2009/9/13 週報メッセージ

   尊敬するO長老の召天に際して
                                                          朝位 真士

 「人間に頼るのをやめよ。鼻で息をしているだけの者に、どこに彼の値打ちがあるのか。」(イザヤ2・22)
 9月6日午前4時24分、母教会のO長老が79歳で召天された。O兄は私の高校生時代から信仰の大先輩で、子供が4人おられる6人家族で教会に連なっていた。上の息子さんは献身されて、現在福音派の中心的指導者として東北の地でご活躍されている。1975年、私が東京聖書学校を卒業して母教会の副牧師をしながら曽根で開拓伝道した時に、O兄家族は一家をあげて協力してくださり、家庭集会、トラクト配布、土地・建物(会堂)取得の時も地元の有力者として全面的に協力をしてくださった。彼は詩人として、地元では有名なN新聞のコラムに20年以上も投稿していた。地元の小学校・中学校の校歌も作詞し、良き証し人として名を馳せた。教会においても積極的に御用され、奉仕も献身的であり、自分のことよりもまず神第一の生活であった。礼拝・祈祷会・諸集会の出席を中心にして職を選ばれた。私共が桜ヶ丘教会赴任の際も、温かく送り出してくださった。何をおいても神を第一とする優先順位であった。多くの信者が兄家族を模範としていたようであった。彼の怒ったことをめったに見たことがなく、いつもニコニコしておられた。試練も多くあったと思うが、本当に主にあっていつも喜んで、親切にされて、神を第一として奉仕される、惜しい人を早く天に送ったことである。
 神の使命が終わった今、天国で永遠の安息を神からいただいて、私共のために祈っていただきたいと切に祈るものである。