2011/6/5 週報メッセージ

   教会で大切な事柄
                                                                                                         朝位 真士
  ペンテコステ(聖霊降臨日)に教会が誕生したことが使徒1~2章に記されています。教会には各種の集まりがありますが、中でも聖日(主の復活を記念する日曜日)に行われる礼拝、また聖餐式と洗礼式の二つから成る聖礼典は教会の生命ともいえる大切な行事とされています。
 Ⅰ礼拝 天地の創造主である神を賛美し、救い主キリストのみわざに感謝し、日々の糧と生きる力を与えてくださる聖霊なる神に感謝をささげます。礼拝には五つの要素があります。①祈り、②主の祈り、③賛美、④説教、⑤信仰告白、⑥献金(これは会費やお賽銭とちがい、根本的に地上の生を与えてくださった神への感謝の応答として行われます。自発的で強制的なものではありません)。聖書では「十分の一の献げ物をすべて倉に運び、わたしの家に食物があるようにせよ。これによって、わたしを試してみよと万軍の主は言われる。必ず、わたしはあなたたちのために天の窓を開き、祝福を限りなく注ぐであろう」(アモス3・10)とあります。
 Ⅱ聖礼典 ラテン語でサクラメントと言い、昔兵士が軍隊に忠誠を誓った儀式からきています。教会においては、神の救いの契約のしるしとして定められています。これには二つの意義があります。礼典を通して神への忠誠を告白することと、礼典に与ることによりキリストの恵みが心の内に印銘付けられることです。
 ①洗礼式(バプテスマ) 父と子と聖霊との名によって施されるものです。キリストを救い主として信じた者は、その魂の内に新しい命を受け、神の子とされます。この神への回心と新生のことを霊のバプテスマといい、外形的なものとして表すのが水のバプテスマです。
 ②聖餐式 キリストは死の前夜、パンをさき、ぶどう酒をとり上げた。パンは十字架でさかれる肉体を表し、ぶどう酒は流される血を表しています。洗礼を受けた者はすべて聖餐式にあずかれます。