「週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ

2020/6/14週報メッセージ

新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」解除にあたって

                                                              朝位 真士

  教団より5月29日付で報告がありました。

  教団としては4月10日付で「新型コロナウイルス感染拡大防止に関する声明」を公表し、「極力、教会に集めない方法で礼拝をささげることを講じてください」など4項目についてお願いをいたしました。上記の「お願い」については所期の目的を一応達したものといたします。今後、それぞれの教会、伝道所のご判断で、徐々にあるいは段階的に通常の活動の回復をはかっていかれることと思いますが、なお以下の諸点についてご配慮ください。

 (1)第1信でお伝えしましたように3密(密閉、密集、密接)を避ける方法で、礼拝やその他の集会を行ってください。また、換気と消毒にはくれぐれも留意をお願いいたします。

 (2)主日礼拝や大きな集会は、時間差で数回に分散して行うことも1つの方法です。

 (3)これまでのデータから、高齢の方、基礎疾患のある方は、感染によって重症化する確率が高いことが分かっています。体調の変化などがみられた場合は、礼拝などには出席されず、自宅で過ごされることをお勧めしてください。

 (4)今回の感染拡大によって、教会の内外で傷つき、痛みを負った大勢の方々がおられます。その方々への愛の配慮をいたしましょう。

 私はこの報告を聞いて、大変複雑な思いにかられました。たしかにウイルス感染予防に最善の注意が必要です。教会も個々人も必要です。私自身は高齢であり基礎疾患を持っています。私の個人的見解は、主の御用なれば、1日も長く牧会・伝道をさせていただきたいということです。主の御心を祈るものであります。

2020/6/7週報メッセージ

緊急事態宣言解除に想う

                                                              朝位 真士

  緊急事態宣言が四月七日に政府より宣言され、五月二五日に解除されました。世界的な新型コロナウイルス感染症流行のため、必然的な処置とは思いますが、約五〇日間のその期間、世界の多くの感染者、死者のことを思うと、本当に大変な時期でした。勿論、解除されたからといって、未だ感染が終息した訳ではありませんので、なお引き続き互いに注意が必要だと思います。教会の集会、特に礼拝が開催できることを感謝しています。さらに三密と手洗い、マスク、換気に注意したいと思います。 教会はこの期間、自主礼拝、各集会は休会、役員会も総会も延期となり教会行事が大変大きな影響を受けました。また経済的にも大変な痛手を負っています。特に生活に困窮しておられる方には私たちにできるお助けができればよいと思います。自主礼拝の期間、多くの方々が賛同してくださり、自宅で礼拝を守られました。またホームページを開設し、ユーチューブによる礼拝の録画配信を三回程、役員の協力で実行しました。慣れないために大変硬くなり、いつもの礼拝がどんなに重要であるかということを認識しました。この間、二人の姉妹の病気のために祈りの必要性を強く感じています。

 「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えてくださいます。」(Ⅰコリ一〇・一三)

2020/5/31 週報メッセージ 

ペンテコステの恵み

                                                                     朝位 真士

  今日はペンテコステ礼拝です。二〇〇〇年前の初代教会の誕生を記念する日です。聖書使徒二章一七節、「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る」とあります。一九九四年四月に私共夫婦と高校生の息子と中学生の娘の四人で、マンション教会である桜ヶ丘教会に西海静雄、満希子先生の後任として赴任させていただき、素晴らしい役員、信徒、求道者の方々に支えられて今日まであることを感謝いたします。

 私は二〇〇〇年九月、前任地の曽根集会所の献堂二十周年記念にフミ子牧師と招かれました。その時「私を強くして下さる方のお陰で」というテーマで、フィリピ四章一〇~一三節のテキストを通して、私の救い、召命、献身、北九州復興教会と曽根での一九年間の恵みを語りました。特に会堂建築二回、復興教会新会堂と曽根会堂の建築、共同牧会、信者の方々と約四十日間八千戸に個別トラクトを配布したこと、曽根で苦労したことが恵みでした。私共の辞任後、曽根担当教師が一〇名近く赴任しました。私共が復興教会と曽根集会所の二つの教会の牧師を全うすることができたのは、皆様のお祈りの支援と共に何よりも神様の恵みが大であったと今でも感謝しています。

