2018/7/1 週報メッセージ

   二〇一八年弾圧記念聖会に出席して
                                                                                                             朝位 真士
  六月二四日、浦和別所教会での弾圧記念聖会に出席しました。二月一八日に献堂式を終えた新会堂にホ群首都圏の教会の教師・信徒たちが一〇八名集合しました。一九四二年六月二六日に起きたホーリネス系諸教会に対する政府の宗教弾圧を覚える聖会に大勢の方々が集まったことで、本当に神の御名を崇めました。司会は東海林昭雄師(菖蒲教会)、証しは町田さとみ師(初雁教会)、説教は大友英樹師(赤羽教会)、合唱はホ群諸教会有志。席上献金が一三四、八二三円与えられました。
  私の率直な感想を述べたいと思います。立証の町田先生は、「日本基督教団初雁教会五十年史」より引用され、(イ)聖教会派(教団第六部)の弾圧の実情、(ロ)教会解散、(ハ)教会解散後の信徒、(ニ)この試練の意義について語られました。「政府の弾圧の中で、聖教会派の教職・信徒たちが『天地の創造主である唯一の神と救主キリスト』への信仰を具体的に貫き、聖書の権威を傷つけることのなかったことは、真に誇りとするに十分なものでした。とにかく神は、この試練をもって初雁教会の信徒の信仰を鍛え給うたのです。そして初代キリスト教徒の受けた迫害や、徳川時代の苛酷な弾圧も信徒の胸の中に燃ゆる信仰の火を消すことができなかった歴史上の事実を身をもって新たに体験し証ししたことを、さらには今後も証しし続ける教会であることを信じ願っています」と語られ、心に残りました。
 大友先生は、使徒四・二三~三一を通して「祈りの力」と題してメッセージを語られた。初代教会の信徒たちは、(1)心を一つにしー一致した祈り、(2)明確な祈り、(3)思い切って大胆に御言葉を語ったことによって、「祈りが終わると、一同の集まっていた場所が揺れ動き、皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした。」(四・二三)教団には、①祈り、②献げ、③伝道(証し)せよとのスローガンがある。聖会を記念として祈りによって御業がなされるように祈りたいものです。