クリスマスを前にして
朝位 真士
アドヴェントの第2週に入りました。アドヴェントとは「来臨」「待望」の意味で、主イエスが神の子として人間となられたクリスマスを迎える心の準備をするとともに、再臨の準備の時ともされています。この時期のクリスマス諸集会などをお知らせします。
本日午後2時から、こどもクリスマス会があります。現在、毎週数人のこどもと保護者の方が出席してくださっています。今日のお話はA姉です。ミッション・スクールの中高教師として教えている、やさしい2児のママです。乞うご期待です。
12月15日(日)は、クリスマス・チャペルコンサートで、ボーマン先生・ルリ子先生によるチェロ演奏とメッセージがあります。今年で15回目となります。先生方のためにお祈りし、期待いたしましょう。
12月22日(日)は、クリスマス礼拝と祝会です。説教は私です。高校時代に受洗して今年で52回目のクリスマスを迎えようとしています。祝会の司会はM兄です。楽しい一時をもちたいと祈っています。
クリスマス・イヴ集会は12月24日(火)午後7時より。説教は後藤神学生(3年生)です。音楽のゲストとして、プロのジャズメン高田光比古トリオをお迎えします。ジャズ音楽でクリスマスソングなどを聴かせていただきます。期待しましょう。一人でも多くの方が出席するようにお祈りください。
元旦礼拝は1月1日(水)午前11時より。説教は私です。今年は教会創立90周年を迎え、記念誌を発行することを企画しています。お祈りと同時に、90年間に教会に関係された方々の文章や写真を集めようとしています。
最後に年末・年始の諸集会が一つひとつ祝されるようにお祈りください。
「旧週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ
2013/12/1 週報メッセージ
先週の説教要旨
朝位 真士
先週はルカ17章1~10節を通して「赦し・信仰・奉仕」という題で語った。
まず第一に赦しについて1~4節で語っている。「1日に7回あなたに対して罪を犯しても、7回『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい」(4節)とある。赦しの3原則としてICU学長であった鵜飼先生のことばを引用した。①理解することー人の行動にはいつも理由がある。人を非難する前に、その人を理解しようと努めれば、赦すことも容易になる。②忘れることー「赦すことのできる人間は偉大であるが、忘れることのできる人間は崇高である」とブリッシェスは語った。③愛することークリスチャンのアガペーは、相手が自分にどんな事をしてもただ相手の最大の利益の他何も求めないのである。宗教の教えの中では「赦し」ということが最も大切であると信じている」と語っている。
第二は信仰で、5~6節に「もしあなたがたにからし種1粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう」とある。「信仰があって神にだけ期待しているのであれば、奇跡を求めることをせず、神の国の到来のために必要なすべてのことをしてさえおればよいのである」とS・G・デフラークは語っている。
第三は奉仕で、7~10節に「『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい」とある。奉仕はクリスチャンとして当然の働きである。奉仕(祈り、教会出席、宣教、様々な奉仕活動)は信仰者の義務として当然である。奉仕されない方は、信仰の成長が未熟である。
「このたとえの目的は、神が私たちに属する一切を御自身のものとして主張され、私たちの身も働きも全面的に支配しておられることを示すことだ。」(カルヴァン)
13/11/24 週報メッセージ
朝位 真士
先週はルカ16章19節~31節を通して「金持ちとラザロ」という題で語った。ある金持ちとラザロ(「神は助けたまえり」の短縮形(エレアザル))。その名に反する彼の貧しさと病気。この二人が共に死んだ。ラザロは死に、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。他方金持ちも死んで葬られ、陰府でさいなまれる。ラザロは天に上げられ、金持ちは陰府に下る。彼は富を用いて友を作らなかったためである。義と愛の律法を実践しなかったのだ。私は、この金持ちとラザロのたとえから死後の状態について三つのことを語った。
(1)死後に天国へ行くか地獄に行くかは、その人の生前の生活によって決定する。すなわち、不信仰と不正の罪を悔い改めて、神を信じるか否かによって決定する。
(2)天国と地獄との間には大きな淵があってその間を行き来することはいずれの側からも不可能である。これは死者のためにこの世の者がどんな善行を積んでも、あるいはどんなに「供養」をしても全く効果がないということである。
(3)死者の魂は地上の人を訪れることができない。もしそれが可能ならば、ハデス(陰府)で苦しんでいる金持ちはラザロに頼まずに、自分で直接肉親の所を訪れただろう。
このルカ一六章のたとえは、共に死後の世界に焦点を合わせたものである。この世にある今という時の間に、この世の所有物をどのように用いて生活するかというイエスの警告であり、挑戦であった。
最後にジョン・ウェスレーの「金銭の使い方」について語っておこう。①出来る限り利得しなさい(儲けなさい)。②出来る限り節約しなさい。③出来る限り捧げなさい。”Gain all you can, save all you can and giveall you can.”