 桜ヶ丘教会も二六年目を迎えています。いつまで御用できるかわかりませんが、人間的な思いとしては、主が支えてくだされば二〇二三年の百周年まで全うできたら感謝です。それには教会員の皆様との愛と祈りと忍耐がなければなりません。「人の心には多くの計画がある。しかし、主の御旨が堅く立つ」とあります。主の御心が最優先されなければなりません。とにかく、コロナウイルス感染症が早く終息すること、そしてもう一度皆様と礼拝堂で礼拝や諸集会が守られることを祈るのみです。主に栄光を帰しつつ。

2020/5/24 週報メッセージ

最近考えていること

朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症流行のため、桜ヶ丘教会は四月一二日(日)のイースター礼拝から自宅礼拝を続けています。この時に御言葉が与えられました。ヤコブ四章一三~一五節「よく聞きなさい。『今日か明日、これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけしよう』と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。むしろ、あなたがたは、『主の御心であれば、行き永らえて、あのことやこのことをしよう』と言うべきです。」

 私は小学校四年生の時、病気をして一ヶ月間入院しました。その後健康が支えられて、今日まで守られました。ところが、昨年六月に前立腺癌を発病し、現在病院に行って癌治療に励んでいます。昨年はそのような病気を抱えながら、ホ群夏期聖会で九州に行って参りました。三回のメッセージをさせていただいた時に、私は機会ある毎に語りました。「使命がある限り生かされる。」自分にも、他者にも語りました。

 私は一九七五年に神学校を卒業して、一九九四年まで一九年間、母教会の北九州復興教会と曽根集会所でフミ子師と共に副牧師として開拓伝道に従事しました。復興教会のバックアップもあり、借家(最初は農家の借家二回)の次に、土地三百四十坪と鉄骨二階建て五〇坪の建物が与えられました。曽根専心一五年間、家族四人で最初は一〇人前後でした。その後三九人の受洗者が与えられました。私たちも後期高齢者夫妻となり、あと何年主の御用ができるかわかりませんが、御用が与えられている間、全力を注いで主の業に励んでいきたいと思う今日この頃です。このコロナウイルス流行の時期に、皆様お祈りしてください。

2020/5/17 週報メッセージ

緊急事態宣言延期について思う

朝位 真士

  新型コロナウイルスの感染拡大に伴って政府の緊急事態宣言が五月三一日まで延期され、声明が出された。日本全国並びに世界各地において、このウイルスの猛威が私共の心を不安にしている。感染された方の一日も早い回復を祈る。私共も感染源にならないように、また感染しないように「新しい生活様式」の実践例が示された。①基本的な感染対策、②日常生活で、③買い物、④娯楽、スポーツなど、⑤公共交通機関、⑥食事、⑦冠婚葬祭など、⑧働き方などが記されていた(朝日新聞、五月五日朝刊)。私はこの新聞記事を見て、どうすべきかということを考えさせられた。もちろん国民として、都民、市民として十分注意して生活していかねばならないが、私が大変心を痛めていることは、礼拝(自宅礼拝も大切ではあるが)や各集会、教会総会が開催されないことである。

 旧約聖書はヘブル語で神を次のように説明している。①アドナイ。神が世界と人類の所有者であり支配者であることを示す(詩一三六・六)。②エロヒーム。神の権威と全能性を強調する(詩一三六・一)。この神を歴史と創造の主として、神に対する感謝をささげる歌が詩一三六編である。③エハバ。神は契約の主であり、その約束は不変であり必ず成就させる方であることを示す(詩一一八・一四)。新約聖書では次の通りである。①ゼオス(神)。神性をもち、人間の歴史と自然を支配する絶対的な権威を示している(ヨハネ一・一~二)。②クリオス(主)。生きた支配者であることを強調している。いのちの主は最善の時に最高のことをしてくださる方である(使徒二・二五)。③パテール(父)。万物の源であり、神の慈愛を強調している。父なる神は人間を子として慕い求めておられる。また、子を訓練し忍耐と清さを教えてくださる父である(ヨハネ一五・一六)。(『新キリスト教ガイドブック』より)  私はこのコロナウイルス感染症の流行がやがて終息することを信じるものであるが、この時期に私達の信仰、特にイエス・キリストに対する信仰を考える時であると思う。自分たちの信仰の真価が問われる時期である。

