2018/2/4 週報メッセージ

   最近の読書より    
                                                                 朝位 真士
  最近『いま、ここに生きる』(ヘンリ・ナーウェン著、太田和功一訳)
を読んた。一八二ページ~一八四ページに「思い煩う心」という題の文
章がある。「ときどき人はこう言います。『くよくよするな。ものごと
は結局うまく運ぶものだ。』しかし、私たちは思い煩いますし、誰かに
言われたからといって心配しないですますわけにはいきません。人生で
痛ましいことの一つは、私たちは子供のことをはじめ、友人、配偶者、
仕事、将来、家族、国家、その他あらゆることを際限なく思い悩むこと
です。イエスの言われた次の質問の答を私たちは知っています。『あな
たがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ば
すことができようか。』(マタイ六・二七)」
 私は最近あることで悩んだ。それは、将来の教会のこと、現代の教会
の様々な課題である。だが大切なのは、「どうやって心配事をより少な
くし、より平安でいられるか」「思い悩んでも何も変えられないのが本
当なら、心を空回りさせるだけの心配事の反芻で時間とエネルギーを浪
費しないように、どうやって自分たちの心と思いを訓練することができ
るか」ということだ。イエスは言われる。「まず第一に、あなたの心を
神の国に向けなさい」と。もう一度、マタイ六章二五節から三四節を読
み直してみた。ここに私のみならず、凡ての人の思い煩いの解決の糸口
があるのではないか。私の心は、この時以来、晴れやかになった。ハレ
ルヤ!!