榊原紀惠子 のすべての投稿

2011年度4月の中で

イメージ 1桜の花の季節が北上しています。
桜の花見も、例年のように誰もが浮足立ってしまうような感じではなくて、大震災の傷跡に心を痛めながら、時折の余震に恐れを覚え、花を喜びつつ、4月を過ごしています。
 
桜ケ丘教会では、2011年度第1回総会が、4月24日(日)に礼拝の後に持たれます。
このようにして、教会の営みが主の憐れみのうちに、進められていることを思いますときに、本当に感謝いたします。
 
3月11日を境に、私たち日本人は、新たな試練の中で、放射能物質という強大なものとの共存を意識しながら過ごしていかなくてはならなくなりました。
 
原子力エネルギーにより、便利さの恩恵に預かって過ごしてきましたが、主にあって、どのように生かされているかを考え、今一度、命の原点を見直すことがとても大切と感じます。
何気ない、桜並木の風景も、この木々の下で騒ぐことができた時に時間を戻すことができませんね。
私たちは、何を選択し、子供たちに美しいものを残せばよいのか、しっかり考えていきたいですね。
 

2011/4/17 週報メッセージ

   東日本大震災緊急救援募金のお願い
                                  日本基督教団社会委員長  釜土 達雄
  主の御名を讃美いたします。
 3月11日(金)14時46分頃、マグニチュード9.0を記録する巨大地震が
東北地方太平洋沖で発生いたしました。地震とそれに伴う津波により、岩
手、宮城、福島を中心に大きな被害が出ています。
 被災した教会のために、多くの資金が必要となる事はまちがいありませ
ん。日本基督教団では地震直後から情報収集を始め、12日には救援対
策委員会を設置、支援のための準備を整えはじめております。
                     記
 募金期間 特に定めず/ 目標額 特に定めず/ 送金先 日本基督
教団社会委員会/ 郵便振替 00150-2-593699/ 
通信欄に「東日本大震災緊急救援募金」とお書きください。
 
                                                               朝位 真士
  私は上の教団新報4月9日付の記事を教会の皆様方に早くお知らせし
たく、転記しました。教団では被災した3教区(奥羽、東北、関東)へ各一
千万円を送金する事にしているようであります。奥羽教区長の邑原宗男
先生は「地震と、津波、なぜ、なぜ」と記しています。東北教区長の高橋
和人先生は「息長く、粘り強く希望をもって」と書いており、関東教区長の
疋田國麿呂先生は「被災者と共に歩む教会の救援を」と記しています。
1日も早い回復と復興がなされる事を切に祈ります。

2011/4/10 週報メッセージ

   ある神学校入学式に列席して
                                                              朝位 真士
 4月7日、午前10時30分、T神学校の入学式があった。10代~
60代とバラエティに富んだ年齢構成で、男性4人、女性1人。主婦、
勤め人、学生と、これもいろいろである。
 今回、S校長のメッセージは、イザヤ6章1~13節、「私を遣わし
て下さい」という題であった。まず序論で東日本大震災の状況にふれら
れ、ご自分の教会も被災地の一つとして実情を証しされた。
 メッセージの内容は、イザヤ時代の歴史的背景を語り、イザヤの召命
をご自分の献身の時とオーバーラップしながら語り、現代社会における
出来事を語られた。その中で、人間の内に宿る罪性(罪)について具体
的に語られた。私たちは皆、神の前には罪人であり、主イエス・キリス
トの十字架の死と復活の力によらなければ救われないのだということを
力強くアピールされた。3つのポイントから語られた。①神の聖なる臨
在にふれる。イザヤの召命を通して。②主よ、いつまででしょうか。苦
しみの信仰が深められ、救われる。③きよめの体験をすることが大事で
ある。特にクリスチャン生活の基本であるということを力強くアピール
され、入学者5名のみならず出席者全員に深い感動を与えた。
 主よ、入学者全員に献身の生涯を全うさせてくださいと祈る気持であ
る。

