榊原紀惠子 のすべての投稿

3月がすぐそこに

イメージ 1写真:K/Kさん提供
 
陽射しが春らしい明るさを感じる今日この頃です。
昨年1月から今までに、桜ヶ丘教会では、3名の方々が召天されました。
また、東京から引っ越しされて、日曜日にお会いすることができなくなった方もいらっしゃいます。
神様が、たくさんの方々と出会う機会を私たちにお与えくださいます。
神様への思いや祈りが不足するときには、このような出会いを、ごく当たり前のような気になってしまいがちです。
教会では、2月から聖書の勉強会を礼拝の後に15分くらいで行うことになり、とても良い時間を、参加者で共有できているということをお聞きしました。
 
一期一会とい言葉が日本にはありますが、1日が凝縮されたような言葉ですね。
緊張感が1日の中に走りそうですが、1日の神様との語らいもそのように貴重なものですね。
いつも、そこに一緒におられて守ってくださる方と思いつつも忘れてしまうことがあります。感謝とともに、お会いしましょう。
なお、3月、春の来るのが待ち遠しい時ですが、去年の様々な経験を振り返りつつ、被災地の方々とともに、1日も早い復興を願い、同時に祈りましょう。
 

2012/2/26 週報メッセージ

   最近考える事
                                                             朝位 真士
  「あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦し、また、わたし
たちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していること
を、わたしたちは絶えず父である神の御前で心に留めているのです。」
                                                     (Ⅰテサ1章3節)
  2011年度の年度末を迎えました。この1年もいろいろな事があり
ました。しかし、毎週の礼拝、祈祷会、諸集会が守られてきたのは、主
イエス・キリストの父なる神に感謝する事は勿論ですが、教会の役員を
始め、会員の皆様方並びに求道者の皆様方のお陰であり、本当に感謝な
事であると思っています。神が教会の主でありますが、具体的に目に見
える活動をなすのは、協会の関係者の方々という事です。毎週の集会に
出席できる皆様方のご努力と、信仰、希望、愛の力は絶大ですが、教会
に出席できなくなった高齢者、病人、また仕事などの理由で教会活動に
直接参加できない方々も祈りや献金で支援してくださっています。この
ことも大きな力であると思います。
 3月11日の礼拝後の教会総会に、ぜひ皆様方のご協力とご支援を心
から賜りますようお願い申し上げます。桜ヶ丘教会は主イエス・キリス
トのものであると同時に、皆様のものである事をどうぞ心にお留めいた
だき、今後も桜ヶ丘教会のために祈ってご支援ください。主に栄光を帰
しつつ!!

2012/2/19 週報メッセージ

   ある研修会に出席して
                                                                朝位 真士
  2月13日~14日に仙台市若林区古城にあるA女子少年院に教誨師
研修として行ってまいりました。「A女子少年院の参観及び概況説明」
「東日本大震災後の被収容者によるボランティア活動及び心情変化につ
いて」等の内容でした。
 東日本大震災が昨年3月11日午後2時46分に起こったのですが、
その際に若林区荒浜地区に津波が10メートルの高さまで来て、一瞬にし
て700世帯の家が流され、数百人が亡くなったと聞いています。その津
波の5キロ近くにA女子少年院があります。少年達がその2キロ先の老
人施設で津波による被害へのボランティアをして、大変感動を覚えたそ
うです。今回の地震、津波、原発放射能事故を知り、多くの被害現状を
目の当たりにして、罪のない方々が多く被害に遭ったのに対して、自分
は被害に遭わずに生活が守られ、衣食住が保証されて本当に申し訳なく
思ったようです。非行のない生活を決心したことを、少年達がオペレッ
タを通して演じていたのが大変感動的でした。
 最後に実際被災した若林区荒浜地区をS牧師の車で約2時間視察をさ
せていただき、未だ復興・復旧がなされていない現状を見て、一日も早
い復興・回復を祈りました。また仮設住宅におられる方々の不便さを知
り、申し訳なく思いました。

風邪をひいて

イメージ 1写真:K/Kさん提供
 
今日は風邪で教会の礼拝を欠席しました。
皆様は、体調を十分に気かけて過ごされていらっしゃいますか。
先日、毎日が点のようだとすれば、点をつなぎあわせて線になるということから、小さな点を積み上げることの大切なことを再認識しました。
大きなことが目の前にあると、大きな輪郭が気になり、とても手に負えないと考えがちですね。
それでも、できる小さな点を積み上げて、行こうと思います。
 
