2011/3/20 週報メッセージ

   3・11地震に直面して                                                                 
                                                                                                         朝位 真士
  「その苦難の日々、たちまち太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。そのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。」(マタイ24・29~30)
 先日の東北・関東地域のマグニチュード9(震度7以上)の大地震と津波によって、テレビ・新聞・インターネット等で、大変大きな被害を認識した。私共はN神学生の卒業式の最中であった。卒業礼拝での学長の説教中、午後2時40分過ぎであったと思うが、礼拝堂が全体的に大きく揺れてきた。学長のメッセージは続けられ、まさに殉教覚悟の思いであった。学部・大学院の卒業生23名の伝道者には大変印象深い卒業式であったと思う。午後5時過ぎにT大学を後にして、交通が麻痺していたのでバスを乗り継いで京王線の近くの駅まで行き、あとは数十分歩いて教会まで帰った。テレビを見ると大変な場面が写し出されていて、その被害の大きさを初めて知った。被災された方々の一日も早い復興を祈り求めるものである。
 最初の御言葉は主の御再臨を預言した聖句であるが、私は主の御再臨が間近いように感じる。私共の信仰を明確にして、花嫁なる教会は今こそ花婿なるキリストを迎える準備をさせていただこう。

2011/3/13 週報メッセージ

   T神学校卒業式に出席して
                                                                                                        朝位 真士
  過ぐる3月4日、我が母校T神学校の卒業式にフミ子牧師と出席した。出席者は90名余であった。
 教団認可神学校として2名の卒業生が与えられた。二人共女性であり、一人は60代の主婦で、一人は30代。司式は神学校教師S牧師、奏楽はF牧師、説教はY牧師であった。聖書はⅡコリ3三・4~11、「栄光に満ち溢れる務め」という題で、力強いメッセージ。84歳を超えておられる現在も神学校教授、現役牧師、牧会者として働いておられ、伝道者としての60年の生きざまが語られた。
 祝辞は教団議長I牧師で、ご自分の立場から、教団は伝道する教団でなければならず、牧師も信徒も一丸となって主のために宣教の業を果たさなければならないと語った。先生が神学校卒業時に遣わされた教会は、人数的にも財政的にも今にもつぶれそうであった。しかし先生はそこで主を信じて戦い、次の教会、現在牧会されている教会で三十数年良き牧会をされている。これはみな神様と信者の祈りと助力によるものであるということを、ユーモアを交えて語られた。苦労された人にしか語れない生きたメッセージを伝えてくださった。60代の卒業生はガンという病魔と戦いながらの3年間であり、若い卒業生も親子関係の修復の中で将来を祈りつつ献身した。両親の跡を継いで献身して4年間、学びと訓練に励まされた証しが強く胸を打った。
 ちなみに私は1975年3月にT神学校を出て、地方で19年間副牧師として主任に仕え、現在18年目の桜ヶ丘教会で家族あげて牧会と宣教に仕えさせていただいている。桜ヶ丘教会の2011年の宣教活動のために祈りつつ、主の戦いに参戦したく思う。感謝!!

2011/3/6 週報メッセージ

   2010年度第2回教会総会を終えて
                                                                                                       朝位 真士
  過ぐる2月27日礼拝後、無事教会総会を終えました。現住陪餐会員51名中25名出席、委任状13通、合計38名で、議長より総会成立が宣されました。
 議題1、2011年度宣教方針、議題2、2011年度一般会計予算、議題3、役員選挙、議題4、その他。私が議長席につき、議事を進行しました。途中、K役員に議長を交代しました。
 2011年度に与えられた御言葉は、Ⅰテサロニケ5・16~18、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられることです。」
2010年度は召天される方が数名出て、私共の教会にとっては大変な試練でした。しかし、長年の祈りであった会堂ローンを完済しました。今後はエアコン修理、会堂補修等の課題が残りますが、桜ヶ丘教会を88年間守ってくださった神が、これからも守ってくださると信じます。
 2011年度の宣教方針は「桜ヶ丘教会の原点に戻る」。①個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に積極的に参加しましょう。②全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16・31)のみことばを信じましょう。③個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、受洗者が3名以上与えられるようにお祈りください。会計の上にも神の祝福と恵みをお祈りしてください。

