2010/10/10 週報メッセージ

   伝道する信徒
                                                                                                         朝位 真士
  「兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを思い起こしてみなさい。人間的に見て知恵のある者が多かったわけではなく、能力のある者や、家柄のよい者が多かったわけでもありません。ところが、神は知恵ある者に恥をかかせるため、世の無学な者を選び、力ある者に恥をかかせるため、世の無力な者を選ばれました。」
                                                       (Ⅰコリ1・26~27)
  この10月31日はルターの宗教改革記念日です。多くの教会で、記念行事をすることがあり、特にルターのメッセージを引用して語る牧師も多いと聞いています。宗教改革の三大原理は、①聖書のみ、②信仰のみ、③万人祭司です。私は特に万人祭司を強調したいと思います。牧師や神父の祈りが聞かれるというのではなく、すべてのキリスト者が祈ることによって、神は聞いてくださいます。それと同時に、牧師や司祭が伝道するだけではなく、すべての信徒は伝道すべきという持論です。よく「自分は特に伝道と言えるようなことはしていない。私のような立場で、伝道できるだろうか。伝道する自信がない」という言葉を聞きます。私は、救われた信徒は全員伝道すべきだと思います。
 日本基督教団も現在約3分の1程の教会が無牧、兼牧(牧師が複数の教会を牧会している)ということを聞いています。あと10年もすれば、半数位の教会がそのようになるようです。そうしたら誰が牧会伝道(宣教)するのでしょうか。皆様方信徒一人一人の上にかかっているといっても過言ではありません。桜ヶ丘教会の10年後はどうなっているでしょうか。さあ皆さん、立ち上がって主の福音を伝道しましょう。10月24日に一人が一人を主のもとにお導きさせていただきましょう。