教会生活も、あまりに理想的なことを考えてしまうと、線にならずに挫折してしまうかもしれません。
わたしたちは、一人ひとり個性があって、個性がぶつかることもあります。教会だからといって、特別に完璧な人がいると期待するとがっかりしますね。
 
教会とのつながりを、点でつなげて線にできるようにしたいですね。
 
祈る時に、今日という点に、あらためて感謝を込めることができます。
どうぞ1週間を、心をこめた線を描けるようにいたしましょう。
 
 
 

2012/2/12 週報メッセージ

   神に信頼せよ
                                                             朝位 真士
  「民よ、どのような時にも神に信頼し
  御前に心を注ぎ出せ。
  神はわたしたちの避けどころ。」(詩62・9)
 年度末に近づき、教会も人々も何かと心が騒がしくなってきました。
特に受験期、卒業時にある方々はそうでしょう。新年度が近づき、私自
身もいろいろと考えが頭の中に浮かんでまいります。教会の将来を考え
ると少し不安になります。人数の減少、財政的減少、高齢者の増加によ
る礼拝出席者の減少傾向などマイナス要因が多く重なり、牧会者として
本当に責任を感じています。
 しかしパウロは「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんな
ことにも感謝しなさい」(Ⅰテサ5・16~18)と語っています。ま
た「貧しく暮らすすべも知っています。……いついかなる場合にも対処
する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わた
しにはすべてが可能です」(フィリピ4・12~13)とあります。
 自分の力だけではなく、全能の神であるイエス・キリストの神に全く
お委ねして従っていけば、すべてに良き解決が与えられることを確信し
ました。最後に、ローマ8章28節にあるように「万事を益としてくだ
さる」神に信頼しましょう。

2012年2月

イメージ 1写真提供:K/Kさん
 例年にも増して寒い2月、お元気に教会へ行くことができていますか。
 春の日差しは、そこまで届いているのでしょうか。写真には、何か春の柔らかな思いが漂っています。
 さて、わたしは、昨年末、雪深い会津若松にむかい、その地で、クリスチャンが江戸時代に迫害された歴史を伺い、涙橋というところに行く機会がありました。
 ああ、何と悲しいんだろう・・・・と今も思いが募ります。日本のクリスチャンへの迫害の歴史が正しく教えられたでしょうか。様々な人権侵害の歴史が日本でも繰り広げられています。その中でも、クリスチャンの迫害の歴史は壮絶さをうかがわせます。
 今、日曜日教会で主に礼拝を捧げられる恵み、自由、これらの祝福には、多くの犠牲があることを、深く重く考えさせられています。
 日本が世界で一番になるには、これらの歴史を正確に、明らかにできてからであろうと感じます。
 わたし達日本のキリスト教徒が、何よりもその歴史を思い起こし、日曜日の礼拝で、力強く主を賛美しましょう。
 
 
 
 

2012/2/5 週報メッセージ

   西東京教区教師一泊研修会
                                                                                                            朝位 真士
 さる1月30日~31日に、小金井聖霊修道院マリア館にて教師研修会が開催された。講師は吉川教会牧師兼舎監、ホ群委員長F牧師であった。
 テーマは、聖書の霊性、詩25編「聖書の霊性Ⅰ、祈りの深みを学ぶ」、詩34編「聖書の霊性Ⅱ、恵みの満たしを学ぶ」であった。特に牧師の霊性を聖書を通してどのように学ぶかという話には、大変興味があった。参加者は28名であった。
 講師のF先生は、深い学識経験と牧会経験をおもちの先生で、T神大を出られてアメリカ留学で3年間学ばれた方で、ユーモアの中にも深い真理を平易に解説してくださった。私は2月第2日曜日礼拝後の「聖書を読もう会」によきヒントを与えられた。具体的には下記の如くである。
 聖書黙想の方法  Ⅰ聖書のテキストの概略(神の像) Ⅱ①メッセージ・ポイント ②生活への適用 Ⅲ結論
  次にデボーションのもち方を記す。
 黙 想 ①みことばへの応答 ②とりなし
 さんび ①みことばへの応答 ②とりなし
 聖 書
 祈 祷 ①悔い改め ②み言 ③信仰の確信
 頌 栄
  私はこの学びを「聖書を読もう会」で適用できたら感謝である。これを機会にもっと聖書に親しもう。

