2012年を迎えてⅡ
朝位 真士
「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」(使徒18・9~10)
2012年はこの聖句が与えられて、はや1週間が経過した。今年は宣教と教会形成を積極的に打ち出したい。そのためには、役員の方々を始め教会員全体でプレーしていただきたいと思う。
桜ヶ丘教会の祈祷目標
(1)個人信仰の確立 これにはまず全員が礼拝に出席していく。そのために聖日に向けて生活を立て直していく。キリスト者の生活の中心は神を第一とした聖なる礼拝から始まる。イエス様の十字架と復活を覚え、喜びと感謝と希望をもって礼拝できることは、神様のお恵みである。それには「全員献財」(パウロはⅡコリント8章1~8節でマケドニアの教会に与えられた献財について「献財は神の恵みである」と3回も繰返し訴えている)
特に十一献金の祝福を経験して欲しい。①十一献金により私達の心を世の物欲から潔める。②経済面に豊かな祝福を得る。③霊性に計り知れない恵みが与えられる。④教会に神の栄光が現れる。マラキ3章8~10節を引用したい。
(2)全家族の救い 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」(使徒16章31節)
家族の救いのために、真剣にお祈りしましょう。「全員祈祷」ー祈祷は信者の霊的呼吸であり、神との対話であり、御言葉を通して神に聴くのである。聖書は私達の祈りを導き、力を与えてくださる。祈祷は恵みである。
(3)個人伝道による教勢倍加 2012年は開拓元年として地域に宣教の活動をさせていただこう。一人一人の信仰向上のために、一人の魂のために1年間祈り続けてまいりましょう。
「旧週報メッセージ」カテゴリーアーカイブ
2012/1/1 週報メッセージ
2012年を迎えて
朝位 真士
新年2012年あけましておめでとうございます。今年与えられた御言葉は、使徒18章9~10節、「恐れるな、語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」です。
2011年は3月11日に東日本大震災が起こり、地震、津波、原発事故等で12月28日現在で15844人の死者、3468人の行方不明者が出ており、日本全国が大変大きな試練の中にあります。その反面「なでしこ世界一」で、悲しみの中にも一つの喜びが与えられました。また世界に目を向けると、ユーロ危機が世界的不況の原因となり、独裁者が退陣に追い込まれたりと大変な事件が起こりました。
わが教会に目を向けますと、1、2、8月と3人の方々が召天されたり、一人の方が遠方に転居されたりしました。悲しみの事柄が続きましたが、教会員の結婚式もあったことは喜ばしいことでした。
さて、先ほどの使徒18章9~10節には三つの約束が続いています。第一は、「わたし」(主イエス)が共にいる。第二に、あなたは安全である。第三に、コリントに神の選びの民は多い。主イエス自ら、コリント伝道の苦難と約束の中心におられる。
私が桜ヶ丘教会に赴任して19年目に入ります。今年は四つの目標を掲げます。①全員礼拝、②全員献財、③全員伝道、④全員祈祷です。私の育った北九州復興教会で受けた恵みを分かち合いたいと思います。故山中日出刃先生は開拓伝道から九州で有数の教会へと成長させました。それは右の四つの目標を実践したからだと思います。
2011/12/25 週報メッセージ
クリスマスを迎えるにあたって
朝位 真士
今年も無事クリスマスを迎えることができたのは感謝であるが、3月11日の大震災で被害にあわれた方々のことを思うと心が痛む思いである。
クリスマスを最初にイエス・キリストの誕生日として12月25日に祝ったのは、AD325年のニケア公会議で定められてからというのが通説で、AD354年の降誕祭の記録が残っている。AD526年にローマ皇帝ユスティアヌスの命を受けてキリスト教の新しい暦を作る時、修道士ディオニウスはその起点をイエス・キリストの誕生の年と定め、ラテン語でAnnno Domini(主の年)とした。以来、歴史を二つに分けて、キリスト誕生以前をBefore Christ(紀元前)と呼ぶようになった。
