榊原紀惠子 のすべての投稿

2011/5/15 週報メッセージ

   大いなる救い
                                                                                                         朝位 真士
  ウェストミンスター大教理問答の中に、「人生の目的について」の問があります。その答には「人間のおもな最高の目的は、神の栄光をあらわし、永遠に神を全く喜ぶことである」とあります。今月29日(日)午前10時半、創立88周年記念チャペル・コンサート&メッセージとして、岸義紘先生(JTJ神学校校長)による特別集会を予定しています。聖書はマタイ11章28~30節で、「人生の休みと安らぎ」という題で語っていただきます。期待しましょう。
 幸福な人生、平和な世界を求めつつ、それが得られない。これは人間の歴史が始まって以来の問題です。物質生活は豊かになり、科学知識は向上し、教育の施設・方法は進歩し、科学改革の道もとられています。しかし、人の心には憎しみ、貪欲、汚れが満ち、世界には不義と暴力がはびこっています。どこに救いがあるのでしょうか。その答は聖書の中に書かれています。
 聖書には、おもしろい歴史、深い道徳の教えや人生哲学も書かれています。しかし、書かれた目的は、まことの神を知り、そのお方を信じてすばらしい人生を歩み、死後には永遠の命をもつようになることです。聖書は、神ご自身が私たちのために語られた愛のことばです。聖書の中に、幸福になる救いの原則がはっきりと記されています。
 「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。」(ヨハネ20章31節)
 救いの第一原則は神を知ること。第二の原則は罪を知ること。第三の原則はキリストの救いを信じること。第四の原則は信仰です。まだ「大いなる救い」を経験されていない方は、5月29日(日)のチャペル・コンサート&メッセージに期待しましょう。ハレルヤ!!                                                           

2011/5/8 週報メッセージ

   母の日の想い出
                                                                                                        朝位 真士
 アメリカのヴァージニア州のウェブスター町にあったメソジスト教会に、アンナ・M・ジャーヴィスという教会学校の教師として26年間奉仕した夫人がいました。ある日曜日に、モーセの十戒より第5戒の「あなたの父と母とを敬え」の箇所より話し、「皆さんの中からどなたか、お母さんの偉大な愛に対し、心から感謝を表す方法を考え出してくださる方のでることを望みます」と語りました。そのとき娘のアンナは、お母さんの話を感銘深く聞いていました。その後ジャーヴィス夫人は亡くなり、教会で追悼会が開かれました。娘のアンナは母から聞いたことばを思い出し、たくさんのカーネーションの花をささげてお母さんをしのびました。このことが列席者一同に大きな感動を与え、百貨店王といわれ、後に大臣になっても教会学校の校長を続けたジョン・ワナメーーカーの賛同を得、同氏の店頭で5月第2日曜日に盛大な記念会が催されました。これが母の日の始まりで、1908(明治41)年のことでした。1914年にアメリカの議会は、5月第2日曜日を母の日と定め、国旗を掲げてお母さんに敬意を表すことになり、やがて母の日は全世界に広まったのです。
 母の日が来るこの時、私がいつも想い出すのは母のことです。母は1915(大正4)年に誕生し、父と結婚して5人の子供が与えられ、2人は幼くして亡くし、私と妹2人が残されました。事業をしていた父を助け、子供達を養い、いつも笑顔をもって積極的に活動していました。良い母であり、父にとっては良い妻でしたが、50歳という若さで急逝しました。しかし私の心の中には、今も母の教えや感化が生きています。母の日になる時期に亡き母に感謝をしています。「わが子よ、母の教えをおろそかにするな。」(箴言1・8)

5月を迎えて

 イメージ 1写真:K/Kさん提供                            
5月の新緑が目にしみるほどに美しくまぶしく輝いているこの頃です。
 
桜ケ丘教会では、5月1日の礼拝を主に捧げることができました。
被災地の教会では、どのように礼拝を守っておられるのでしょうか。
主を賛美し聖書の話を聞くことができる恵みが、どうぞ被災地の小さな場所にあっても、主の霊が伴ってくださり、もたれますようにお祈りいたします。
過日クリスチャンの詩人が、テレビで「絶望する力」という言葉を語っておられました。
言葉を失ってしまったほどの今回の地震の猛威。
自然界にとっては、自然のくしゃみ程度の事なのかもしれないが、我々人類にとっては、絶句するほどの事柄。
私たちに今できること、日常を取り戻し、ひたすら日常を生きることではないでしょうか。
喜び、楽しみ、苦しみ、悲しむ。その日常。
 
5月1日の朝位牧師のメッセージでは、愛の大切さが語られました。「何よりも心をこめて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。」
主の愛について、考えさせられました。愛をもって、困難な事柄に対応できますようにと祈らずにはいられませんでした。
 

