2009/6/14 週報メッセージ

   教会とは
                                            朝位 真士
 ペンテコステを迎えて、教会の誕生を経過してまいりました。この時、もう一度「教会とは」何かということを考えてみましょう。
 教会は聖書の言葉で「エクレシア」と言い、これはもともと「カレオー(呼ぶ)」という言葉からきており、「召集する」という意味をもっています。ですから教会は神によって特に「召された人々の群」というのです。この教会は全世界に存在しています。また教会は目に見える組織や建物のことだけではありません。教会は「キリストのからだ」とも言われています。これは、教会がキリストのいのちと力に満ちており、そこで多くの人々が神を礼拝し、聖書を学び、人生への新しい指針を得る所であるからです。
 教会の起源としてふつう考えられているのは、キリストが復活され昇天なされた日より十日後、集まっていた弟子たちの上に聖霊が降臨された時、「ペンテコステ」だと言われています。ここで言う教会とは、約二千年前に誕生した新約時代の教会のことです。

   五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい
  風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響い
  た。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどま
  った。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国の
  言葉で話しだした。(使徒2章1~4節)

 私はこの聖書を読むたびに、教会の誕生と同時に一人一人が聖霊に満たされて福音を語ったことを示されます。福音宣教です。先週、岸先生を通して福音宣教がなされ、50名近くの方々が福音を聞きました。なんとその中に20名近くの求道者の方々がおられたことを後で知って、この方々がなんとしても主イエス・キリストを信じて、新しい人生を歩んでほしいと切に祈るものです。