伝道とは何か
朝位 真士
2011年度宣教方策会議が3月5~6日、教団鳥居坂教会を会場に
「伝道と伝道協力、共通理解と協働を求めて」の主題のもとに開催され
た。東京神学大学教授の神代先生が講演されて、「伝道」と「宣教」の
言葉の定義から始まり、「伝道」とは「イエス・キリストの十字架と復
活を通して罪からの救いの知らせである福音を宣べ伝えること」であり
「宣教」は「伝道、および福音によって生きる者の『愛のわざ』を通し
てなされる『証し』から成る、福音を宣べ伝える働き」であるとした。
伝道と宣教は対立するものではなく、伝道に愛の業を加えたより広い概
念が宣教であると定義した。
続いて、「なぜ宣教しなければならないのか」という問いに対して、
福音の普遍性があげられた。「福音は天地万物の造り主である唯一の神
に由来しており、全ての人のための救いの知らせである。この伝道は、
神の働きと導きのもと、教会が福音を宣べ伝えるために建てられている
ことによって可能となる」と語られた。また福音は、信仰と共に悔い改
めを引き起こすものであると指摘した。さらには、福音の普遍性は「い
つでも、どこでも、誰にでも」当てはまるということであるから、信仰
の正当性を意味し、それゆえに教会の公同性に結びつくのであると説明
した。
私共は主の証し人として、「時が良くても悪くても御言を宣べ伝え」
なくてはならない。
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2012/4/15 週報メッセージ
わたしの民が大勢いる
朝位 真士
「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。」これはコリント伝道に従
事している時、主がパウロに幻の中で語った言葉でした(使徒18章9
節)。恐れずにはおられない現状を見せたうえで「わたしがあなたと共
にいる」と言葉を重ねたのです(18章10節)。恐れず、語り続け、
黙っていない時、主が共にいることを実感させられるのでしょう。そし
て逆も真なりで、主が共にいて下さるゆえに、恐れず語り続け、黙って
いない地平へと出られるのしょう。(『それゆけ伝道』より引用)
先日、イースター礼拝でI姉が受洗されました。I姉との関係は、約
20年前にさかのぼります。私共が以前の教会でI姉の妹夫妻とお交わ
りがあり、I姉の御母堂の葬儀をさせていただきました。それ以来、九
州で妹夫妻のお祈りがずっと続けられました。神の導きでI姉と再会し
て以来、今日まで忠実に教会生活を続けられ、礼拝や特別集会に出席さ
れていました。さる3月20日の西東京教区全体研修会でのO牧師の講
演を聞き、彼が牧師をしながら弱者の方々に対する愛の奉仕に命を賭け
ておられる姿に感動されて、受洗の決意をされました。受洗はクリスチ
ャンの卒業式ではなく入学式です。こらから私共と一緒に主のことを学
ばれることをお祈りしたいと思います。
主の御名を賛美します。ハレルヤ!!
イースターを迎えて

2012/4/8 週報メッセージ
「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろ
うが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復
活なさったのだ。」(マタイ28・5~6)
今日はイースター礼拝です。キリスト教のイースター(復活日または
復活祭)は、イエス・キリストが十字架にかかって私たちの罪の身代わ
りに死んでくださり、三日目に復活した(よみがえられた)ことを記念
して、紀元325年以来、毎年春分後の最初の満月直後の主日と定めら
れ、今日に及んでいます。今年は4月8日(日)で、二千年間キリストの
復活を記念して礼拝が行われています。
3月27日、一人の姉妹が天国に行かれ、4月2日~3日に葬儀が行わ
され、二子が与えられました。さまざまな試練や苦難の生涯でしたが、
召天される週の日曜日(3月25日)まで忠実に教会生活をされました。
公私共充実した幸福の絶頂の時、神はK姉を召されました。人間的には
神の御心が理解できませんが、ローマ8章28節のごとく、万事を益と
してくださる神の業を信じたいと思います。K姉のご家族を始め、生前
親しくしておられた方々に、神の慰めと祝福をお祈りいたしたいと思い
ます。天国で再会の希望を与えられたく思います。
2012/4/1 週報メッセージ
朝位 真士
座間教会の牧師大川従道先生の『キリスト教、入り口から出口まで』
の中で、「新年にふさわしい詩を紹介する」としてトーマス・ウィーリング
なる喜び、励ましが/また、いかなる悲しみ、苦しみが訪れるか/
我らは知らない/だが、我らは、このことに安らぐ/神のみが知り
たもう知恵で/我らの上になされることは/最善であるということを
て受け容れることを得しめたまえ。変えるべきことに対しては勇気