2011/4/3 週報メッセージ

   新年度を迎えて
                                                              朝位 真士
 2011年は、テサロニケの信徒への手紙一、5・16~18「いつ
も喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。
これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられる
ことです」という御言葉が与えられ、「喜び、祈り、感謝せよ」という
目標でスタートしました。今年は二人の方が1月と2月に召天されまし
た。しかし長年の祈りであった会堂ローンを、昨年12月に完済しまし
た。あとは会堂補修の課題が残っています。
 2011年度の宣教方針は桜ヶ丘教会の原点に戻ります。
 (1)個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に
   積極的に参加しましょう。
 (2)全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも
   家族も救われます」(使徒16・31)の御言葉を信じましょう。
 (3)個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、教勢倍
   加と礼拝出席者増加、受洗者が3名以上与えられるように祈って
   ください。
 イースターの4月24日(日)には教会総会も開催予定です。祈って、
桜ヶ丘教会の主の業に全員が参加して、前進していきたいと祈る次第で
す。

神様の試練

イメージ 1東北関東大震災被災地におかれまして
被害にあわれ命を亡くされた方々、
家を失い、ご家族にお会いできず、被災地で過ごしながら今もご家族等の安否をご心配され過ごされておられる方々、
懸命に復興に力を尽くし闘っておられる方々、
居住地を離れて復興の時を待ち望み今1日1日を見つめて過ごされておられる方々など
様々な状況の方を覚え、被災地の痛みに主の慰めと恵みが豊かに差し伸べられることを、教会では強く祈っております。
 
 また、福島原子力発電所の危機的な状況が1日も早く改善の方向に向かい、人々が安心して生活できるために、そこで昼夜を問わず懸命に命をかけて仕事に従事しておられる方々のもとに、全能なる神様の知恵と、力と勇気、そして愛が、ご臨在いただけるように、祈っております。
 
暴動もテロも戦争もない日本において、マグ二チュード9から生じた巨大地震と津波、原子力発電所爆破という、強力な破壊力によって、惨劇が目の前に突如出現しました。
このことを、クリスチャンとしてどのように考え、受け止めるべきなのか・・・・。
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。・・・神は真実な方です。・・試練と共に逃れる道をも備えてくださいます。」
主は、愛する者に試練を与えるとともに、その試練により忍耐を生みだし、艱難に耐える鍛錬の技をも備えてくださり、やがて、大きな恵みで私たちを満たしてくださると聖書に書かれています。
全能の神の御力により頼み、日本がこの大きな試練に立ち向かい、世界に日本の力強い精神性を発信できるように、私たちひとりひとりできることから、実践していきましょう。
主の耳に聞き届けれられるように、祈りましょう。

2011/3/27 週報メッセージ

   むなしい計画
                                                                                                        朝位 真士
 「あなたがたは、しばしの間あらわれて、たちまち消え行く霧にすぎない。むしろ、あなたがたは『主のみこころであれば、わたしは生きながらえもし、あの事この事もしよう』というべきである。」 (ヤコブ4・14~15)
                                                      
 3・11の東北・関東の大震災で大きな被害にあわれた方々が一日も早く復興・回復できるよう心からお祈りするものです。私は最近右の御言葉が強く心に響いてまいります。人間が生きながらえて、あの事もこの事もしようと望んで計画を立てると、それがすべて実現するものではありません。自分の計画の準備不足、努力の欠乏、怠慢による失敗などが原因することもありますが、いっさいが神の計画におかれているのであり、神を信じる信仰に立脚するということが仕事の前提条件であらねばなりません。この言葉ように「主のみこころであれば」との祈りと信仰とによって計画されたものにも失敗はありえます。しかしいっさいにおいて働く神を信じる者は、「主のみこころ」としてこれに服従することができるのです。聖書の最も驚くべき教理の一つは、神が御手の上に無限の宇宙を保っておられるだけでなく、その民の各個に対して一定の計画をもっておられるということです(使徒18・21、Ⅰコリント4・19、Ⅰペトロ3・17)。
 今回の出来事で、神が私たちに何を語っておられるのでしょうか。神が愛ならば、なぜこのような悲惨な事をなさるのかと神を疑いたくなるような思いもなくはありませんが、しかし現時点でその解答を見い出すのは不可能なことであると思います。ただ一つ言えることは、神がなさる事柄で無意味なことはないということです。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。……神は真実な方です。……試練と共に、逃れる道をも備えていてくださいます。」(Ⅰコリント10・13)

