2010/1/31 週報メッセージ

   Y長老の召天に際して
                                                            朝位 真士
 過ぐる1月21日午後、Y長老の急逝の報に接し、未だ信じられない気持ちです。Y長老は1922(大正11)年7月17日、東京都渋谷区恵比寿で誕生。1939年、渋谷の道玄坂での路傍伝道でI牧師に導かれ、1940年、18歳の時I牧師より受洗されました。1943年、学徒動員として陸軍入隊。台湾にて飛行兵として参加されました。大学卒業後、都立高校の国語教師として長く勤務されました。名物先生と言われる程、特色のある先生のようでした。キリスト者として旗色鮮明であられたのではないかと思います。1950年、結婚され、一男二女、孫7人、ひ孫1人に恵まれました。定年退職後は東京都の講師などを務められました。多趣味多芸で、ボランティア活動にも積極的でした。
 教会では、責任役員、長老としていつも前向きで、物事を積極的に考えて行動されていました。「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。」(イザヤ41・10、口語訳)「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように。」(ローマ15・13)という聖書の御言葉をよく口に出して語っていました。
 Y長老の最後の礼拝出席は1月17日(日)でした。礼拝後昼食をとられ、ホープ会(壮年会)に出席され、熱くご自分の半生を語られました。最後に「喜びと感謝と希望」の書をいたく気に入られて、その言葉を口に出されて教会を後にされたのが最後となりました。
 御遺族、近親の方々の上に神の祝福と慰めを心よりお祈り申し上げます。