2019/1/6 週報メッセージ

   神の国と神の義を求めよ

                                                                                                             朝位 真士

  今年はマタイ六章二五~三四節が与えられました。特に「何よりもまず神の国と神の義を求めなさい」(三四節)が中心聖句です。これが二〇一九年に与えられました。教会の年度は四月からですから、四月まで、もう一度この聖句を暗記するまでに、毎日聖書マタイ六章二五~三四節を拝読いたしましょう。
 昨年は、地震、台風、火災、爆発、水害事故、病気等の天変地異が起こり、個人的には病気や経済的困難、親しい方との死別等、教会的には伝道師の辞任や会員の減少、経済的困窮等の試練や困難に遭遇しました。今年も何が待ち受けているか、私共にはわかりませんが、しかし今年与えられた御言葉を信じて、主に従っていこうではありませんか。
 今年の聖句は、だれでもよく知っている箇所だと思います。イエス様の描く美しい自然のたとえを通して、神への信頼が単純、素朴に呼び起こされます。心配(思い悩む、思い煩い)が六回(六・二五、二七、二八、三一、三四、三四)に出ており、「天国の子」「神の国の子ら」(クリスチャン)の生活態度として「思い悩む」ことが戒められています(ルカ一二・二二~三四)。またこの「思い悩む」「心配」「思い煩い」の不必要であることを、ウィリアム・バークレーという新約学者は論じています。「まず神の国と神の義とを求めなさい。」「神の国」は神の支配、「神の義」は神との正しい関係です。私たちの祈りが「神第一」であるべきことは、「主の祈り」において教えられたところです。「求めなさい」は追求し努力せよということです。「神の国の確立と拡張、すべての人が神との関係において義しくあることを祈り、かつ実現に努力せよ」ということです。神はわれわれに何が必要であるか、「求めない先から」ご存じであり、必要なものが「すべて与えられる」のです。 
 今年は、神の前に大胆な信仰を表わし、行動して、一人が一人を神の前にお導きできるように、神様に祈ってまいりましょう。栄光在主!!