2010年度桜ケ丘教会第2回総会を終えて

イメージ 1写真:K/Kさん提供
 
本日2月最後の聖日礼拝でした。
例年、2月第4週の日曜日は、礼拝後、教会総会を開催し、次年度の宣教方針や予算案について、会員の皆様から承認を得ております。
 
2011年度の宣教方針と予算案も承認され、厳しい状況の中でも、桜ケ丘教会、日本のキリスト教会、世界のキリスト教会の発展充実に向けて小さいながら、力強く歩んでいくことの認識を新たにいたしました。
 
桜ケ丘教会の原点に戻り、3つの目標を掲げて進んでいくことも朝位牧師からご提案頂きました。
○個人信仰の確立
○全家族の救い
○個人伝道による教勢倍加
 
小さいからし種が大きな木になり豊かな実をつけるように、私たちひとりひとりもその可能性を主から頂いています。
「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい。」
主から頂いた御言葉ですから、日々の中で、不可能と思える状況の中でも、このことを実践していきましょう。
必ず、主の恵みに出会うことを確信します。

2011/2/27 週報メッセージ

   神学生時代の想い出を語る
                                    朝位 真士
 「すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい。聖なる
生活を抜きにして、だれも主を見ることはできません。」
                                (ヘブライ12・14)
 私は1975年(昭和50年)3月に東京聖書学校を卒業し、K教会
で副牧師として19年間開拓伝道に家族で関わった。1994年4月、
桜ヶ丘教会に赴任し、今日まで神様の恵みの中に来ている。
 在学中4年生のとき、A教会派遣で楽しい最終学年を過ごさせていた
だいた。早天祈祷(5時半)・食事を終えてA教会に7時半過ぎに到着
し、CS3~4年生の子供達に出迎えらた。当時の分級には2~30人
の子供達が来ていた。その中の数人は今も教会の中心として活躍されて
いる。ホ群互助委員会の帰りに、その一人の役員さんの家庭に立ち寄ら
せていただき、御主人、奥様、息子さんと昔話に花が咲き、三十数年前
の青年に戻っている自分を感じた。その家庭には子供達が5人おられ
て、それぞれ独立して生活をされている。ある人は献身されて東京の教
会の牧師になられ、ある人は着実に教会生活を送っておられる。私はそ
の家族と話しながら、神様の恵みの素晴らしさに感動した。神様は真実
に誠実に仕えた人には、試練も与えられるが、祝福も与えてくださると
いうことを、その家族の証しを通して教えられた。感謝!!

2011/2/20 週報メッセージ

   ホ群の教師会に出席して
                                                                 朝位 真士
  「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」
                                    (詩133・1)
  首都圏30教会のホ群教師会がK教会で開かれた。私は2年間の教師
会の責任者として、最後のお役目を果たさせていただいた。30名近く
の教師たちが一堂に会した。まず礼拝を行い、会場教会の牧師のメッセ
ージ。続いて話し合いと親睦。議題が数多く、内容も一つ一つ重要であ
った。
 私は首都圏教師会に18年位出席している。今回の主な事は、新年聖
会報告、首都圏教師会の日程、ユース委員会の予定、2011年首都圏
夏期聖会(7月25日~27日迄、熱海)。私はその聖会の責任をもつ
ことになった。十数年前も委員長をさせていただいたが、二度目の御用
である。重責が果たせるよう、また聖会が恵まれ、多くの参加者が与え
られるよう祈って欲しい。この聖会を機に各地での聖会がスタートし、
神学生たちはキャラバン派遣として夏期の奉仕が始まるのである。
 この聖会は、主に首都圏(関東地区14教会、東京地区9教会、千葉
地区3教会、神奈川地区2教会、東海地区5教会)の多くの人々が集ま
る。群の中心的な業をなして行くためには霊的に向上する必要がある。
ホ群全体の宣教の前進のため、教団の浄化のために祈り、参加者が与え
られるように期待したい。

Hさんとのお別れ

イメージ 1Hさんが天に召されて、礼拝のいつものお席にお座りになることや、各集会にご出席になられることがないことを思いますときに、とても寂しい気持ちになります。
Hさん、ご病気になられてから、とてもはやく別れのときがまいりました。
2月5日前夜式、6日(日)の告別式と出席させていただき、お別れができて感謝です。
何よりも、最後の礼拝を2月6日にご一緒に守ることができて嬉しかったです。
ご家族の方々に、主の慰めがありますようにお祈り申し上げます。
桜ケ丘教会の、今後の歩みを天からご覧くださいますように。私たち、桜ケ丘教会は、愛の光を灯し、家族のような教会を目指して進んでまいります。各自が主から頂いている賜物を活かし、罪をを主からお許しいただき、主の御名を賛美しつつ、日々を過ごしたいと思います。Hさんとの正直な語らいを思い出しながら、あのような時間を持ち続けることを大切にいたしますね。さようなら、Hさん。ありがとうございました。

