2012/4/22 週報メッセージ

   伝道とは何か
                                                                朝位 真士
  2011年度宣教方策会議が3月5~6日、教団鳥居坂教会を会場に
「伝道と伝道協力、共通理解と協働を求めて」の主題のもとに開催され
た。東京神学大学教授の神代先生が講演されて、「伝道」と「宣教」の
言葉の定義から始まり、「伝道」とは「イエス・キリストの十字架と復
活を通して罪からの救いの知らせである福音を宣べ伝えること」であり
「宣教」は「伝道、および福音によって生きる者の『愛のわざ』を通し
てなされる『証し』から成る、福音を宣べ伝える働き」であるとした。
伝道と宣教は対立するものではなく、伝道に愛の業を加えたより広い概
念が宣教であると定義した。
 続いて、「なぜ宣教しなければならないのか」という問いに対して、
福音の普遍性があげられた。「福音は天地万物の造り主である唯一の神
に由来しており、全ての人のための救いの知らせである。この伝道は、
神の働きと導きのもと、教会が福音を宣べ伝えるために建てられている
ことによって可能となる」と語られた。また福音は、信仰と共に悔い改
めを引き起こすものであると指摘した。さらには、福音の普遍性は「い
つでも、どこでも、誰にでも」当てはまるということであるから、信仰
の正当性を意味し、それゆえに教会の公同性に結びつくのであると説明
した。 
 私共は主の証し人として、「時が良くても悪くても御言を宣べ伝え」
なくてはならない。