2013/11/17 週報メッセージ
朝位 真士
先日は礼拝の中で子供祝福式を行いました。六名の子供たちが出席しました。
私は礼拝でマタイ18章1~5節を通して、「子供のように」という題で語りました。
せ、彼らの中に立たせて、「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国
に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。わたしの
名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」
さて当日、いつも教会学校にきている子供たちは朝早くから親に連れられて教会学校に出席し、引き続き礼拝に出席しました。教会員のお孫さんで、特別な行事の際には来ている小学生の子供さんも出席しました。最後に、今年8月14日に誕生した私の孫(娘の子)です。教会には初めて出席しました。子供たちの頭に手を置いて祝福の祈りをさせていただいた時、心が震え一潮の感動が与えられました。この子供たちが将来教会の大切なメンバーになることを祈りましょう。桜ヶ丘教会の将来に祝福あれ!!
2013/11/10 週報メッセージ
ホ群信徒・教師共同セミナーに出席して
朝位 真士
11月4~6日迄、市川サンシティで開催され、「今こそ、神の福音の時」ー語り尽くそう、ホ群の伝道と教会形成ーというテーマのもとに、全国から信徒・教職が百名以上出席した。1日目、開会礼拝、司会貴村師、説教潮師。主題講演、司会秋山兄、講師原田彰久師。聖会Ⅰ、司会川崎師、説教滝口師、証し森下貴史師。2日目、伝道協議会、パネルディスカッション。聖会Ⅱ、司会山田師、説教田中師、賛美立証中西師。3日目、全体協議会。閉会礼拝、司会山本師、説教村上師。
主題講演の講師、原田彰久師(宮崎清水町教会)は、「ホーリネスの群における教会形成」という主題で、丁寧なレジュメにそって、ヘブル4章14~16節から、ホーリネスの群の伝道を教会形成の視点から考えた。ホーリネスの群における職制上の課題として、①教会政治が変化している、②変化への対応に課題があった、③教会政治おける提言について語られた。また、ホーリネスの群の信仰上の課題として、①聖書信仰の意味を明確にする、②四重の福音の再定義を挙げられた。今後、信仰と職制の両面でホーリネスの群のリニューアルが求められている。
聖会Ⅰ・Ⅱの中で、地方で長く牧会伝道をしておられる中堅の先生方のメッセージを聞くことができた。地味ではあるが、確信に満ちたものであった。パネルディスカッションでは5人の方々の話を聞いた。大変具体的な内容であり、現場における生の声を聞かせていただいた。特に地方教会における人的・金銭的困難さについては、具体的な資料を通して、新しい祈りのテーマが与えられた。自分がいかに恵まれた環境に置かれているかということに感謝し、困難の中で戦っておられる教会の先生方、教会員の方々のために密室での具体的な祈りの課題が示された。ハレルヤ!!
