榊原紀惠子 のすべての投稿

2011/7/3 週報メッセージ

   牧会雑感
                                                                                                          朝位 真士
  「人間の心は、自分の道を計画する。
  主が一歩一歩を備えてくださる。」(箴言16・9)
 私は1961年12月24日に北九州復興教会山中日出刃牧師により受洗した。18歳の多感な青年であった。以来今年で50年目を迎える。
 1969年にサラリーマンとして東京勤務になり、淀橋教会、小原十三司先生、峯野龍弘先生の指導を受けて東京聖書学校に1971年4月入学して、1975年3月卒業した。信徒伝道者として3年間過ごし、1978年准允を受けて伝道師となり、1981年按手礼を受けて牧師となった。北九州復興教会の副牧師として19年間、3人の主任牧師(山中先生、原田先生、三枝先生)に仕え、1994年、桜ヶ丘教会に西海静雄先生、満希子先生の後任としてフミ子牧師とともに赴任した。1997年、新会堂が与えられて、多額のローンも信徒の方々と求道者の方々、朝祷会、教団、地区、ホ群の方々のお祈りと支援により完済させていただいた。その間、教会関係の30名近くの方々の告別式の司式と、数件の結婚式の司式をさせていただいた。
 最近うれしいことが一つあった。息子の憲義兄が献身し、神学校を卒業して神奈川教区で准允を6月25日に受けた。現在神奈川教区の藤沢教会の伝道師として奉仕している。私が准允を受けて33年目に、当時幼児であった息子が献身して伝道者の道を歩み出した。親バカかもしれないが正直うれしいことであると同時に、彼が伝道者の生涯を全うできるよう、皆様の祈りを切に要望したいと思う。一人でも救われる人が与えられることを祈る。

2011/6/26 週報メッセージ

   2011年ホ群年会に出席して
                                                                                                           朝位 真士
  主題「ホ群教会の伝道と進展」 副題ー福音を恥としないー 「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシャ人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。」(ローマ1・16)
 6月20日(月)~21日(火)迄、ホ群年会が開催された。今年は、3月11日の震災のため年会が延期短縮された。正議員153名と准議員38名のメンバーで、正議員95名の出席で総会が成立した。
 2日間の短縮年会であったが、内容の濃い年会であった。開会礼拝、事務会Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。派遣式では8名の先生方がそれぞれの任地に遣わされた。追悼式もあり、3名の先生方が追悼された。事務会も多くの議題が審議・議決されたが、特に目立った内容は第9号議案で、東京聖書学校施設拡充の件が審議・可決したことである。概算として、チャペル他既存部分改修2千万円、増設部分6千万円、設計料その他1千万円、合計9千万円の予算で、東京聖書学校施設拡充基金から3千万円、ホ群諸教会からの募金3千万円、東京聖書学校吉川教会から3千万円(20年かけて献金)。ただちに建築委員会(仮称)を組織し、募金や細かな諸判断・執行の責任を担っていく。
 次に第12号議案として、互助部に「東日本大震災義援金」指定の窓口を設ける件が可決された。日本キリスト教団も全国募金として10億円の目標をたて、7月から支援委員会を設置するようであるが、ホ群としても少しでもお役に立ちたいと願い、献金を集めることを決定した。
 この年会は今まで出席した30数回の中でも大変印象深いものとなった。特に東日本大震災が起こった後の年会であったので、今後の私の牧会活動に大きなインパクトが与えられた気がした。

2011/6/19 週報メッセージ

   福音宣教の使命                                                                 
                                                                                                        朝位 真士
  ペンテコステ礼拝が12日もたれました。私はこの際に今年の宣教目標である三つのことについて確認したいと思います。
 (1)個人信仰の確立 まず基本生活の確立。毎日聖書を読む(「アパ・ルーム」、「信徒の友」教団日課、各自の霊想書)。祈る(月1度は毎週木曜日午前6時半の早天祈祷会、午後7時半の祈祷会に出席)。礼拝(毎週日曜日午前10時半)並びに各例会(ホープ会、婦人会、青年会、エリム会、ふれあい会)出席。
 (2)全家族の救い まず基本は祈ること。
 (3)個人伝道による教勢倍加 まず自分自身の救いの確立を目指すことにより、自分なりに伝道方法(友を導く、電話、教会週報、特伝案内、訪問、手紙、インターネットのブログを利用等)を考えて実践する。教会はイエス・キリストの体であると共に、皆様方一人一人のものです。一人一人が積極的に喜びと祈りと感謝をもって福音宣教をさせていただきましょう。
 次に2011年後半における特別集会のご案内をさせていただきたいと思います。
 7月31日(日)、教団東調布教会牧師の湯本春実先生による特別集会があります。
 10月30日(日)には、仏教僧侶からキリスト教牧師になられた松岡広和先生による2回のお話(朝10時半の礼拝と午後の講話)を予定しています。
 9月25日(日)午後2時半より、キリスト伝道会東京地域主催のチャペル・コンサートが行われ、ナザレン青葉台教会牧師の江上環先生をお迎えしてのメッセージ、黄氏のチェロ演奏、小西優子先生のピアノ演奏があります。
 12月18日(日)、クリスマス・チャペルコンサートでベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えします。 どうぞ祈って、ご出席ください。                                          

