ただし、ポジティブだからといって、『良い祈り』とは限りません。スポーツなどの勝負に勝つための祈りでも、その力点が『ライバルを蹴落し、叩きのめす』ことに向けられると、アドレナリンなど怒りのホルモンが分泌されます。」と書いてありました。私は「怒りのホルモンを抑えるのは、笑顔で行う祈り」という文面が心に止まりました。
 パウロはⅠテサロニケ五・一六~一八に、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」と記しました。クリスチャンの特徴はいろいろありますが、「祈る」ことがクリスチャンの重要な要素であります。私は一九六一年一二月二四日にクリスチャンになって、今日迄、この大切な「祈り」について学び、実践してきたことを神に感謝しています。今迄、本当に困難な出来事に数多く直面してまいりました。勿論、他のクリスチャンの方々の祈りの支援は大きいことでしたが、ただ祈られるだけではなく、クリスチャン自身も祈りを実践しなくてはなりません。どう祈ってよいのかわからない時は、「主の祈り」を模範として祈りをしていくと良いと思います。
 桜ヶ丘教会において、私達は今こそ、この祈りに重点を置くと同時に、実践していくクリスチャンとして、なすべきことを神様から示されたら、それを実践に移すことが大事であると私は今も信じています。