2011/5/1 週報メッセージ

   2011年度教会総会を終えて
                                                                                                       朝位 真士
 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」(Ⅰテサ5・16~18)という聖句が与えられ、「喜び、祈り、感謝せよ」、「個人信仰の確立、全家族の救い、個人伝道による教勢倍加」という目標・祈祷課題が与えられて新年度がスタートしました。4月24日(日)礼拝後、第一回の教会総会が礼拝堂で開催されました。現住陪餐会員51名中、出席者24名、委任状16名、合計40名で開催。1、祈祷、2、教務報告、3、2010年度決算報告、4、その他の内容で、議事が進行しました。私は、この教会総会のため、役員の方々がいつも多忙な中、時間と賜物を主のために喜んで捧げておられることに感謝しています。教務報告では、昨年4名の方々が召天されたことは教会にとって大変な痛手でありました。また会計報告では、本当に神様の一方的な恵みとしかいいようのないことが起こりました。長年の祈りであった、毎月27万5600円、20年のローンが14年で完済されました。これはまさしく神が人を動かしてなされた御業であります。これからもこの会堂を主のために有効活用して、一人でも多くの方々が主イエス・キリストの救いに与り、天国へのパスポートをいただき、罪の赦しによる平安と喜びと感謝の日々を送っていただきたく祈るものです。
 桜ヶ丘教会関係者が、2011年度すべての面において成長、前進が与えられるよう祈ります。そして主イエス・キリストが再臨するその時に、「忠実な僕、よくやった」とお褒めの言葉をいただきたいと思う次第です。ハレルヤ!!

2011/4/24 週報メッセージ

   復活祭(イースター)を迎えるにあたって
                                                               朝位 真士
  十字架の死後3日目、週の始めの日すなわち日曜日、キリストの復活
を記念する日。325年のニカヤ会議にて、春分の後の第一の満月後の
日曜日と定められました。キリストの復活によって罪の結果であり人間
最大の敵である死に勝利がもたらされたこの日を記念し、教会ではイー
スター礼拝を行います。今年は4月24日(日)です。イエス・キリストの復
活の記事は四福音書(マタイ28章、マルコ16章、ルカ24章、ヨハネ20
章)に記載されています。ある注解書のマタイ28章1~10節の中で、
イエスの復活の重要性についてY牧師が次のように語っていました。
 第一、イエスの復活はイエスが神であったことを示している。世の人
々は、世界の四大聖人として、釈迦、孔子、ソクラテス、イエスの名を
あげる。釈迦も孔子もソクラテスも死んだが、復活しなかった。彼らは
聖人と仰がれる偉大な人物であったかもしれないが、神ではなかった。
イエスだけが、死人の中から復活し、神の子であることを公に宣言した
のである。
  第二、イエスの復活は、私たちの救いが確実なものであることを保証
している。復活によって、罪に対する刑罰であり最後の敵である死にも
打ち勝った(Ⅰコリ15・54~55)。                           
 第三、イエスの復活は私たちに希望を与えてくれる。私たちもやがて
死ななければならない。イエスが再臨する時によみがえらされ、イエス
と共に永遠に生きることができる(Ⅰテサ4・13~17)。この復活の希望
があったからこそ、大胆に信仰をあかしし、殉教の死を遂げることがで
きたのである。
 イースターおめでとうございます。

2011年度4月の中で

イメージ 1桜の花の季節が北上しています。
桜の花見も、例年のように誰もが浮足立ってしまうような感じではなくて、大震災の傷跡に心を痛めながら、時折の余震に恐れを覚え、花を喜びつつ、4月を過ごしています。
 
桜ケ丘教会では、2011年度第1回総会が、4月24日(日)に礼拝の後に持たれます。
このようにして、教会の営みが主の憐れみのうちに、進められていることを思いますときに、本当に感謝いたします。
 
3月11日を境に、私たち日本人は、新たな試練の中で、放射能物質という強大なものとの共存を意識しながら過ごしていかなくてはならなくなりました。
 
原子力エネルギーにより、便利さの恩恵に預かって過ごしてきましたが、主にあって、どのように生かされているかを考え、今一度、命の原点を見直すことがとても大切と感じます。
何気ない、桜並木の風景も、この木々の下で騒ぐことができた時に時間を戻すことができませんね。
私たちは、何を選択し、子供たちに美しいものを残せばよいのか、しっかり考えていきたいですね。
 

2011/4/17 週報メッセージ

   東日本大震災緊急救援募金のお願い
                                  日本基督教団社会委員長  釜土 達雄
  主の御名を讃美いたします。
 3月11日(金)14時46分頃、マグニチュード9.0を記録する巨大地震が
東北地方太平洋沖で発生いたしました。地震とそれに伴う津波により、岩
手、宮城、福島を中心に大きな被害が出ています。
 被災した教会のために、多くの資金が必要となる事はまちがいありませ
ん。日本基督教団では地震直後から情報収集を始め、12日には救援対
策委員会を設置、支援のための準備を整えはじめております。
                     記
 募金期間 特に定めず/ 目標額 特に定めず/ 送金先 日本基督
教団社会委員会/ 郵便振替 00150-2-593699/ 
通信欄に「東日本大震災緊急救援募金」とお書きください。
 
