2021/5/2 週報メッセージ

目的のある人生

朝位 真士  

 聖書の中に「だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい」(Ⅰコリ10・31)とあります。なぜ「神の栄光のため」が人生の目的なのか、人生の目的の条件は何かということから考えてみましょう。

 人生の目的の条件(1)魂を満足させる人格的なものー人間は欲望の存在です。食欲、性欲、名誉欲などさまざまな欲望の満足を求めて生きています。しかし、これらの欲望を充足させるだけでは、決して満足できません。何故なら、人間は魂をもつ人格的な存在だからです。真の人生の目的となりうるのは、物ではなく完全な人格的なものでなければならないのです。人生の目的の条件(2)無限の欲求を満たす永遠的なものー人間の無限の欲求を満たすものでなければなりません。人間の魂の欲求は無限です。人生の目的の条件(3)心と心を結ぶ共感を得るものー人と人とを結びつける普遍的なものであるべきです。

 三重苦の試練の中で生き抜いたヘレン・ケラー女史は「人間にとってもっとも悲惨なのは心の世界がないことだ」と記し、最大の苦痛は「わからない」ことではなく、「わからせることができない」ことだと自伝に記しています。ヘレンの言う心の世界とは、心が結ばれる世界です。しかし、人間は心が狭く、罪のゆえに争いに巻き込まれていくのです。真の人生の目的はこの罪と自我の鎖を破り、本当に心と心とを一つに結ぶものでなければなりません(コロサイ3・14)。真の愛、この愛の支配こそ、人間が求めている目的です。神の愛こそが、私たちのあらゆる欲求に本当の満足を与えてくださるということです。(『新キリスト教ガイドブック』より)

 キリストご自身こそ、神の栄光です。このキリストを信じ、愛し、生きることが神の栄光を目的とする人生です。私たちは、一人でも多くの方々がキリストを信じて、神の栄光を現していただくことを祈りたい!!