
2010年度桜ヶ丘教会第1回総会

クリスチャン生活の実質
朝位 真士
①聖化(きよめ)への道
聖霊に満たされた祝福とは基本的にどのようなものであろうか。
☆神の子の確信 第一に、神の子であることの確信が与えられことで
ある。(ローマ8・14~15)
☆罪と死の法則からの解放 十字架のあがないの働きによって、信じ
る者はすべて神の前に「無罪」とされる。しかし、この十字架の救いを
信仰者の人間性の変革にまで至らせ、まったく新しい人生を得させるの
は、聖霊の働きによるものである。(ローマ8・2)
☆実を結ぶ生活 聖化への道は、新しい人間性の成長として描かれて
いる。樹が成長して実を結ぶように、クリスチャンも聖霊によって成長
する。聖書は、それらの実を「御霊(みたま)の実」といって、次のよ
うに記している。「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、
善意、誠実、柔和、節制です。……キリスト・イエスのものとなった人
たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。わた
したちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従ってまた前
進しましょう。」(ガラテヤ5・22~25)
キリスト者生活の出発点
朝位 真士
信仰の結果、五つのことが与えられます。
①新生 キリストを信じることによって人間の内側に神から永遠の命が与えられ、新しく生まれ変わることです。信仰によって人間は永遠の世界、神の国に生きる命をもつようになるのです。死と滅亡の世界から永遠の命の世界へ移されることでもあります。
②義認 罪人が神の前に無罪とされ、義と認められることです。人間のもっている原罪には二つの要素があります。それは罪の性質と、さばきを受けるべき「とが」の二つです。前者は新生によって救われます。永遠の命が与えられることで、罪の性質が造り変えられ、清められていくからです。後者は義認によって解決されます。
③神の子となること 神の子として生きる新しい力のことです。神の子となるということは、神の家族の一員に加えられることであり、また神の国を受け継ぐ者とされることです。
④神との平和 人間の神に対する敵意がまったく取り除かれることです。そして神の前に絶対的な平安をもつことです。
⑤救いの確信 信仰によって与えられた祝福が決して変わるものでないことを、人間の知性、感情、意志のすべての人格的な機能をもって確認することです。キリストの福音を伝える手段、方法は変わっても、福音そのものは変わることがありません。神は真実であり、その愛と力において変わることがないからです。キリストの約束も不変です。この確信を、パウロはローマ8・35~39に語っています。ぜひ聖書を開いて見てください。
次回はクリスチャン生活の実質を記します。
キリスト者生活の出発点
朝位 真士
クリスチャン生活の出発点で、何を信じたらクリスチャンになるのか。まず第一に真の神を信じること。第二に神の前に罪を認め悔い改める。その中で肉の働きをローマ1章18~31節を引用します。
悔い改めとは何かということです。それは、自分の心を神に向け、罪の赦しを願うこと(回心)です。人間は誰でも罪の性質をもっており、ゲーテも言ったように、「人は努力をするかぎり罪を犯してしまう」からです。
悔い改めとは、罪から神への心の方向転換をすることです。そして、神の力と愛を心を開いて真剣に求めることです。
キリスト者生活の出発点の第三は、キリストを救い主として認めること。聖書は、キリストを人間の罪と死からの救い主であると明言しています。その救い主キリストの働きとは、端的に言えば、神の大いなる愛のゆえに十字架にかかり、人間の身代わりとして死という刑罰を受け、三日後に復活され、死に勝利されたことです。キリストは復活されたからこそ、人を罪と死の世界から救うことができるのです(ヨハネ11・25)。復活の主キリストは天に帰られましたが、また再びこの地上に来られ、救われた者がすべてよみがえり、神の国を完成させると約束しております。
第四に、キリストを自分の救い主と信じる。
第五に、信仰を告白する。「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。実に、人は心に信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。」(ローマ10・9~10)
第六に、信仰の結果、新生、義認、神のことなる。神との平和が与えられ、救いの確信が与えられます。人間の知性、感情、意志が人格的な機能をもって確認するのです。
写真:3月7日礼拝お花
教会員の皆様、3月を迎えて、桜咲く春が待ち遠しい日々です。
お仕事や病気など、様々なご事情で御会いできない方々もいらっしゃいますが、4月イースターももう直ぐですね。
教会では、ただ今カレンダーを作成中です。
売り上げは金は、教会建物補修などの費用に献金として捧げさせていただきます。
3月21日には、ご希望の方々にお渡しできるように進めております。
2009年度カレンダーも好評のうちに完売いたしました。
どうぞ、2010年度も、日々ご利用くださいますよう、作成の件お知らせいたします。