2013/11/3 週報メッセージ
感動の洗礼式
朝位 真士
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」(使徒16・31)
先日(10月27日)一人の青年が受洗する祝福を得た。彼は19歳の時地方から単身上京し、働きながら国家試験にチャレンジしている。小さい時、キリスト教系の幼稚園で福音を聞き、幼児洗礼を受け、家族全員が救いに与っている。1年数ヶ月前、お母様と一緒に私共の教会を訪問され、それ以来忠実に礼拝を守り、夜の祈祷会にも時々出席されている。彼が洗礼を受けたいと自分から語られて以来、毎日彼のためにお祈りをしてきたが、洗礼間近になり彼のお父様が病気になり、緊急手術入院となった。今も入院されているが、多くの方々の祈りによって経過良好で近々退院という吉報に接し、主の御名を崇めた。
洗礼式当日、彼のお母様が故郷より上京された。彼女は教会の忠実な信徒・役員として良き奉仕をされている方で、お会いして本当に素晴らしいクリスチャン家族だということを感じた。忠実に教会生活をされ、教会の中心的な存在として良き証しをされているご様子で、御名を崇めた。
私も地方教会に19年間いて、地方でクリスチャンとして証しの生活を送ることは大変なことであるということを感じた。ご家族が本当に心を合わせて兄の洗礼式が実現したことを思う。まだ生まれたばかりの神の子供であるが、これからも教会全体で祈り、愛の交わりを通してキリスト共同体の一員として成長されることを願う。彼がやがて誰かを導くことのできる大人の信徒として成長されることを祈っていただきたい。
また新しい魂が導かれることを祈り、神に祈りつつ栄光を帰したい!!
2013/10/27 週報メッセージ
我が恵み汝に足れり
朝位 真士
私は10月6日に70歳を迎えました。サラリーマンであるなら隠退の年齢ですが、主のあわれみによって現在も主の僕として御用をさせていただいています。
私は18歳で受洗し、サラリーマン生活を9年間経験し、東京勤務を機に退職しました。1965年に神学校を卒業し、九州で19年間、開拓伝道と副牧師を経験しました。1994年、西海静雄、満希子先生の後任として桜ヶ丘教会に家族4人(当時息子高2、娘中1)で赴任しました。当時マンションの1階が会堂、4階が教育館、5階が牧師館と分かれて教会活動をさせていただきました。マンション教会であったが、多くの方々が礼拝に来られ、各会は生き生きと活動し、教会学校も盛んでした。あれから20年、40名近い教会関係者が天国へ居を移されました。その間、会堂建設という大事業がありました。当時からおられる方々をはじめ、天国へ旅立った方々の功績は大きいと言わざるを得ません。1996年6月25日、工事契約を結んでこれから着工という時に地域の人々の反対に会い、工事が1年延期されました。私共は毎週の礼拝、祈祷会、各会、役員会で神様に必死にお祈りをさせていただきました。加えて、ホ群、教団、教区、朝祷会の関係者の方々の祈りと尊い献金もあり、1997年6月25日に着工され、1997年12月17日に引越し、1998年2月1日、原田謙牧師(当時ホ群委員長、更生教会牧師)の司式によって献堂式が行われ、新しい歴史の一歩を踏み出しました。桜ヶ丘教会は1923年6月1日に開拓され、今年で九〇周年を迎えました。
「神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。」(コヘレト3・11)
2013/10/20 週報メッセージ
朝位 真士
今日は小西優子先生が秋期特別集会の御用をしてくださいます。先生は大阪音楽大学卒業、ヤマハ・ポピュラーマスターコース修了。米国に留学、演奏活動を行っておられます。またウェスレアン・ホーリネス神学院神学科卒業(ホーリネスの群、東京聖書学校と兄弟姉妹校)。TV、舞台、国家晩餐祈祷会、首都圏イースター等の音楽に携わっておられます。東日本大震災チャリティーCD「TO THE SKY 空へ」他をリリース。キリスト伝道会伝道者、北本福音キリスト教会音楽主事、副牧師でもいらっしゃいます。今回の聖書箇所は詩編139編13~18節で、「変わらない愛」というテーマで語ってくださいます。
げる。わたしは恐ろしい力によって、驚くべきものに造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか、
