2016/5/29 週報メッセージ

   新生・聖化・神癒・再臨の特色教理を強調し
                                                                                                          朝位 真士
  前号に続き四重の福音「新生・聖化・神癒・再臨」について一つ一つ見ることにする。
 (1)新生 「人は新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」(ヨハネ3・2)「神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ」(Ⅰペトロ1・13)キリストの十字架の死と復活を通して私たちに現された神の贖いの愛は、私たちを悔い改めへと導き、罪赦された神の子として新たに生まれさせる。そして「天に蓄えられている、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ」(Ⅰペトロ1・4)希望と喜びに生きる者へと導く。また、このように私たちを新たに生まれさせる神の恵みは、決して変わることがなく(ヘブル13・8)、この恵みのうちに聖霊は私たちを聖なる者へと造りかえていく。(教団信仰告白参照)
 (2)聖化 「聖なる生活を抜きにして、誰も主を見ることは出来ません。」(ヘブル12・14)「知らないのですか。あなたがたのからだは、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり……もはや自分自身のものではないのです。」(Ⅰコリント9・19)「これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和……」(ガラ5・22)神は、子である私たちの内に聖霊を住まわせ、罪の心を潔めて愛、喜び、平和、寛容等、豊かな義の実を結ばせるように働く。人はこのような聖霊の力強い恵みの促しにより、自分自身を神に明け渡し、キリストの心をわが心として歩む者となる。こうした恵みのわざとしての聖化の体験を、ホ群は従来より「きよめの体験」あるいは「聖霊のバプテスマの体験」等と言い表してきた。個々人の経験は同じではない。多様であり、それを表す言い回しも多様である。しかし何より大切なことは、聖霊の働きと導きの中で、「きよめの恵み」を日々生き続けることである。
 次号は「神癒」から学んでいこう。