牧会雑感
朝位 真士
先日、僕が属している「日本キリスト伝道会」の機関紙の中に私の原稿を見た北九州市の九六歳の長老から、感謝と励ましの手紙がまいりました。
皆様もご存知の「希望の源である神」という題の文章です。「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように」(ローマ15章13節)という聖句について、少し私なりの考えを語らせていただきました。
キリスト伝道会の機関紙は、「日本をキリストへ」というスローガンのもとに、全国教会強化伝道、日本伝道の幻を語る会、国際的信仰交流を三大宣教事業として、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ16章15節)を主題聖句に、日本の一千万救霊の為、各地に教職、信徒のエヴァンジェリスト(伝道者)を派遣して御用に与っています。初代会長は日本キリスト教団富士見町教会牧師であられた島村亀鶴先生。現在は、会長に小松川教会名誉牧師、原登先生、実行委員長にホ群副委員長、深谷春男先生。私もその末席の1人として、御用させて頂いております。
話は前に戻りますが、K長老よりの力強い励ましのお言葉で、私自身が大いに力づけられました。K長老は、北九州の実業家であり、ギデオンの役員であり、現在も教会に於いて現役の長老として、超教派で活躍されておられる方であります。その方が、2冊の御著書を恵送して下さいました。歌集『海峡の町』と『凡てのこと益となりし(親鸞よりキリストへ)』という御本です。老大兄が現役で教会の働きをされている姿に、モーセが120歳にして目もかすまず、気力もおとろえなかった姿を重ねてみるものであります。