2011/2/13 週報メッセージ

   H姉の召天に際して
                                                              朝位 真士
  「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時があ
る。」(コヘレト3・1)
 H姉は過ぐる2月4日午前2時16分、入院先のU病院で84歳6ヶ月余
の生涯を終えて召天された。姉はY姉の導きで1986年8月24日、
前任の西海牧師より受洗された。それ以来、教会の礼拝に忠実に出
席され、婦人会、エリム会、ふれあい会、時には青年会の修養会にも参
加された。小柄な方であったが、その存在は際だっておられた。年齢を
感じさせず、自分の主張をハッキリと述べられて、いつも真実・忠実に
事を成しておられた。家庭では良き母親であり、自分の事は自分でして
おられた。家庭にとっても教会にとっても本当に大切な存在であった。
 昨年の夏、自宅で転倒され、それが原因となって歩行困難となり、数
ヶ月後に天国に急いで旅立たれた。私がお見舞いさせていただいたのは
1月24日(月)午後で、娘さんとお孫さんも一緒であった。大変喜ばれ
て私の手をしっかりと握って、何か語りたい様子であった。「先生、桜
ヶ丘教会をよろしく」とでもおっしゃりたかったのか、「子どもたち、
孫たちをよろしく」とでもおっしゃりたかったのかわからないが、本当
に悔いのない生涯を一生懸命に送られた方だと思う。
 ご遺族の上に神の慰めと祝福を祈ります。

2011/2/6 週報メッセージ

   T兄の召天に際して
                                                                朝位 真士
  T兄は過ぐる1月25日午前2時25分、M病院で60歳8ヶ月余の
生涯を終えて召天された。
 彼はJ姉とY姉との3人家族で、J姉にとっては素敵な夫として、Y
姉にとっては素敵な父として幸福な家庭であった。三十数年前ご結婚さ
れ、娘さんが与えられ、仕事は現在の会社に40年間一筋で営業畑を歩
いてこられ、経営陣の一人として先代社長の時から会社を成長させた重
要なメンバーの一人であった。昨年10月に病気が発見されて余命数ヶ月
と言われ、治療に専念された。夫人や娘さんの手厚い看護の中、愛する
人々に囲まれて惜しまれながら天国へ旅立たれた。召天2週間前の1月
12日午後、洗礼を受けられてクリスチャンとしての最後の時を家族の
愛に囲まれながら過ごされた。1月25日から3日間、家族3人で教会
に宿泊され、27日の前夜式を迎えられた。200人近い会衆者であっ
た。28日の告別式には約90名の出席者があり、彼の生前の人となり
が偲ばれた。大変ユーモアに満ちた方であり、周囲をいつも笑いの渦の
中に引き込まれた。また気遣いのある方であり、誰一人として彼を悪く
言う方はおられない、素敵な男性であった。天国で再会する日を楽しみ
にしている。
 御遺族、親類の方々の上に神の慰めと祝福を祈ります。
 「地上で一人減じたり。天国で一人増したり。」

Tさんの病床受洗と告別式

イメージ 1Tさんは、1月中旬に病院にて、奥様のJ子さんの見守る中で、受洗をされ、過日1月25日に天に召され、前夜式、告別式が桜ケ丘教会で執り行われました。
式に参加して、思うことは、主にあってご家族がお過ごしになった日々は、何物にも代えがたい貴重な時間であり、主から頂いた本当の幸福と感じたことです。
病の中で、様々な闘いを、主とともに、ご家族と一緒に、走るべき道程を闘い抜かれ、桜ケ丘教会から天へ凱旋されたことを、思います。
病床において、12月のクリスマスに、お会いできてお話もできたことは、私にとっても誠に感謝でした。
奥様のJさんとお嬢さんのYさん、今、どのようにTさん亡き時を過ごしていらっしゃいますでしょうか。
別れは、悲しいものですね。
どうぞ、疲れを主が癒してくださいますように。
また、いま病と闘っておられるHさん、そしてご家族の方々に、主がともにいてくださいますから、最善がなされますから、引き続きお祈り申し上げます。

1923年6月1日創立