2020/5/10 週報メッセージ

自主礼拝を守って

 朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症流行のため、世界的に大きな不安を抱えています。その中で、教会としても四月一二日(イースター)から自宅礼拝を勧めさせていただいています。大変ご不便をおかけしています。早く終息が与えられて、皆様とご一緒に会堂で礼拝が献げられる日を祈っています。四月二六日は、まさしく自主礼拝を守らせていただき、教会においては、私達夫婦で礼拝、司会、奏楽、献金をさせていただきました。  そのため毎回事前に週報並びに教会の印刷物を約三十通郵送させていただいております。近所の方々二十軒程は私達が訪問し、ポスティングをさせていただいています。本来は訪問先の方々の安否を尋ねるのが必要ですが、直接お会いしないで、ポスティングの際に祝福をお祈りしています。ジェリー・ミンチントンの「心の持ち方」という文章の一部をご紹介します。「どんな状況でも笑う機会を見つける。笑うと体内でエンドルフィンが分泌され、それが素晴らしい作用をおよぼす。それに加えて、笑いは疲れた心を癒し、精神的エネルギーをふたたび充電し、ストレスと緊張を解きほぐしてくれる。笑いは人間だけに与えられた才能である。この才能を最大限に生かそう。笑う機会を増やして心の健康を増進するために、様々な状態で面白い要素を見つけることを日頃から心がけるといい。これを数週間実践すれば健康的な習慣が身につくはずである。周囲の人々はあなたの変化に驚くに違いない。」この時期によいアドヴァイスではないでしょうか。(Ⅰテサロニケ五・一六~一八)

2020/5/3 週報メッセージ

最近考えている事

朝位 真士

  新型コロナウイルス感染症の記事で、皆様大変心を痛めておられることと思います。感染された方々の一日も早い回復をお祈りしたいと思います。また医療従事者の方々、それに関係しておられる方々のご苦労は大変なことと思います。教会も例会は休止、礼拝も自宅礼拝を守り、本当に大きなストレスを抱えています。しかし、私はこの時いくつかの発見をしました。それは、教会に集まって共に礼拝を献げることや、皆さんとの交わり(コイノニア)や、教会活動がどんなに大切であるかということです。良いことは、新しい発見、インターネット活用、ユーチューブ配信、電話や郵送による交わり、また一〇〇周年(二〇二三年)に向かっての取り組みなど。しかしこのコロナウイルスによって、多くの方々が悩みや苦しみにあります。それは決して良いことではありませんが、その試練や悩みのことで、私達の信仰の内実が問われるのではないでしょうか。  私は御言葉が与えられました。第一コリント一〇章一三節、「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」とパウロが語っています。この試練に桜ヶ丘教会関係者の方々が心を一つにして勝利することをお祈りしてください。

2020/4/26 週報メッセージ

最近感じている事

朝位 真士

 最近毎日のようにコロナウイルス感染症のニュースが新聞、テレビ、SNS、インターネットで報道されています。私達はそのニュースを聞く毎に不安になっていきます。もし感染したら死に直結していると感じているからです。互いに感染源とならないように、また感染しないように気をつけたいものです。

