2020/7/19週報メッセージ

終末の徴

朝位 真士 

  マタイ24章7~14節に「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起きる。しかし、これらすべて産みの苦しみの始まりである。そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のためにあなたがたはあらゆる民に憎まれる。そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そして、御国のこの福音はあらゆる民への証として、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る」と記載されている。

 最近、コロナウイルス感染症流行のため、世界的に多くの感染者、死者が出ている記事が、テレビ、インターネット、SNS等で報道されている。また全国で地震や洪水の被害があり、特に私の故郷、九州では大被害を受けている。私自身、伝道者として四十数年、キリスト者として六十年近くなるが、このような被害を見たことはあまりない。

 毎日報道されるニュースは暗いものばかりである。まさしく終末の徴を予想しているかの如くである。私たちクリスチャンは霊の目を醒ましていなければならない。科学文明は進歩して、子供から大人まで便利な時代になり、インターネット、スマホ、メール等、私の幼い頃には想像もつかないほど便利になった。しかし、人間の心は本当に平安と喜びと感謝に溢れているだろうか。この終末の時代、私は神の御声を聖書から聞く。「悔い改めて、福音を信ぜよ。」私はますます伝道者として、キリスト者として、救われる魂のために時間をかけて祈り、労さなくてはならない。主の再臨が迫ってきていると感じる今日今頃である。皆様は如何お感じだろうか。キリスト者の皆様も、神の御声を聖書より聞いてほしい。