                                                               朝位 真士
  私は上の教団新報4月9日付の記事を教会の皆様方に早くお知らせし
たく、転記しました。教団では被災した3教区(奥羽、東北、関東)へ各一
千万円を送金する事にしているようであります。奥羽教区長の邑原宗男
先生は「地震と、津波、なぜ、なぜ」と記しています。東北教区長の高橋
和人先生は「息長く、粘り強く希望をもって」と書いており、関東教区長の
疋田國麿呂先生は「被災者と共に歩む教会の救援を」と記しています。
1日も早い回復と復興がなされる事を切に祈ります。

2011/4/10 週報メッセージ

   ある神学校入学式に列席して
                                                              朝位 真士
 4月7日、午前10時30分、T神学校の入学式があった。10代~
60代とバラエティに富んだ年齢構成で、男性4人、女性1人。主婦、
勤め人、学生と、これもいろいろである。
 今回、S校長のメッセージは、イザヤ6章1~13節、「私を遣わし
て下さい」という題であった。まず序論で東日本大震災の状況にふれら
れ、ご自分の教会も被災地の一つとして実情を証しされた。
 メッセージの内容は、イザヤ時代の歴史的背景を語り、イザヤの召命
をご自分の献身の時とオーバーラップしながら語り、現代社会における
出来事を語られた。その中で、人間の内に宿る罪性(罪)について具体
的に語られた。私たちは皆、神の前には罪人であり、主イエス・キリス
トの十字架の死と復活の力によらなければ救われないのだということを
力強くアピールされた。3つのポイントから語られた。①神の聖なる臨
在にふれる。イザヤの召命を通して。②主よ、いつまででしょうか。苦
しみの信仰が深められ、救われる。③きよめの体験をすることが大事で
ある。特にクリスチャン生活の基本であるということを力強くアピール
され、入学者5名のみならず出席者全員に深い感動を与えた。
 主よ、入学者全員に献身の生涯を全うさせてくださいと祈る気持であ
る。

2011/4/3 週報メッセージ

   新年度を迎えて
                                                              朝位 真士
 2011年は、テサロニケの信徒への手紙一、5・16~18「いつ
も喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。
これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられる
ことです」という御言葉が与えられ、「喜び、祈り、感謝せよ」という
目標でスタートしました。今年は二人の方が1月と2月に召天されまし
た。しかし長年の祈りであった会堂ローンを、昨年12月に完済しまし
た。あとは会堂補修の課題が残っています。
 2011年度の宣教方針は桜ヶ丘教会の原点に戻ります。
 (1)個人信仰の確立ーまず個人のデボーションの確立。教会の集会に
   積極的に参加しましょう。
 (2)全家族の救いー「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも
   家族も救われます」(使徒16・31)の御言葉を信じましょう。
 (3)個人伝道による教勢倍加ー今年行われる諸集会を用いて、教勢倍
   加と礼拝出席者増加、受洗者が3名以上与えられるように祈って
   ください。
 イースターの4月24日(日)には教会総会も開催予定です。祈って、
桜ヶ丘教会の主の業に全員が参加して、前進していきたいと祈る次第で
す。

神様の試練

イメージ 1東北関東大震災被災地におかれまして
被害にあわれ命を亡くされた方々、
家を失い、ご家族にお会いできず、被災地で過ごしながら今もご家族等の安否をご心配され過ごされておられる方々、
懸命に復興に力を尽くし闘っておられる方々、
居住地を離れて復興の時を待ち望み今1日1日を見つめて過ごされておられる方々など
様々な状況の方を覚え、被災地の痛みに主の慰めと恵みが豊かに差し伸べられることを、教会では強く祈っております。
 
 また、福島原子力発電所の危機的な状況が1日も早く改善の方向に向かい、人々が安心して生活できるために、そこで昼夜を問わず懸命に命をかけて仕事に従事しておられる方々のもとに、全能なる神様の知恵と、力と勇気、そして愛が、ご臨在いただけるように、祈っております。
 
暴動もテロも戦争もない日本において、マグ二チュード9から生じた巨大地震と津波、原子力発電所爆破という、強力な破壊力によって、惨劇が目の前に突如出現しました。
このことを、クリスチャンとしてどのように考え、受け止めるべきなのか・・・・。
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。・・・神は真実な方です。・・試練と共に逃れる道をも備えてくださいます。」
主は、愛する者に試練を与えるとともに、その試練により忍耐を生みだし、艱難に耐える鍛錬の技をも備えてくださり、やがて、大きな恵みで私たちを満たしてくださると聖書に書かれています。
全能の神の御力により頼み、日本がこの大きな試練に立ち向かい、世界に日本の力強い精神性を発信できるように、私たちひとりひとりできることから、実践していきましょう。
主の耳に聞き届けれられるように、祈りましょう。