朝位 真士
講師は山口陽一先生(東京基督教大学院神学研究科委員長、同盟教団市川福音キリスト教会担任牧師)と神代真砂実先生(東京神学大学教授、橋本教会協力牧師)、音楽ゲスト姫野徹先生(オーボエ奏者、ユーオーディア・メンバー)、シモン合唱団の方々が御用してくださった。山口先生はヨハネ四章三四~三八節より「目を上げて畑を見なさい」というテーマで、(1)サマリヤのどこに色づく畑、(2)J・サバラの喜び、(3)バラの悔い改め、(4)日本宣教一七〇年の回顧と展望、次にⅠコリ一章二六~三一節より「キリストは私の知恵、義、聖、贖い」という題で、(1)わたしたちの召しのこと(二六~二九)、(2)キリストこそ知恵、義、聖、贖い(三〇~三一)、(3)内村鑑三「われらの万事なるキリスト信仰の単純」、(4)宣教の情熱について語られた。神代真砂実先生はヨハネ四章二七~四二節より「喜びを共にする」で、教会は神の愛と熱意によって建てられていることを語られた。私達のイエス・キリストの「御心を行い、その業を成し遂げること」を喜びとして、一人でも多くの方を招き続ける者でありたい。実りに感謝し、また、結果を目に出来なくても、喜んで種を蒔き続けていきたいと結んだ。
講演では「宗教改革者ルターが説いた『信仰』とは」、(1)マルティン・ルターによって始まった宗教改革の「原理」、(2)ルターの「神の義の発見」、(3)「外なるもの」は「神の言葉」とも言い換えられる。以上、大変有意義な集会であった。