クリスマス・メッセージで有名な箇所は、「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2・10~11)である。ここに大切なメッセージが含まれている。第一に「恐れるな」、第二に「大きな喜び」、第三に「救い主がお生まれになった」、第四に「主メシア」と語られている。
私は1961年12月24日のクリスマス礼拝において、故山中日出刃師の司式で受洗した。18歳であった。以来50年間、神様は私が不真実な者であるにもかかわらず、私を持ち運んでくださった。9年間のサラリーマン生活を終えて、1971年神学校(東京聖書学校)を卒業し、九州で19年間奉仕をさせていただき、1994年桜ヶ丘教会に家族4人で赴任させていただいてから18年目を迎えている。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(Ⅰテサ5・16~18)
2012年が希望の年、回復の年、慰めの年、飛躍の年であるように切に祈るものである。
2011/12/18 週報メッセージ
クリスマス・チャペルコンサート 朝位 真士
ベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えできて心より感謝申し上げます。私共の教会が1998年2月に献堂式を終えて、翌1999年12月19日(日)に第1回のクリスマス・チャペルコンサートで先生方をお迎えして以来、今年で13回目となります。先生は年間160回以上の演奏会や伝道会・聖会の御奉仕があり、日本全国各地、北海道から九州、沖縄まで、また海外へも福音のためなら手弁当で行かれる、まさしく神の福音の音楽伝道者です。
ベアンテ・ボーマン先生(東京交響楽団客員首席チェロ奏者、神学博士、玉川大学芸術学部の非常勤講師、全日本山岳写真協会会員)はスウェーデンで誕生され、12歳からチェロを始められ、王立音楽大学卒業後、西ドイツのフォルクバンク音楽大学院、ヘルシンキ市のシベリウス・アカデミー大学院で学ばれ、1980年に首席チェロ奏者として東京交響楽団に入団されました。フィンランドで聖書を学び、神学校で旧約釈義を教えておられる神学博士でもあられます。
ルリ子先生は武蔵野音楽大学ピアノ科卒業後、西ドイツ国立フォルクバンク大学、シベリウス・アカデミーの各マスタークラスで学ばれました。明るくて気さくで、大変活動的・積極的な方でいらっしゃいます。
私の母教会である北九州復興教会の清水会堂と曽根会堂でも先生達の特別集会があり、いずれも超満員であったと伺いました。また東京の有名なホテルでも、会費2万円のVIPの集会に三百数十名が出席したと聞いています。私達はこの素晴らしいメッセンジャー・チェロ奏者であるベアンテ・ボーマン先生のために、祈って期待したいと思います。
聖書ルカ1章26~38節から「永遠の愛と恵み」という題で、力強く恵みに満ちて語ってくださる主イエスの力に期待しましょう。
2011/12/11 週報メッセージ
クリスマス・チャペルコンサート
朝位 真士
いよいよ来週12月18日(日)午前10時半より、クリスマス・チャペルコンサートが行われ、ベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えする。本当に神に感謝している。
先生はスウェーデンのファルン市で誕生。12歳の時チェロを始める。1967年~1971年ストックホルム王立音楽大学でグスタフ・グレンダール教授に師事。最優秀賞の殊勲メダルを授与されて卒業し、1971年~1972年、国立歌劇場の首席チェロ奏者を務める。海外留学生および西ドイツ給費留学生として、1972年~1975年まで国立フォルクヴァンク芸術大学マスタークラスにて、ポール・ドルトリエ教授に師事する。最終的にフィンランド政府給費留学生としてシベリウス・アカデミーのマスタークラスにてアルト・ノラス教授に師事し、1979年首席で卒業。1980年~2011年3月まで31年間、東京交響楽団の首席チェロ奏者を務め退職。現在は東京交響楽団客員首席チェロ奏者、玉川大学芸術学部の非常勤講師として後進を指導する一方、室内楽等の演奏活動や伝道コンサートをはじめとする宣教の働きに携わっている。全日本山岳写真協会会員でもある。
