O姉の召天に接して
朝位 真士
O姉は、5月18日午前1時35分、99歳8ヶ月の生涯を終えて天国へ帰られた。姉は1909年9月24日、鹿児島で誕生されて、兄、弟、妹2人の5人兄妹であった。1966年12月23日、淀橋教会牧師、小原十三司師により受洗されている。56歳の頃である。御主人は1973年1月16日に召天され、西海静雄牧師によって告別式が執り行われ、教団墓地の小平霊園に埋骨されている。O姉が63歳の頃である。O姉は大変温厚な方で、いつもニコニコと笑顔で人に接しておられた。
私が1994年に赴任して桜ヶ丘教会に来た頃からのお付き合いであるが、たしか荻窪の公営住宅に住んでおられ、よく教会に漬け物を持参された。食事のためには欠かせない一品であった。99年頃から浴風園ケアハウスに入室されて、一人で生活をしておられた。聞くところによると、O姉は洋裁を習われて人にも教えておられたということで、趣味の布絵で素晴らしい作品を数多く残された。姉は時には困難な人を助けられたようで、大変気前のよい方のように見受けられた。妹さんの長男がO姉の後見人としてよくお世話をされた。毎月忠実に月定献金も捧げられて、本当によく桜ヶ丘教会のことを覚えて祈り、支援してくださった。
聖書に「『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。〝霊〟も言う。『然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである』」(ヨハネ黙示14・13)とある。Oさん、天国でお会いしましょう。地上の長い生涯の労苦、お疲れさまでした。天の賞与を神からいただいてください。