2010/2/14 週報メッセージ

   ある教師会に出席して
                                    朝位 真士
 先日、某教師会で私が発題をさせていただいた。内容は先週の週報で
も記載したが、教団、教区、地区、教会が抱えている高齢化、人数の減
少、財政的減少、信者数の減少等、深刻な課題にどう打開策を講じてい
ったらよいかということである。
 私は「伝道しよう」ということを言った某教授の講演資料を参考に語
った。内向傾向にある各個教会が、外に向かって伝道しなくてはならな
いと訴えた。
 日本伝道が充分な成果を上げ得なかった項目のうち、4つを引用する
と、①外来の邪宗として排斥されたキリシタン禁制による反キリストの
国民的感情が潜在意識としてあり、それに加えて民族主義的、国家主義
的教育による反キリスト教活動をみなぎらせている。②神道、儒教、仏
教の3教が根強い伝統的潜在勢力となって庶民階級を支配し、家庭は封
建制を脱し得ないでいることが、キリスト教の浸透を妨げている。日本
文化の異教的、汎神的、現世的性格と、キリスト教の絶対的、倫理的唯
一神観との妥協しがたい相克がある。③第2次大戦後において、虚脱よ
り混乱を経て、思想と生活上の動揺錯覚をきたした日本国民は、一時的
に西洋文化とキリスト教とを混同したように、キリスト教の門に集まっ
たが、今やしばらくその反動期に入って離反的傾向を見せている。④宗
教的素養を欠いているために、不安な時代に流行する新興宗教または類
似宗教に幻惑されて、迷信にとらわれている者が多い。