2009/11/15 週報メッセージ

西東京教区伝道協議会に出席して                                                                                                              朝位 真士

 11月3日~4日まで、箱根のホテルで西東京教区の伝道協議会が開催され、60余名の出席があった。西東京教区10年の歩みを振り返りながら、プロテスタント宣教150周年を経過しての過去・現在・未来にわたる「転換期の日本の教会と伝道」について考えた。主講師として大宮溥先生(前西東京教区議長、日本聖書教会理事長、阿佐ヶ谷教会名誉牧師)が大きく3つに分けて語ってくださった。1、日本プロテスタント宣教150年の歩み。(1)国民教会の形成(1846~1945)。(2)世界教会の一翼として(1945~1990)。2、21世紀の教会と宣教、(1)教会の成長ー現在の教勢の低下(2000年以前の教勢均衡と以後の低下)、教会の成長期としての明治初期と昭和戦後期ーその後の時代としての現在。①伝道による教会の成長、信徒の伝道体制の強化ー信徒伝道者の養成、高齢化社会における高齢者への伝道、信仰の継承ー受洗者の低年齢化推進、「家の宗教」としてのキリスト教ー准会員制度。②開拓伝道ー教区における開拓伝道、親教会群による開拓伝道。(2)教会の連帯。①教師の養成と研修の強化。②教師謝儀体制の強化。(3)社会的課題への参与と奉仕。結び、愛の共同体としての教会、神のアガペーに生きる、母なる教会への愛に基づく一致、「大きなことには一致を、小さなことには自由を、すべてのことに愛を」(リチャード・バックスター)。日本に対する愛、「2つのJ」(内村鑑三)。
 私は最初欠席を考えていましたが、教区からお誘いがあって出席いたしました。本当に素晴らしい研修会であったと神に感謝しています。教会に戻って参りまして、学んだことを実践したいと願っています。皆様のご協力を期待します。