私の母教会である北九州復興教会の清水会堂と曽根会堂でも先生達の特別集会があり、いずれも超満員であったと伺った。また東京の有名なホテルでも会費2万円のVIPの集会に三百数十名が入場したと聞いている。我々はこの素晴らしいメッセンジャー、チェロ奏者であるベアンテ・ボーマン先生ご夫妻のため、密室、定例集会等で、来週のクリスマス・チャペルコンサートに神の祝福があることを毎日祈っていこう。
2011/12/4
朝位 真士
今年もクリスマス・シーズンとなり、アドヴェントの時期となりました。このアドヴェントとは来臨の意味で、主イエスの受肉された降誕を迎える心の準備をするとともに、再臨の準備の時ともされています。
フランス・スペイン地方の教会で、クリスマスに洗礼を受ける準備の期間を40日間として守ったのですが、後にローマ教会がこれを取り入れ、クリスマスを迎える準備の時とし、11月30日に最も近い主日をアドベント第一主日としました。今年は11月27日でした。クリスマスの4回前の日曜日から始まる4週間、世界中の人たちは、この世界の救いのために人となった神の子イエス・キリストが再び地上に来られる日を待ち望む心で、このシーズンを過ごします。
アドヴェント・クランツにローソクが4本立てられますが、このローソクがクリスマスの4週間前の日曜日から1本ずつ点火され、最後の4本目に点火されるとクリスマス礼拝となります。
今年は珍しく12月25日がクリスマス礼拝となっていますが、その前の18日にはベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えして、クリスマス・チャペルコンサートを開催する予定です。毎年先生ご夫妻を迎えられることを感謝していますが、今年は特に3月11日の東日本大震災が起こり、地震、津波、放射能汚染等で未だ復興・回復されていない多くの方々の悲しみ、苦しみを共有しつつ、先生の素晴らしいチェロ演奏とクリスマス・メッセージを通して、私共の魂のいやしと回復をさせていただきたいと思います。被災地の方々の復興・回復を祈りつつ、このクリスマスを迎えたいものです。
2011/11/27 週報メッセージ
被災地支援の取り組み
朝位 真士
先日11月22日午後1時~3時まで、教会ミニバザーを開催しました。S姉は福島の産物(果物・菓子)を二日間かけて持ち込み、K兄は自慢のカレーを作ってくださり、委託販売もあって内容的には豊かなバザーを開催することができました。
さてここで日本キリスト教団の「被災地支援の取り組み」を転記します。
「放射能汚染に対する東北教区の取り組み」①避難を希望する人へのサポート、避難先情報を紹介できるような体制をつくります。②避難できない人、避難を希望しない人へのサポート。③教会や付属施設へのサポート。④緊急事態を想定して。⑤忘れないために、被災の中に生きる教会や付属施設の人たちの思いに耳を傾け続け、共に祈り伝え続けていきます。
日本キリスト教団東日本大震災救援募金、目標額10億円(国内のみ)。期間2011年7月1日~2015年3月31日。使途①被災教会の会堂再建、補修支援費5億、②被災地域のための社会福祉事業、キリスト教学校への支援費2億、③被災地の教会が行う地域への支援活動費1億、④被災地域への支援活動費1億、⑤被災された信徒および外国籍の方への支援1億。送金先、振替口座、記号番号00110-6-639331、加入者名日本基督教団東日本大震災救援募金。
バザーの収益金全額をこの支援に当てたいと思います。そして一日も早く被災地の方々が復興・回復できることを祈っていきたいと思います。(Ⅱコリント8章9節)
バザー協力者の方々、ありがとうございました。
2011/11/20 週報メッセージ
朝位 真士
教会は聖書の言葉(ギリシャ語)で「エクレシア」と言います。これはもともと「カレオー」(呼ぶ)という言葉から来ており、「召集する」という意味をもっています。昔ギリシャのアテネなど都市国家の市会や議会をエクレシアと呼んでいました。開会の時に伝令が市内を走りまわって市の議員を呼び集めたことから生まれた言葉です。
教会は神によって特に「召集された人々の群」をいうのです。そしてこの教会は今や世界に存在しています。大小さまざまです。村の教会、町の教会もあれば、壮麗な大会堂や美しいステンド・グラスの教会もあります。どれも聖書の真理の上に正しく立っているならば、それは神の教会です。また教会は目に見える組織や建物のことだけではありません。教会は「キリストのからだ」とも言われています。これは、教会がキリストのいのちと力に満ちており、そこで多くの人々が神を礼拝し、聖書を学び、人生への新しい指針を得る所であるからです。
