
2011年1月23日の礼拝のめぐみ

山陰聖会に招かれて
朝位 真士
「たとえ、お前たちの罪が緋のようでも/雪のように白くなることができる。/たとえ、紅のようであっても/羊の毛のようになることができる。(イザヤ1章18節)
私は1月8日から10日までの3日間、ホ群の山陰地区(東中国地区八教会、西中国地区四教会)に招かれて、御用してまいりました。山陰地区は、年末から豪雪で、特に米子市は89センチの積雪で多くの雪害が出ており、旅行が危ぶまれていました。しかし、皆様方の熱いお祈りと信仰によって、無事8日午後米子空港に到着し、米子教会の牧師、信徒たちの出迎えを受けました。9日の米子教会の礼拝と聖餐式、役員懇談会、10日の山陰新年聖会2回の御用を終えることができたことを深く深く神様と皆様方に感謝する次第です。
今回はⅠテサロニケ4章~5章を通して、「きよめられた者の特色」~喜び、祈り、感謝せよ~(Ⅰテサロニケ5章16~18節)という主題のもと、2回の御用をさせていただきました。参加者は約六十数名、9教会からの参加でした。雪道を片道3時間近くかけて10名近くの信徒たちを連れて牧師先生が来られたり、無牧の教会からも数名来られました。
何よりも感謝したのは、招きをさせていただいたとき、①きよめを求める方、②神様のためにこれから奉仕したい方、③直接献身(神様のために身を捧げる)したい方等の呼びかけに、参加者の8割の方々が次々と応え、お祈りの一時をもつことができたことです。聖霊様の著しいみ業を感じました。今後山陰地区にリバイバルの業を見ることができるように、主イエス様に祈りと期待をこめて、山陰を後にしました。10日夜遅く、東京に到着しました。ハレルヤ!!
2011年の聖句が与えられて
朝位 真士
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」(Ⅰテサ5・16~18)
キリスト教とは一口に言うとこれです。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。」これがクリスチャンライフのすべてと言っていいのです。簡単な言葉ですが、努力だけではできません。「いつも喜んでいなさい。」「はい!喜びます。」「喜べ!」なんて喜べません。喜びというのは、内側から湧いてくるものです。与えられるものですから、自分で作り出すことはできません。
「絶えず祈りなさい。」大切なことです。イエス様が共におられることをどうして自覚できるかと言ったら、具体的にはお祈りです。
「すべてのことについて感謝しなさい。」これも難しいことです。私たちはうまくいったことについては感謝できます。けれども「すべてのことについて感謝しなさい。」辛いこともです。神は思うようにいきっぱなしにはなさらないから、必ずトンネルを通されますし、通ります。しかし必ず神は共にいてくださり、神を信頼するものに対する約束を果たしてくださいます。私たちは忍耐をもってこのお方に従っていくことが大切です。感謝できないような時にも感謝するというのは、本当に神は最善以下のことをなさらないお方で、万事を益としてくださる(ローマ8・28)という信仰です。
この1年、いや私たちの生涯において、「常に喜べ。絶えず祈れ。すべてのことについて感謝せよ。」これは神の恵みの三原則であります。
年末感謝礼拝を迎えて
朝位 真士
「わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために」(Ⅱコリ4・7)
右の聖句が与えられ、「土の器の宝キリスト」という題で2010年元旦礼拝を迎えて、1年が経過した。今年は、受洗者は未だ与えられていない。召天された方々は3名。一人は1月21日午後、Y長老である。87歳であった。彼は桜ヶ丘教会の開拓当時から導かれた。1939年、路傍伝道でI牧師に導かれ、1940年、18歳の時受洗され、約70年間教会員として忠実に信仰生活を全うされた。教会のリーダー的存在であった。
二人目はT姉である。6月15日召天。99歳4ヶ月であった。T姉はT長老の奥様で、八王子の団地より約2時間くらいかけて御主人と共に礼拝に出席されていた。晩年はホーム(老人施設)で生活をされていた。安らかな天国への旅立ちであった。