東日本大震災被災地への思い

イメージ 13月11日(金)午後に発生した大地震。皆様はどこでどのようにこの地震に遭遇されましたでしょうか。
巨大地震と大津波、戦後最大の災害との報道を受けて、テレビや新聞等による連日の過剰なほどの情報。
どの情報が正確な情報なのか誰も判断してくれない、風評が風評を拡大し、被災地の方の心情は見えてこない。
そんな感じを抱きつつ、本ブログ書き込み者は、福島中通り地方に位置する実家に向かいました。
3月12日(土)午後、鉄道運休、高速道路封鎖のため、一般道路を車で走り、宇都宮経由で、家に夜間に到着。死者も出た町を通過し、到着。途中、福島原発爆発の情報が携帯メールに入り、行かないほうがよいという意見が入りました。
しかし、とにかく現場把握をしようと行くことを決意しました。
途中、コンビニ等のお店従業員は皆様気丈に見えました。13日に親戚等に会うと、「このような地震は経験したことがない・・」と皆様呆然とし、余震に耐えながら、「それでも。ここは被害が小さいので・・・」と言いました。
13日(日)には、早く東京に戻りましたが、その際、ガソリンの不足が気になりました。
そして、3月19日に再度、車で福島に向かいました。水戸市経由で行きました。地震から1週間が経過していましたが、放射能被曝の情報等もあり、緊張した思いを抱きつつ到着。
東京から同行した兄から「たばこの被害は、今発表されている放射物質よりはっきりしているのに、たばこを吸う自分は、放射性物質が危ないなどと、そんな不確なことは悪くて言えない」と、一喝されました。妙な説得力がありました。
生活している人の思いは、複雑です。放射性物質の影響など気にする暇もなく、家の片づけなどしなくてはならない方もいます。福島に住むもう一人の兄の家は、少し傾いて危険な状況と言えますが、それ以上に危険な方の家もあり、そいう言った方の応急対応に工務店等は奔走して、見に来てすぐ帰るといった状況でした。
マスク、帽子、手袋、手洗い励行等・・・。それは東京の情報と感じました。断水のところもあるわけで・・・何か違うと感じました。
放射性物質の情報で、農家の方々が落胆している様子がわかりました。いままで新鮮でおいしいと喜んでもらえる野菜を生産することを誇りとしていた人たちが、作っても食べていただけない状況を思うと、体に力が入らないほどつらいのだなあと・・・。原子力発電所は都会にエネルギーを供給するためにあって、自分たちが使うためだけのものではないのに・・・という思いも口にすることなく、正確な情報はどこから来るのか不信に思いつつ。
大きな被災地の報道はいくつも流れますが、比較的小さな被害地では、情報の谷間で、情報に呑まれ、風評によって流されていく現在をとても恐れていることを感じました。
先日、カナダから宣教師として日本に来ている方から、以下のメールをいただきました。神の聖霊が、日本じゅうに働いていて、日本人が神のもとに戻るときだと信じています。と。
全能なる主によって、最善の道が備えられていることを確信し、この試練の時、日本の復興を願いつつ過ごしたいと思います。