 そういう中で、弁護士であり熱心なクリスチャンの佐々木満男先生の文章に目が留まりました。「路傍伝道新聞」の中の「神の守りを信じる」という文章で、先生は新型コロナウイルスの猛威の中で、私達がどのように生きるべきかを記しています。「もちろん、集会や人混みを避けたり、マスクをしたり、手を洗ったり、自分を守るために万全を尽くすことも必要であろう。しかし、それで守りは十分なのであろうか。」「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る」(詩121編)と「主は、すべての災いからあなたを守り、あなたのいのちを守られる」という御言葉と、詩編91編を引用されました。  私はこの文章を読んで感動しました。私達はマスコミの報道や世間の人々の言葉に心が騒ぎ、不安になります。不要不急の外出を控え、三密を避け、自己を守るために、また他人を守るために最善の努力をしなくてはなりません。しかし、ここで皆様にお尋ねします。私達は誰に守られ、生かされているのでしょうか。もちろん、社会的な保証や自己防衛も必要です。しかし、最終的には天地万物を創造し、支配しておられる主イエス・キリスト、父なる神、聖霊なる三位一体の神に、人生のすべてを委ねなくてはならないのではないでしょうか。コヘレト3章で、すべてに時があると語っていますが、今この試練の時、皆で心を合わせて神様にお祈りしようではありませんか。

2020/4/12 週報メッセージ

最近の出来事に思う

朝位 真士

 新型コロナウィルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が七日に出された。東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の七都府県で五月六日までの期間が特定されている。首相は「都市封鎖」はしないと言っている。新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい、世界中で感染者が増加している。

 私はこの時に御言葉が与えられた。詩編91編7~⒒篇、「あなたの傍らに一千の人、あなたの右に一万の人が倒れるときすら、あなたを襲うことはない。あなたの目が、それを眺めるのみ。・・・・あなたは主を避けどころとし、いと高き神の宿るところとした。あなたには・・・・疫病も触れることがない。主はあなたのために、御使いに命じて、あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。」

 私も不安がないことはない。不信仰な心になることもある。自主礼拝(それぞれの信仰に応じて礼拝を守る)を教会で実行している。家庭礼拝をしている方を思いつつ、短時間の礼拝を守っている。例会も夕拝も休会で、キリスト教の特色である主にある交わり(コイノニア)が欠如していることは、皆様方もそう思いになられると思う。一日も早い終息を祈りたいと思う。そして、それぞれの立場で礼拝生活、信仰生活を守っておられる皆様と一日も早い再会を神に祈るものである。感染された方々の一日も早い回復を祈りたいと思う。  イースターのこの時期、死んで復活されたイエス・キリストを心から礼拝したいと願っている。

2020/4/5 週報メッセージ

朝位 真士

新型コロナウィルスのご報告

 先日、ホーリネスの群書記の山口先生よりFAXが送られてきましたので、内容をお知らせします。

 小池知事からの週末外出自粛要請を受け、三月二九日の礼拝の対応について。礼拝は不要不急ではなく、必要、急を要するものですが、その対応は、教会によって違うと思います。ご参考のために都内ホ群教会の状況を確認します。お互いの状況を知り、覚えて祈る協働牧会伝道の一つとしていただけると幸いです。日本と世界の感染終息と共に、礼拝において主の栄光が現されますように。

 三月二九日の礼拝を手指の消毒、マスク、席の間を空ける、換気、賛美を短くするなどの配慮をした上で、通常通りの礼拝を献げる教会は、東京シオン教会、天門教会(ライブ配信あり)、東京新生教会、東調布教会、赤羽教会、新宿西教会(ライブ配信あり)、馬込教会。

自宅礼拝とする教会は、小松川教会(礼拝堂では牧師家族が礼拝を献げ、来会者方に対応する)、更生教会(礼拝堂では通常通り礼拝を献げ、ライブ配信する)、王子教会。  桜ヶ丘教会も自宅礼拝をする教会に似ていますが、来会者は牧師夫妻と礼拝を献げ、礼拝プログラムは短時間にして、聖餐式や例会、食事は中止としています。家庭で礼拝を献げておられる方には、週報を郵便で送る予定です。来週からも状況は変化しますが、イースター礼拝はそれぞれで守りたいと祈っています。