イースター礼拝を迎えるにあたって
朝位 真士
2月17日(水)より4月4日(日)までの四旬節(レント、受難節)にキリストの受難と復活を学ぶ時期を過ごせたことを感謝します。主の復活を祝うキリスト教最大のお祭りがイースターですが、春分の後の最初の満月の次に来る日曜日ということになっています。当時のユダヤの暦が太陰暦に基づいていたからです。このため私たちの使用しているグレゴリオ暦では、毎年日付が変わってしまいます。教会では主の復活を記念して早天野外礼拝を行うところが多くあります。また、死んだような殻を破って新しい生命が出てくることの連想から、彩色された卵が配られます。キリストの新しい命を象徴しています。
今はコロナ禍の時代です。3密を避け、手指の消毒をし、マスクをして生活しなくてはなりません。ある牧師が「3密(密集、密閉、密接)を避けなければならないが、イエス・キリストには3満があります」と言いました。クリスマスによく読まれるヨハネ1章14節に「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた」とあります。①栄光、②恵み、③真理の3つの満があります。つまり、イエス・キリストは栄光、恵み、真理に満ちておられました。このコロナ禍の時、3満に充足していただきましょう。イースターの時、大いにキリストの3満に充たしていただきましょう。