2011/5/29 週報メッセージ

   創立88周年記念チャペル・コンサート
                                                                                                         朝位 真士
  今年も岸義弘先生をお迎えできて感謝いたします。今年で11回目になります。今日語ってくださるテーマは「神様の宝はあなたです。」ヨハネ3章16節「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
 岸先生が2011年5月20日付のN新聞の「文化」欄で、「牧師が祈りのサックス」という題で語っておられたことを転記します。
 
  私は東京都内の神学校で学長を務める牧師であり、同時にサックス奏者でもある。若い牧師の育成に情熱 を注ぐ傍ら、1995年からボランティアで全国を回り、サックスの演奏会を開いている。教会、病院、刑務所、  老人ホーム。その回数は2000回を超えた。……私はクリスチャンの両親のもとに生まれ、岡山県で育った。 早稲田大学卒業後、神学校に入学。さらに米国のフラー神学大学院に留学し、35歳の時に帰国した。
    その後、巡回牧師として各地の教会に赴任した。……ちょうどそのころ、韓国系米国人のサックス奏者、キ  ム・ヨンイルさんのテープを聴く機会に恵まれた。……私は40歳を超えていたが、サックスを一から学び直そ うと決めた。ジャズサックス奏者の山中良文さんに入門し、月2回のレッスンを受けるようになった。先生から
 課題をもらい、毎日4時間、練習を続けた。……この5月は、東日本大震災で被災した東北地方の教会や避 
 難所を回っている。演奏を通して何かのお役に立つことができれば幸いだと思っている。……今は毎日午前4
 時に起きて、8時まで、ライフワークにしている新約聖書の解説書を執筆。その後に4時間、サックスの練習を
 続けている。
 
  先生は80歳でベスト選曲集を出すのを目標にして活動していきたいと語っています。先生の働きに期待しましょう。