6月の中で

イメージ 1過日の岸先生のチャペルコンサートでは、言葉の質というお話から、長い聖書の話を一言でお伝えするとしたら、
この御言葉であると話されました。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書第3章16節
 
神様の愛について、考えるとき、感謝しきれないほどの恵みを感じます。
「永遠の命」について、思いを巡らす時に、永遠という時間は全く未知なるものですから、その恵みの大きさがはかりしれないほどの大きなものであることを思います。
 
地震と原発の影響が、いつまで続くのかと考えながら、自分にできることを、力を入れすぎずにやっていこうと思う毎日です。
 
それぞれの日常の中で、神様の愛を思いつつ過ごさせてまいりましょう。

2011/6/12 週報メッセージ

   聖霊の降臨(ペンテコステ)
                                                                                                         朝位 真士
  「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒1・8)
 新しい備えをして、エルサレムの二階座敷で120人の人々が10日間、熱心に祈っていた時、ペンテコステ(五旬節)に約束の聖霊が与えられた。旧約以来語られてきた神の約束が、聖霊の降臨というかたちで成就されたのである。聖霊の降臨は新しい時代の実現、すなわち地上の神の国である新しい教会を生み出し、福音の宣教の基礎を築く原動力であった。このペンテコステの日が、キリスト教の世界的発展の出発点となったのである。
 私共の教会も1923年6月1日、板井康裕牧師がアメリカから帰国して自宅で開拓伝道が始まり、その後教会の場所を転々とし、牧師も二十数人変わった。前任牧師西海静雄・満希子先生によって26年間、現在の会堂建設の基礎ができた。
 今日はペンテコステ礼拝であるが、使徒2章にあるように、教会が誕生するために約束通り聖霊が注がれた。それに続いてペトロの説教が明快に力強くなされた。その説教に対して正しく応答した者によって教会は建て上げられていく。三つの形に現れる。①罪の自覚である(2・37)。②求道心である(2・37)。③回心である(2・41)。
 救われるためには二つある。一つは「悔い改めなさい」、二つは「バプテスマを受けなさい」である。知的面でも生活面でも180度の変化を遂げる。そして、イエスの十字架の死を自分の罪のためと信じて受洗することである。

2011/6/5 週報メッセージ

   教会で大切な事柄
                                                                                                         朝位 真士
  ペンテコステ(聖霊降臨日)に教会が誕生したことが使徒1~2章に記されています。教会には各種の集まりがありますが、中でも聖日(主の復活を記念する日曜日)に行われる礼拝、また聖餐式と洗礼式の二つから成る聖礼典は教会の生命ともいえる大切な行事とされています。
 Ⅰ礼拝 天地の創造主である神を賛美し、救い主キリストのみわざに感謝し、日々の糧と生きる力を与えてくださる聖霊なる神に感謝をささげます。礼拝には五つの要素があります。①祈り、②主の祈り、③賛美、④説教、⑤信仰告白、⑥献金(これは会費やお賽銭とちがい、根本的に地上の生を与えてくださった神への感謝の応答として行われます。自発的で強制的なものではありません)。聖書では「十分の一の献げ物をすべて倉に運び、わたしの家に食物があるようにせよ。これによって、わたしを試してみよと万軍の主は言われる。必ず、わたしはあなたたちのために天の窓を開き、祝福を限りなく注ぐであろう」(アモス3・10)とあります。
 Ⅱ聖礼典 ラテン語でサクラメントと言い、昔兵士が軍隊に忠誠を誓った儀式からきています。教会においては、神の救いの契約のしるしとして定められています。これには二つの意義があります。礼典を通して神への忠誠を告白することと、礼典に与ることによりキリストの恵みが心の内に印銘付けられることです。
 ①洗礼式(バプテスマ) 父と子と聖霊との名によって施されるものです。キリストを救い主として信じた者は、その魂の内に新しい命を受け、神の子とされます。この神への回心と新生のことを霊のバプテスマといい、外形的なものとして表すのが水のバプテスマです。
 ②聖餐式 キリストは死の前夜、パンをさき、ぶどう酒をとり上げた。パンは十字架でさかれる肉体を表し、ぶどう酒は流される血を表しています。洗礼を受けた者はすべて聖餐式にあずかれます。

2011/5/29 週報メッセージ

   創立88周年記念チャペル・コンサート
                                                                                                         朝位 真士
  今年も岸義弘先生をお迎えできて感謝いたします。今年で11回目になります。今日語ってくださるテーマは「神様の宝はあなたです。」ヨハネ3章16節「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
 岸先生が2011年5月20日付のN新聞の「文化」欄で、「牧師が祈りのサックス」という題で語っておられたことを転記します。
 
