2020/8/9 週報メッセージ

前任牧師西海静雄語録より

朝位 真士 

  先生は2004年6月29日、享年62歳で召天された。桜ヶ丘教会の前任牧師である。開拓同然の桜ヶ丘教会で、26年間満希子先生と共に牧会された。桜ヶ丘教会辞任後、東京聖書学校舎監、吉川教会開拓者、ホ群事務局責任者、東京聖書学校教授、ホ群委員を歴任された。とてもユニークな、牧師としては珍しい希有な存在であった。その先生が生前3冊の御本を発刊された。『教会に喝ーあなたに活ー』(1997年)、『み言葉アンサンブル』(2003年)、『人生のスパイス(教会生活)』(2004年)である。

 『教会に喝~』の「信徒」の項目で、「人間は短絡的で感情的ですが、永遠の支配者である聖霊にすべてを委ねるなら、真理の御霊はこれを受け止め、悔いのない、実り豊かな一生を送らせてくださいます。」「朝のデボーションを励行しましょう。全教会員が朝の祈りを始めたら教会は活性化します。教会は弱い者が寄り掛かり合う所ではなく、主によって強められた独りでも立ち得る者が集まって、賜物を生かし合い、主の体として結ばれ、成長していくところです。個人で生きるのではなく教会人として生きるところに、個人の存在意義もあるのです。」「教会が必要以上に信徒の時間を奪わないように、信徒は礼拝を死守し、諸集会に励み、そこから生涯的な光を受けて、持ち場立場で証しを立てるのです。奉仕のために疲れ切った表情で礼拝に出るより、土曜日はゆっくり休んで、恵みを慕ってホクホクした表情で礼拝に出たほうが伝道に役立ちます。私は会堂建設のためにバザーをしましたが、信徒の方々が余りにも夢中になるのを見て止めました。寿命を縮めては・・・・・・と思ったからです。今、高齢の方々が元気でおられるのを見て、感謝しています。」(次号に続く)