教会は人を選ぶことをしません。神のよって造られた人間は、一人一人が神に愛されているからです。 教会における三大発見
①人生の目的
教会において、悔いのない人生、尊い使命に生きる人生の目的を発見する。(エフェソ4・11~16)
教会において、神から与えられている霊の賜物を発見する。(Ⅰコリント12・13)
③力の源泉
教会において、失望から立ち上がり、弱さを誇りとして生きる力の根源を発見する。(エフェソ1・19)
2011/11/13 週報メッセージ
ホ群信徒・教職共同セミナー
朝位 真士
11月7日~9日迄、市川サンシティでホ群信徒・教職111名が参加して、「ホ群教会の伝道と進展」~これからのホ群の伝道と教会形成~というテーマのもとセミナーが開催された。
1日目開会礼拝では、委員長のU先生がマタイ4章18~22節「人間をとる漁師」という題で、証しと実績から、伝道と教会形成の基礎、力はどこにあるのかを語った。①ホーリネスを体験。神の聖、神の臨在と主イエス・キリストの十字架の贖い。②ホーリネスの群及び東京聖書学校への愛群心、愛校心、そして求心生。③今回のセミナーの講演と分科会の内容。多岐にわたる課題、それは主なる神からの負託。召命感、責任。漁師=プロ。④ホ群委員長としてホ群各教会の伝道・牧会体制の診断と援助の用意。将来的にはホ群で牧師の再研修、サポート機関・委員会を設置する必要あり。
講演Ⅰ、ケース・スタディ、I牧師とY牧師。講演Ⅱ、伝道の実践、N牧師、F牧師。夜の礼拝、被災地の牧師、M牧師。
二日目、伝道協議会(伝道部)、パネル・ディスカッション、分科会Ⅰ牧師のいやし(霊性の回復)、Ⅱ役員会運営、Ⅲ伝道力のアップ、Ⅳ子ども伝道、Ⅴ音楽伝道(ゴスペル)、聖会、説教S校長。
三日目、全体協議会、閉会礼拝O牧師、マタイ9章35節~10章4節のイエス様が弟子を選ぶために祈られたことから祈りの重要性をアピールされた。
セミナーに両牧師参加させていただき、私が感じたことと特記すべきことは、各先生方がその地域で一生懸命、伝道者のプロ意識を強くして誠実に取り組んでおられる姿。感動を覚えた。成果の上がった教会もあるが、全体的に苦闘している姿を感じた。東京聖書学校・吉川教会の改築・増築計画案が出て、予算9千万円が計上されている。群全体で支援していくことが話し合われた。
2011/11/6 週報メッセージ
召天者記念礼拝を迎えるにあたって
朝位 真士
「人生の年月は70年程のものです。健やかな人が80年を数えても、得るところは労苦と災いにすぎません。瞬く間に時は過ぎ、わたしたちは飛び去ります。」(詩90・10)
今年も召天者記念礼拝を迎えることができて感謝しています。葬儀の後の記念の集いについては、私的・家族的な記念礼拝あるいは記念会が考えられます。どのような時に記念会をもつかについて特別の基準はありませんが、キリスト教の歴史と伝統の中では、死後3日目、9日目、40日目など、主の復活の告知を表す3またはそれをさらに3倍にした9、それに聖書的に象徴的な40に基づいた日数・年数などによる考え方があったようです。しかし日取について特別な基準がない現状においては、適当な期間をおいた後、教会の暦に関連させて選ぶことが意義深いと思われます。それは、死者を記念することがキリストにあって意味づけられ、関係者が集まってもつ記念会に、「主にあって共に生き、共に主をあかしする」性格が明らかにされるであろうからです。教会として公同の記念礼拝をもつことは、聖徒の日(11月初め)、復活節(3~5月)、あるいは地方によって8月中旬など、関係者が集まりやすい時を選んでいます。
今年は3人の方々が召天されました。一人はT兄です。1月25日に60歳8ヶ月の生涯を終えて天国へ旅立ちました。二人目はH姉です。2月4日に84歳6ヶ月でした。3人目はN兄です。8月13日に76歳6ヶ月でした。昨年も3人の方々が召天され、今年も3人の方々が召天されました。私が桜ヶ丘教会に赴任して18年目になりますが、30人位の方々の葬儀の司会をさせていただき、それぞれの方々の人生の最後の時に立ち会わせていただき、私もこの方々と同じように天国へ旅立たせていただくことができるという確信が与えられました。