  私は東京都内の神学校で学長を務める牧師であり、同時にサックス奏者でもある。若い牧師の育成に情熱 を注ぐ傍ら、1995年からボランティアで全国を回り、サックスの演奏会を開いている。教会、病院、刑務所、  老人ホーム。その回数は2000回を超えた。……私はクリスチャンの両親のもとに生まれ、岡山県で育った。 早稲田大学卒業後、神学校に入学。さらに米国のフラー神学大学院に留学し、35歳の時に帰国した。
    その後、巡回牧師として各地の教会に赴任した。……ちょうどそのころ、韓国系米国人のサックス奏者、キ  ム・ヨンイルさんのテープを聴く機会に恵まれた。……私は40歳を超えていたが、サックスを一から学び直そ うと決めた。ジャズサックス奏者の山中良文さんに入門し、月2回のレッスンを受けるようになった。先生から
 課題をもらい、毎日4時間、練習を続けた。……この5月は、東日本大震災で被災した東北地方の教会や避 
 難所を回っている。演奏を通して何かのお役に立つことができれば幸いだと思っている。……今は毎日午前4
 時に起きて、8時まで、ライフワークにしている新約聖書の解説書を執筆。その後に4時間、サックスの練習を
 続けている。
 
  先生は80歳でベスト選曲集を出すのを目標にして活動していきたいと語っています。先生の働きに期待しましょう。

桜ケ丘教会88周年記念礼拝

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今年5月、桜ケ丘教会は、創立88周年を迎えます。
本年も、岸先生のチャペルコンサートを開催することができました。
ご一緒に、この恵みを味わいましょう。
 
 なお、岸義紘先生によるサクソホンチャペルコンサートのメッセージテーマは急きょ変更になりました。
先生は、東北地方の被災地におかれて現地を歩かれていらっしゃる中で、メッセージテーマを下記のように変更されました。
 
「人生の休みと安らぎ」から「神様の宝はあなたです」に変更
 
日時:5月29日(日) 10:30~
 
聖書の個所:ヨハネによる福音書3章16節
「神は、その独り子をお与えになったほどに、この世を愛された。独り子を愛する者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
聖書の個所も変更になりました。
 
地震で心が沈みがちですね。でも、主の栄光を仰ぎ見つつ、主を賛美し、この与えていただいている命に感謝し、日曜日を待ちましょう。
 
 
 
 
 
 
 

2011/5/22 週報メッセージ

   2011年後半に向けて
                                                                                                        朝位 真士
  「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」
                                                        (Ⅰコリ1・18)
 「神は、宣教という愚かな手段によって信じる者を救おうと、お考えになったのです。」(Ⅰコリ1・21b)
 「ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。」(Ⅰコリ1・24~25)
 2011年も早数ヶ月経過してきました。いよいよ5月29日(日)の創立88周年記念チャペル・コンサートが近づいてきました。講師は有名は岸義弘先生で、テナーサックスとメッセージ。私共の教会には10回以上来られています。7月31日(日)には教団東調布教会牧師の湯本春実牧師。この教会は、かつてはホ群の委員長、東京聖書学校校長小出忍先生や西海静雄・満希子先生(桜ヶ丘教会前任牧師)が牧会された、群の中心的な教会です。10月30日(日)には、仏教僧侶からキリスト教牧師になられた松岡広和先生が来られます。大いに期待しましょう。
 12月18日(日)にはクリスマス・チャペルコンサートで、ベアンテ・ボーマン先生・ルリ子先生をお迎えして、チェロ演奏とメッセージを予定しています。
  9月25日(日)午後には、キリスト伝道会東京地域主催のチャペル・コンサートが桜ヶ丘教会で行われ、ナザレン青葉台教会牧師の江上環先生をお迎えいたします。
 このように2011年の後半は特別集会やチャペル・コンサートが続けて開催される予定です。どうぞ皆様方、お祈りと同時にそれぞれの集会に積極的にご出席ください。それと同時にどなたかをお誘いくだされば大変感謝なことです。今年も救霊のために祈ってください。

5月桜ケ丘教会88周年記念礼拝

イメージ 1桜ケ丘教会チャペルコンサートへのご案内
 
今年5月、桜ケ丘教会は、創立88周年を迎えます。
大きな恵みとなる記念の年とも言えます。
なお、毎年5月には、岸義紘先生によるサクソホンチャペルコンサートを開催し、岸先生による音楽と聖書のメッセージをいただくという恵みに預かっております。
今年も岸先生にお越しいただき、「人生の休みと安らぎ」というテーマでお話をいただきます。
 
日時:5月29日(日) 10:30~
 
聖書の個所:マタイによる福音書11章28節から30節
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしのくびきを負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなた方は安らぎを得られる。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」
 
どうぞどなたでも桜ケ丘教会の礼拝にご参加くださいますように、教会員一同、お待ちしております。
ご一緒に、賛美の歌を歌いながら、祈りつつ、日本のこの困難な時に、岸先生のお話を通し、新しい生命に立ち向かうことができるようにと思います。