わたしの魂はよく知っている。秘められたところでわたしは造られ、深い地の底で織りなされた。あなたには、
わたしの骨も隠されてはいない。胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの
書にすべて記されている。まだその一日も造られないうちから。あなたの御計らいは、わたしにとっていかに
貴いことか。神よ、いかにそれは数多いことか。数えようとしても、砂の粒より多く、その果てを極めたと思
っても、わたしはなお、あなたの中にいる。(新共同訳)
2013/10/13 週報メッセージ
朝位 真士
「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」(伝道3章1節)「永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終わりまで見極めることは許されていない。」(伝道3章11節)
私は過ぐる10月3日、教団調布教会牧師であった河村博先生の告別式に列席が許された。約330名以上の会葬者であった。先生は22年間、調布教会の牧師として牧会伝道に励んで来られ、特に会堂建設のため19年間労苦されました。その間40名以上の方々を天に送り、ご自分は病魔に襲われて、今年の3月末をもって調布教会の牧師を辞して他の教会の代務者となり、最後まで現役牧師として生涯を全うされました。私も個人的・公的にお付き合いがありましたが、温厚な先生でした。先生の口癖は「会堂建設が終わったら教会を辞任します」というものでした。その言葉通り辞任されて、小さな教会の奉仕をされていました。旧会堂は日本家屋で、大変長くそこで奉仕されていました。新会堂は明るく機能的な建築です。先生が主のために全力を注いで御用しておられる姿を近くで拝見させていただき、主の御名を崇めさせていただきました。4人のお子様が与えられて、家族あげて主の奉仕をされていました。69歳の生涯でした。
二人の知人の告別式を通して、やがて私共も主のもとに迎え入れられるまで、全力を注いで主の業に励みたいと思いました。二人のご遺族のために、神の慰めを心よりお祈りしたいと思います。
2013/10/6 週報メッセージ
東京チャペルコンサートに参加して
朝位 真士
9月29日(日)日本キリスト教団東調布教会で、キリスト伝道会主催の「東京チャペルコンサート」が開催された。説教は森稔先生(日本ナザレン教団牧師、日本キリスト伝道会会長)で、ヨハネ9章1~3節「さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。弟子たちがイエスに尋ねた。『ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。』イエスはお答えになった。『本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。』」から、「イエスの愛」というテーマでメッセージを語ってくださった。その中で一人の障害を持っていた男性が自殺をしようとしていた時、当時の路傍伝道でイエス・キリストの福音を聞かされて、クリスチャンになり、献身して伝道者として良き証しの生涯を送られたことを力強く語られた。
音楽の花束(1)ゴスペルグループ・シュブの素晴らしい音色に心が洗われた。音楽の花束(2)ヴァイオリン、蜷川いづみ女史が信仰に満たされた音楽を奏でてくださった。曲目は、「主よ、人の望みの喜びよ」「G線上のアリア」(J・S・バッハ)、「タイスの瞑想曲」(マスネ)、「ツィゴイネルワイゼン」(サラサーテ)、「尊き泉あり」「十字架のかげに」(聖歌428、396、柳瀬佐和子編曲)、「HOLY HOLY」(ダイクス)。女史は大変有名なヴァイオリニストでありながら謙遜であり、信仰的であり、笑顔の素敵な方である。3歳頃からバイオリンを弾かれ、フランスに留学している時に信仰に導かれたとの証しを聞き、私共の教会でもチャンスがあれば演奏と証しを聞きたいと思った。新会堂での演奏は、私の心の中にいつまでも余韻として残った。
当日は100名近くの出席で盛況であり、献金も予定をはるかに越えて与えられ、司会の大役も無事終わり、主イエス・キリストに感謝する。