2010/5/9 週報メッセージ

   ジョン・ウェスレーの回心
                                                                                                                          朝位 真士
  ジョン・ウェスレーは1703年6月17日、英国のエプオスに生まれた。父は国教会牧師で、六歳の時、牧師館の火事から危機一髪で救い出されるという経験から、神の特別な顧みを感じる。オックスフォード大学に学び、卒業後、国教会の按手礼を受け同大学の助教授に就任し、弟チャールズの始めたホーリー・クラブ運動に参加した。その規則正しい聖書研究と奉仕活動から「メソジスト」(几帳面派)と呼ばれるようになった。1735年同志と共に北米ジョージアに伝道。その途次モラピアン派の信仰に触れて感銘を受け、帰国後1738年5月24日、同派の集会に出席。霊的回心を得た。その事について、同日の彼の日記には次のように記されている。
   夕方、すこぶる気は進まなかったが、オルダスゲイト街の集会に出席した。あたかも一人の人がルターの
  ロマ書注解の序文を朗読している所であった。
   9時15分前頃、彼の「神はキリストを信ずる信仰を通して我らの心に働きかけたもう」との言葉を聞く
  や、我が心の奇しくも燃ゆるのを覚えた。その瞬間に明らかになったことは、我はキリストを救い主と信ず
  るということであった。
   また、キリストのみ救いを与えたもうということが、きわめて鮮やかに会得された。そして、神はかく程
  までに我が深い幾多の罪をも赦し、我を罪と死から救いたもうことが真に確実にされた。
                                              (『キリスト教ガイドブック』より)
 時はペンテコステの時期、今年は5月23日(日)である。私たちの心に、ジョン・ウェスレーの如く聖霊のバプテスマをいただいて、お互いに心が燃える経験をさせていただきたい。そして一人一人が救霊愛に燃やされて、今年一人が一人をキリストにお導きしたいと祈りたい!!