2017/12/17 週報メッセージ

   クリスマスに想うⅡ
                                                                                                             朝位 真士
 「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」(ルカ一・四五)
 クリスマス礼拝を来週に控えて、本田弘慈先生の『日々のキリスト』という、先生の大衆伝道三十周年を記念して出版された本の中にある、一二月一七日と一八日の記事を記します。
  天使の告知を受けたマリヤは、大急ぎで、親戚のいるユダの町を訪ねました。そこには、天使の告知を聞い 
 て妊娠していたザカリヤの妻エリサベツがいました。このエリサベツがマリヤを見たときに言ったことば、そ
 れが、この「信じきった人は、何と幸いなことでしょう」でした。エリサベツは天使のことばを信じて、ヨハ
 ネを宿しました。不妊の女といわれた悲しみはこのときまったく消えたのです。「信仰がなくては、神に喜ば
 れることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であるこ
 とを、信じなければならないのです。」(ヘブル十一・六)
   信じるということは、難しいことです。まして、「信じきる」ことは。しかし、心からそのようにするとき、 神は、エリ
 サベツやマリヤにだけでなく、二千年後のいまの私たちにも、神のみことばを信じきる者に大きな 祝福をもたら
 します。エリサベツはバプテスマのヨハネを産み、マリヤは人類の救い主である主イエスを産み ました。そして
 マリヤは人類の歴史の中で最も幸いな女性となりました。
  それは、ただ神のことばを信じたということによってです。主はいまも、信じる者を祝福してくださいます。
 救い主イエス・キリストを信じる者は、罪が赦され、神の子とせられます。また、きよめられ、聖霊に満たさ
 れます。病めるときはいやしを、悩みの日には慰めと勝利を得ることができます。そして最後の敵、死にさえ
 も勝つことができます。
 信じることこそ勝利の秘訣であり、祝福への道です。このクリスマス・シーズンにもう一度、信仰の事について、真剣に考えてみましょう。