をもってこれを変えることを得しめたまえ。しかし、そのいずれで
あるかを見分ける知恵を与えたまえ。アーメン
ーマ8章28節には「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召さ
れた者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたし
たちは知っています」とあります。万事を最善にしてくださる全能の神
を信じて従っていきたいと思います。
2012年度を迎えるにあたって

2012/3/25 週報メッセージ
朝位 真士
リック・ウォレン師の『健康な教会へのかぎ』という本を読んで、その文章に感動した。
ものを提供しないなら、その人たちは二度と来ない。堅実な成長を維持するには、他では手に入らないもの
を与えなければならない。牧師が肯定的で人生を変えるキリストの福音を説教し、教会員が教会で起こって
いる神のみわざに興奮し、礼拝が未信者の友人を気軽に連れて来られるものであり、キリストに導かれた人
々を育成・訓練し、派遣する計画が牧師にあるなら、出席者数は少なくとも問題ではなくなる。
教会が健康で、継続的に成長することにはいろいろな面がある。私は、真正な教会成長を次の五つの要素
によって定義している。①教会は、交わりを通して「温かさに」成長する必要がある。②教会は、弟子訓練
を通して「深さに」成長する必要がある。③教会は、礼拝を通して「強さに」成長する必要がある。④教会
は、奉仕を通して「広さに」成長する必要がある。⑤教会は、伝道を通して「大きさに」成長する必要があ
る。使徒2・42~47の初代教会において、この五つの側面が描かれている。
桜ヶ丘教会の関係者の皆様、2012年度にまずこのことが実行できるよう、お祈りとご協力ください。
2012/3/18 週報メッセージ
第2回教会総会を終えて
朝位 真士
2012年3月11日(日)礼拝後、2011年度第2回教会総会が終わりました。現住陪餐会員51名のうち出席者15名、委任状15名、合計30名で総会が成立しました。当日は東日本大震災1年目でした。昨年3月11日午後2時46分、大地震、津波、原発放射能汚染等によって、A紙発表によると、3月10日現在の死者1万5854人、行方不明者3155人、避難者34万3935人ということです。同紙には「もとの暮らしを少しでも取り戻すための『復興』の手だてはどこまで進んだか」とありました。
さて、私共の教会では三つの議案を審議していただきました。
(1)2012年度宣教方針について。2012年度には「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ」(使徒18章9~10節)という御言葉が与えられました。「宣教と教会形成」を教会の方々と共に達成していきたいと思います。①個人信仰の確立。②全家族の救い。③個人伝道による教勢倍加。「聖書を読もう会」や星野富弘美術館見学を通して、教会員の交わりを進めていこうと思います。
(2)2012年度一般会計予算について。S会計役員によってわかりやすい趣旨説明がなされました。厳しい経済状況の中で、信仰と神の助けをいただいて、この会計予算達成のために祈っていきたいと思います。また献堂して15年近く経過している教会堂の外装とエアコンの修理ならびに新品交換等のためにも祈り、ソフトとハードの両面を整備していきたいと思います。桜ヶ丘教会のリバイバル(復興)を祈ってください。
2011/3/11 週報メッセージ
国家晩餐祈祷会に出席して
朝位 真士
「わたしの名をもって呼ばれるわたしの民がひざまずいて祈り、わた
しの顔を求め、悪の道を捨てて立ち帰るなら、わたしは天から耳を傾け
罪を赦し、彼らの大地をいやす。」(歴代誌下7章14節)
私は、3月9日、某ホテルでの「国家晩餐祈祷会」に招待された。国
会議員をはじめ、カトリック・プロテスタントの教職・信徒数百名が一
堂に会して、昨年3月11日午後2時46分の東日本大震災で起こった
地震・津波・原発事故で被災された地域の方々のために心を合わせて数
時間祈った。特に胸を強く打ったのは、教会員の方々と流浪の旅を1年
続けておられる福島第一バプテスト教会S牧師の体験とメッセージと祈
りであった。
先生は開拓伝道をして福島の数カ所に会堂を建てられた。数年前には
100年安心の新会堂を建てられたが、今も立入禁止区域の中にあると
いうことだ。今迄の牧会と信仰が根底から覆されたが、神の国の宣教を
強く願っておられる姿に強く感動した。世界を周って献金が与えられ、
また福島に会堂を建てて宣教しようとしておられる。先生は「震災で何
を見たか」というテーマで、御自分の体験と信者の方々の証しを語り、
命がけで主のために働いておられる。殉教者ステファノ(ステパノ)の
姿をかみま見た。主に栄光あれ!!
桜ヶ丘教会2011年度第2回総会
