2010/12/12 週報メッセージ

   北九州復興教会の四恵主義(Ⅱ)
                                                                                                         朝位 真士
  私の恩師山中日出刃牧師は北九州復興教会を開拓され、信徒数名の中より九州で有数の教会へと成長された。清水会堂は建坪(定地)130坪余に、エレベータ付鉄筋コンクリート4階建を建設され、曽根会堂は340坪の土地に建坪50坪で建設された。1979年6月に74歳で召天された。「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした」(第2テモテ4章7節)の御言葉を最後に、断食祈祷の最中に召天された。先生は四恵主義、「全員礼拝」「全員献財」「全員伝道」「全員祈祷」の4つの恵みを教会の目標とされて、北九州の一角でホーリネス信仰を掲げて、病身で完全燃焼された。私は1975年から5年余、副牧師として先生にお仕えさせていただいた一人である。前回は「全員礼拝」「全員献財」を記したので、今回は「全員伝道」と「全員祈祷」の2つを記してみたいと思う。
 (3)全員伝道ー伝道の恵み
 復活のイエスは「すべての民をわたしの弟子としなさい」(マタイ28章19節)と言われた。「伝道することによって人が救われることは、天において大いなる喜びがある。伝道する教会と信者は主が共にあって、祝福を与え恵んでくださる」と先生は言われた。一人の兄が受洗希望を出したときに私は驚いた。そんな方は洗礼を受けないだろうと思った。しかし彼は私に言った。「先生、洗礼を授けてください。」彼は母教会の役員となって、忠実な生活を続けておられる。(彼は1989年受洗した。)
 (4)全員祈祷ー祈祷の恵み
 祈祷は信者の呼吸であり、神との対話であり、御言葉を通して神に聴くのである。聖書はわれらの祈りを導き、力を与えてくださる。祈祷は恵みである。山中先生は「祈祷と信仰の生涯」を全うされた方である。ハレルヤ!!