2009/8/9 週報メッセージ

   宣教と教誨師活動
                                                              朝位 真士

 私は2003年度より西東京教区所属の教誨師・篤志面接委員として、月1回狛江にある愛光女子学園に通っています。14歳から20歳未満の女子少年を収容し、非行から立ち直り健全な社会人になるよう矯正教育を行う国の施設で、40~50名の収容生を2回に分けて集合教誨を行っています。教養講話という内容で1時間、少女たちに人生教訓のような講話をしています。
 私はキリスト教の牧師として、人生の先輩として、聖書をベースに、神の愛はどんな人にも平等に注がれており、真面目に神を求めるなら神は救ってくださるということを、例話を用いながら神に祈りつつ語っています。すぐには効果が表れませんが、彼女たちが将来人生に迷ったときに教会を尋ねて求道してくれればという思いで種まきをしています。
 少女たちに語るときはいつも自分が救われたときの聖句、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3章16節)を心に思っています。もし18歳の少年時代に救われていなかったなら、私も非行を繰り返し、やがて大人になって犯罪を犯して社会に迷惑をかけていた人間になっていたと思い、若いときに神に救われた恵みを感謝しつつ、この救いの喜び、恵み、祝福が少女たちに何とか伝わるようにと、祈りを込めて語っています。
 その他、園内の運動会、クリスマス会(このときは特別集会に招かれた思いで福音を大胆に語ります)、学習発表会、成人式祝典の行事に積極的に参加して少女たちとの交流を深め、信頼関係が築けるよう努力しています。福音の種を1つでも多くまくために、私は励んでいます。