2011/3/20 週報メッセージ

   3・11地震に直面して                                                                 
                                                                                                         朝位 真士
  「その苦難の日々、たちまち太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。そのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。」(マタイ24・29~30)
 先日の東北・関東地域のマグニチュード9(震度7以上)の大地震と津波によって、テレビ・新聞・インターネット等で、大変大きな被害を認識した。私共はN神学生の卒業式の最中であった。卒業礼拝での学長の説教中、午後2時40分過ぎであったと思うが、礼拝堂が全体的に大きく揺れてきた。学長のメッセージは続けられ、まさに殉教覚悟の思いであった。学部・大学院の卒業生23名の伝道者には大変印象深い卒業式であったと思う。午後5時過ぎにT大学を後にして、交通が麻痺していたのでバスを乗り継いで京王線の近くの駅まで行き、あとは数十分歩いて教会まで帰った。テレビを見ると大変な場面が写し出されていて、その被害の大きさを初めて知った。被災された方々の一日も早い復興を祈り求めるものである。
 最初の御言葉は主の御再臨を預言した聖句であるが、私は主の御再臨が間近いように感じる。私共の信仰を明確にして、花嫁なる教会は今こそ花婿なるキリストを迎える準備をさせていただこう。

2011/3/13 週報メッセージ

   T神学校卒業式に出席して
                                                                                                        朝位 真士
  過ぐる3月4日、我が母校T神学校の卒業式にフミ子牧師と出席した。出席者は90名余であった。
 教団認可神学校として2名の卒業生が与えられた。二人共女性であり、一人は60代の主婦で、一人は30代。司式は神学校教師S牧師、奏楽はF牧師、説教はY牧師であった。聖書はⅡコリ3三・4~11、「栄光に満ち溢れる務め」という題で、力強いメッセージ。84歳を超えておられる現在も神学校教授、現役牧師、牧会者として働いておられ、伝道者としての60年の生きざまが語られた。
 祝辞は教団議長I牧師で、ご自分の立場から、教団は伝道する教団でなければならず、牧師も信徒も一丸となって主のために宣教の業を果たさなければならないと語った。先生が神学校卒業時に遣わされた教会は、人数的にも財政的にも今にもつぶれそうであった。しかし先生はそこで主を信じて戦い、次の教会、現在牧会されている教会で三十数年良き牧会をされている。これはみな神様と信者の祈りと助力によるものであるということを、ユーモアを交えて語られた。苦労された人にしか語れない生きたメッセージを伝えてくださった。60代の卒業生はガンという病魔と戦いながらの3年間であり、若い卒業生も親子関係の修復の中で将来を祈りつつ献身した。両親の跡を継いで献身して4年間、学びと訓練に励まされた証しが強く胸を打った。
 ちなみに私は1975年3月にT神学校を出て、地方で19年間副牧師として主任に仕え、現在18年目の桜ヶ丘教会で家族あげて牧会と宣教に仕えさせていただいている。桜ヶ丘教会の2011年の宣教活動のために祈りつつ、主の戦いに参戦したく思う。感謝!!

2011/3/6 週報メッセージ

   2010年度第2回教会総会を終えて
                                                                                                       朝位 真士
  過ぐる2月27日礼拝後、無事教会総会を終えました。現住陪餐会員51名中25名出席、委任状13通、合計38名で、議長より総会成立が宣されました。
 議題1、2011年度宣教方針、議題2、2011年度一般会計予算、議題3、役員選挙、議題4、その他。私が議長席につき、議事を進行しました。途中、K役員に議長を交代しました。
 2011年度に与えられた御言葉は、Ⅰテサロニケ5・16~18、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられることです。」
2010年度は召天される方が数名出て、私共の教会にとっては大変な試練でした。しかし、長年の祈りであった会堂ローンを完済しました。今後はエアコン修理、会堂補修等の課題が残りますが、桜ヶ丘教会を88年間守ってくださった神が、これからも守ってくださると信じます。
 2011年度の宣教方針は「桜ヶ丘教会の原点に戻る」。①個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に積極的に参加しましょう。②全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16・31)のみことばを信じましょう。③個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、受洗者が3名以上与えられるようにお祈りください。会計の上にも神の祝福と恵みをお祈りしてください。