2010/1/24 週報メッセージ

   イエスを見つめながら
                                                           朝位 真士

 今年の1月3日、求道者のYさんが突然召天されました。ここ1年余、熱心に教会出席をされ、真剣に道を求めておられる様子でした。生前Yさんは「主人と私はクリスチャンになります」と確信をもって語っておられ、昨年の12月に御主人も来られました。本当に明るい方で常に周囲を明るくされ、ボランティアや困難な方がおられると率先して手助けをされたと聞いています。表面的には明るく振る舞っておられたYさんですが、精神的には大変な課題を抱えておられた様子でした。そのため、お寺や神社にも熱心に通われたと家の方から聞きました。しかし、最後には教会に道を求めて来られました。Kさんという、やはり道を求めて来られた方に誘われて来られた様子でした。Kさんも素晴らしい方です。Yさんの晩年に教会に導かれたということで、神様の力は偉大であると思いました。
 過日Yさんのお家へ弔問に行き、御主人と娘さんにお会いしていろいろとYさんのことを伺い、家の中でも本当に完璧な主婦であり母親であったということが、話の端々から感じとられました。Yさんの日常の行動は、全部日誌に記されていました。とくに教会での生活が詳細に記されていたとのことでした。「死んだ者にも福音が告げ知らされたのは、彼らが人間の見方からすれば、肉において死んだようでも、神との関係で、霊において生きるようになるためです」(Ⅰペトロ4・6)とあるように、きっとYさんは死んだ後、主イエスと出会い、救いにあずかったのではないかと思います。Yさん家族が救われることを切に祈るものです。天父の慰めを祈るものであります。