三人目はK姉である。7月22日、87歳6ヶ月で召天された。お元気な時は、礼拝は勿論、婦人会や祈祷会にも積極的に出席しておられた。大変試練に会われた方であったが、教会のことを常に覚え、特に新会堂建設には特別の祈りをしていただいた。つつましい生活の中で、ご自分の生活を切りつめて、教会のために思いきって献げられた。天国に多くの宝を献げられた方であった。
他に2名の求道者の親子が1月と5月に召天された。教会は少し淋しくなったが、新年度は素晴らしい会堂に、伝道と祈祷と献金をもって主の栄光を表し、救われる方々が与えられ、教会全体が活性化するように教会員の方々、ならびに関係者の方々、お祈りのご支援をよろしくお願いいたします。(ローマ8章28節)
新年礼拝を迎えるにあたって
朝位 真士
新年2011年あけましておめでとうございます。今年与えられた御言葉は、Ⅰテサロニケ5章16~18節、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」です。
2010年は、世界において、日本において、教会において、個人において、いろんなことがありました。特に教会関係者が数名召天されたことは、教会にとって大変大きな試練でありました。反面、15年来、多額の負債を抱えて会計を悩ましていた会堂ローンが、12月27日に完済となりました。未だ教会債や会堂補修の件は課題が残っています。しかし神様は「小さな群よ、恐れるな。御国を与えて下さる」(ルカ12・32)とありますように、少ない人数ですが、御国、神の国を与えてくださると約束してくださいます。
先の御言葉、Ⅰテサロニケ5章16~一18は「キリスト者の特色」であると言っても過言ではありません。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい」の3つは、きよめられた生活を示します。この3つができれば、三拍子そろった立派なキリスト者です。順境にも、逆境にも、いかなる場合、いかなる境遇にも、「いつも喜ぶ」ことができるのは、心の中から「苦い根」(ヘブル12・15)が除去され、全くきよめられてこそできることです。
「絶えず祈る」とは、いついかなる場合にも主との交わりを保つことで、聖霊を受けなければできません。また、どんなことに出会っても「すべてのことについて感謝する」とは、「神を愛する者たちには万事を益となるようにして下さる」(ローマ8・28)ことを知ってこそできることです。この3つとも、きよめられて聖霊に満たされた「キリスト者の特色」です。
この1年もこの御言葉を信じて実践させていただきましょう。栄光神にあれ!!
北九州復興教会の四恵主義(Ⅱ)
朝位 真士
私の恩師山中日出刃牧師は北九州復興教会を開拓され、信徒数名の中より九州で有数の教会へと成長された。清水会堂は建坪(定地)130坪余に、エレベータ付鉄筋コンクリート4階建を建設され、曽根会堂は340坪の土地に建坪50坪で建設された。1979年6月に74歳で召天された。「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした」(第2テモテ4章7節)の御言葉を最後に、断食祈祷の最中に召天された。先生は四恵主義、「全員礼拝」「全員献財」「全員伝道」「全員祈祷」の4つの恵みを教会の目標とされて、北九州の一角でホーリネス信仰を掲げて、病身で完全燃焼された。私は1975年から5年余、副牧師として先生にお仕えさせていただいた一人である。前回は「全員礼拝」「全員献財」を記したので、今回は「全員伝道」と「全員祈祷」の2つを記してみたいと思う。
(3)全員伝道ー伝道の恵み
復活のイエスは「すべての民をわたしの弟子としなさい」(マタイ28章19節)と言われた。「伝道することによって人が救われることは、天において大いなる喜びがある。伝道する教会と信者は主が共にあって、祝福を与え恵んでくださる」と先生は言われた。一人の兄が受洗希望を出したときに私は驚いた。そんな方は洗礼を受けないだろうと思った。しかし彼は私に言った。「先生、洗礼を授けてください。」彼は母教会の役員となって、忠実な生活を続けておられる。(彼は1989年受洗した。)
(4)全員祈祷ー祈祷の恵み
祈祷は信者の呼吸であり、神との対話であり、御言葉を通して神に聴くのである。聖書はわれらの祈りを導き、力を与えてくださる。祈祷は恵みである。山中先生は「祈祷と信仰の生涯」を全うされた方である。ハレルヤ!!