2018/3/18 週報メッセージ

   最近感じる事                                                                 
                                                                                                            朝位 真士
  Ⅰテモテ二章一~二節に、「そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです」とあります。私は神学生時代(一九七一年~七五年)に、淀橋教会の小原十三司先生の御指導によって毎朝五時半の早天祈祷会に出席していました。一通りの祈りが終わる頃、いつも右記の御言葉を皆で読み、とりなしの祈りを全員でさせていただいたことを、今も昨日のことのように思い出すのであります。
 現代社会は大変複雑困難です。政治、経済、教育等のリーダーのために、特にとりなしの祈りが必要であると痛切に感じています。あの神学生時代のごとく、熱心な祈りをしているだろうかと、反省しています。今はレント(受難節)の時期であり、四月一日(日)はイースター(復活節)礼拝です。私共は今一度、イエス様がよく祈られたごとく、信仰の原点である祈りを熱くする必要があります。
 教会の成長は、人が増えていく、あるいは財政的に強くなっていく、またいろいろな活動ができるようになることもそうですが、それ以上に教会を形成している一人ひとりがキリスト者として成長することだとパウロは考えていたのです。教会の役員の組織を決めたり、伝道の作戦を立てるだけでなく、祈りが教会と個人とを健全に成長させていく力であり、その拠り所であるとパウロは語っています。
 現代は異端が横行しています。ものみの塔や統一教会、幕屋(原始福音)、クリスチャントゥデイ等、キリスト教まがいの宗教やインターネット通信が横行しています。なお一層祈りの手を挙げて、神に祈りましょう。