2021/8/1 週報メッセージ

クリスチャン生活の使命

朝位 真士 

  『新キリスト教ガイドブック』に標題の項目がありましたので、皆様方にお知らせいたします。

 クリスチャンにとって、この地上の生涯の目的は、ただ神の栄光を現すために生きることです。そして、人生はもはや自分のものではなく、その目的を果たすために、ある一定の期間、神から託されたものであると考えています。また、その究極のクリスチャン生活の使命は、福音を全世界に伝えるためにキリストの証人となることです。

 ①神の栄光を現すために生きる――クリスチャンの体は、聖霊の宮です。キリストの霊が内に住んでいるのです。これをキリストの内住ともいいます。この体は主のためにあるのです。人間的ないかなるものにも、体を支配させず、その体の働きをもって神の栄光を現すのです。

 ②恵みのよき管理人として生きる――人間の生命も、賜物も、金銭も、物質もすべて神から委託されているものです。この管理者である生き方は、人生の価値基準が、名誉や地位や物質にあるのではなく、神のご意志にこそあることを示しています。「人はパンのみで生きるのではなく、神の御意志によって生きるのだ」という真理がここに実践されるのです。

 ③キリストの証人として生きる――(Ⅱテモテ4・2、ローマ1・16)福音は、神の力です。この力は、ギリシャ語でデュナミスといい、ダイナマイトという言葉がここから来ました。クリスチャンは、この福音の力の証人として神に立てられた者です。神の栄光のためによき恵みの管理人として生きること。最大の事業、最大の遺産――クリスチャンにとって、福音宣教は人生の最大の事業です。あらゆる地上の職業、事業はすべてこの究極の目的に仕えるときに真に意義あるものとなるのです。み名によって生きよ(使徒3・4~6)。