2012/1/29 週報メッセージ

   イエスの受洗
                                                                                                            朝位 真士
  「民衆が皆洗礼を受け、イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開け」(ルカ3・21)
 イエスの受洗の記事はマタイ3章13~27節、マルコ1章9~11節、ルカ3章21~22節に並行記事として記されている。イエスがバプテスマを受けられた理由と意味があった。
 第一に、イエスのバプテスマは御自分をその民の罪の償いのための供え物とすることを意味していた(ローマ3・24~25、5・8、イザヤ53等)。後にイエスはそのことを御自分の口から弟子たちに語られた。
 第二に、イエスのバプテスマはイエスが大祭司として民の救いのためのとりなしを公に開始することであった(ヘブル5・5~7)。イスラエル人がヨハネからバプテスマを受けていた背後には、彼らがその民族の血にもかかわらず神との関係のない者、神に受け入れられない者であるという現状を明らかにする。しかしイエスのバプテスマにおいては、その公生涯がスタートする時点で、神がイエスに「愛する子」「わたしはあなたを喜ぶ」と声をかけて、イエスが神の子であると認める天の声があった。
 なぜイエス・キリストがバプテスマを受けられたかについて、ルカは何も説明していない。イエスは罪なき神の子であるのだから、聖霊はイエス・キリストをそのように導いたのである。主イエスがバプテスマをお受けになった理由は、もちろん主イエス個人に悔い改めが必要であったからではない。それはバプテスマのヨハネのバプテスマが神から来たものであることが公に認められたことの表現であり、かつ御自分を罪を悔い改めるべきイスラエル人のひとりとされたことの表現であり、同時に十字架の上での死に向かっての公の歩みを始められたことの宣言でもあった。

2012年の新しい年を迎えて

イメージ 1 写真提供:K/Kさん
 
 2012年の朝には、どのような抱負をお持ちになられましたでしょうか。
 様々な地域で、ひとり一人、それぞれの新年を迎えられ、1年の思いを新たにされたことと思います。
 年明けから、1月は、3分の1の時間が過ぎようとしています。
 本日は、1月4回目の日曜日で、桜ケ丘教会でも主に礼拝を捧げ、生命あることの恵みを感謝いたしました。
 北海道をはじめとする北日本など各地に大雪が降っていることのニュースを聞き、被災地の方々が少しでも不安なくすごされることをお祈りいたします。
 忘れられない昨年の3月11日の大地震。
 時が過ぎていきますが、わたし達ができること
 小さなこと 考えて 進みたいと思います。
 
 どうぞ、2012年、厳しいニュースが流れますが、聖書の生命の御言葉により、わたしたちは日々新たにしていただくことができるという希望を持って進んでいきましょう。
 
  
 

2012/1/22 週報メッセージ

   Aさんの召天に際して                                                                 
                                                                                                                         朝位 真士
  「弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。」(Ⅰコリント9章22~23節)
 Aさんの召天の報に接したのは1月14日午前2時過ぎだったと思います。夜中ご遺族からお電話をいただきました。召される前の1月9日午後、Aさんの入院しておられる病院へフミ子師と見舞いに行きました。その時は意識もはっきりしておられました。その週の週末の夜中に召天されました。聞くところによるとAさんは、もし自分が死んだなら桜ヶ丘教会で葬儀をしてほしいという遺言をご遺族に語っておられたとのことです。その遺志を尊重して、教会で前夜式、告別式をさせていただきました。前夜式には百名を超える人々が出席され、告別式には数十名以上の方々が出席されました。話は前後しますが、2008年10月にAさんの奥様の葬儀をこの教会で行わせていただいたことがあり、Aさんはそのときの雰囲気が大変よかったようでした。それで自分の葬儀もキリスト教でして欲しいという思いがあったと思います。
 私は常々、地域に開かれた教会として、冠婚葬祭がキリスト教の宣教のチャンスとなれば大変素晴らしいことだと思っていました。事実、奥様の葬儀を通してご親類の方が求道生活をされて、今年のイースターに関西の教会で受洗されると伺いました。今度のAさんの葬儀も、これを機に教会に導かれて、ゆくゆくは救われて受洗される方があたえられたらと、祈らずにはおられないことです。
 2012年度は、あらゆるチャンスを通してキリストの福音が与えられることを、主イエス・キリストに祈る次第です。