福音宣教の使命
朝位 真士
ペンテコステ礼拝が12日もたれました。私はこの際に今年の宣教目標である三つのことについて確認したいと思います。
(1)個人信仰の確立 まず基本生活の確立。毎日聖書を読む(「アパ・ルーム」、「信徒の友」教団日課、各自の霊想書)。祈る(月1度は毎週木曜日午前6時半の早天祈祷会、午後7時半の祈祷会に出席)。礼拝(毎週日曜日午前10時半)並びに各例会(ホープ会、婦人会、青年会、エリム会、ふれあい会)出席。
(2)全家族の救い まず基本は祈ること。
(3)個人伝道による教勢倍加 まず自分自身の救いの確立を目指すことにより、自分なりに伝道方法(友を導く、電話、教会週報、特伝案内、訪問、手紙、インターネットのブログを利用等)を考えて実践する。教会はイエス・キリストの体であると共に、皆様方一人一人のものです。一人一人が積極的に喜びと祈りと感謝をもって福音宣教をさせていただきましょう。
次に2011年後半における特別集会のご案内をさせていただきたいと思います。
7月31日(日)、教団東調布教会牧師の湯本春実先生による特別集会があります。
10月30日(日)には、仏教僧侶からキリスト教牧師になられた松岡広和先生による2回のお話(朝10時半の礼拝と午後の講話)を予定しています。
9月25日(日)午後2時半より、キリスト伝道会東京地域主催のチャペル・コンサートが行われ、ナザレン青葉台教会牧師の江上環先生をお迎えしてのメッセージ、黄氏のチェロ演奏、小西優子先生のピアノ演奏があります。
12月18日(日)、クリスマス・チャペルコンサートでベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えします。 どうぞ祈って、ご出席ください。
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6月の中で
2011/6/12 週報メッセージ
聖霊の降臨(ペンテコステ)
朝位 真士
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒1・8)
新しい備えをして、エルサレムの二階座敷で120人の人々が10日間、熱心に祈っていた時、ペンテコステ(五旬節)に約束の聖霊が与えられた。旧約以来語られてきた神の約束が、聖霊の降臨というかたちで成就されたのである。聖霊の降臨は新しい時代の実現、すなわち地上の神の国である新しい教会を生み出し、福音の宣教の基礎を築く原動力であった。このペンテコステの日が、キリスト教の世界的発展の出発点となったのである。
私共の教会も1923年6月1日、板井康裕牧師がアメリカから帰国して自宅で開拓伝道が始まり、その後教会の場所を転々とし、牧師も二十数人変わった。前任牧師西海静雄・満希子先生によって26年間、現在の会堂建設の基礎ができた。
今日はペンテコステ礼拝であるが、使徒2章にあるように、教会が誕生するために約束通り聖霊が注がれた。それに続いてペトロの説教が明快に力強くなされた。その説教に対して正しく応答した者によって教会は建て上げられていく。三つの形に現れる。①罪の自覚である(2・37)。②求道心である(2・37)。③回心である(2・41)。
救われるためには二つある。一つは「悔い改めなさい」、二つは「バプテスマを受けなさい」である。知的面でも生活面でも180度の変化を遂げる。そして、イエスの十字架の死を自分の罪のためと信じて受洗することである。
2011/6/5 週報メッセージ
教会で大切な事柄
朝位 真士
ペンテコステ(聖霊降臨日)に教会が誕生したことが使徒1~2章に記されています。教会には各種の集まりがありますが、中でも聖日(主の復活を記念する日曜日)に行われる礼拝、また聖餐式と洗礼式の二つから成る聖礼典は教会の生命ともいえる大切な行事とされています。
Ⅰ礼拝 天地の創造主である神を賛美し、救い主キリストのみわざに感謝し、日々の糧と生きる力を与えてくださる聖霊なる神に感謝をささげます。礼拝には五つの要素があります。①祈り、②主の祈り、③賛美、④説教、⑤信仰告白、⑥献金(これは会費やお賽銭とちがい、根本的に地上の生を与えてくださった神への感謝の応答として行われます。自発的で強制的なものではありません)。聖書では「十分の一の献げ物をすべて倉に運び、わたしの家に食物があるようにせよ。これによって、わたしを試してみよと万軍の主は言われる。必ず、わたしはあなたたちのために天の窓を開き、祝福を限りなく注ぐであろう」(アモス3・10)とあります。
Ⅱ聖礼典 ラテン語でサクラメントと言い、昔兵士が軍隊に忠誠を誓った儀式からきています。教会においては、神の救いの契約のしるしとして定められています。これには二つの意義があります。礼典を通して神への忠誠を告白することと、礼典に与ることによりキリストの恵みが心の内に印銘付けられることです。
①洗礼式(バプテスマ) 父と子と聖霊との名によって施されるものです。キリストを救い主として信じた者は、その魂の内に新しい命を受け、神の子とされます。この神への回心と新生のことを霊のバプテスマといい、外形的なものとして表すのが水のバプテスマです。
②聖餐式 キリストは死の前夜、パンをさき、ぶどう酒をとり上げた。パンは十字架でさかれる肉体を表し、ぶどう酒は流される血を表しています。洗礼を受けた者はすべて聖餐式にあずかれます。
2011/5/29 週報メッセージ
朝位 真士
今年も岸義弘先生をお迎えできて感謝いたします。今年で11回目になります。今日語ってくださるテーマは「神様の宝はあなたです。」ヨハネ3章16節「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
岸先生が2011年5月20日付のN新聞の「文化」欄で、「牧師が祈りのサックス」という題で語っておられたことを転記します。
その後、巡回牧師として各地の教会に赴任した。……ちょうどそのころ、韓国系米国人のサックス奏者、キ ム・ヨンイルさんのテープを聴く機会に恵まれた。……私は40歳を超えていたが、サックスを一から学び直そ うと決めた。ジャズサックス奏者の山中良文さんに入門し、月2回のレッスンを受けるようになった。先生から
桜ケ丘教会88周年記念礼拝
2011/5/22 週報メッセージ
2011年後半に向けて
朝位 真士
「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」
(Ⅰコリ1・18)
「神は、宣教という愚かな手段によって信じる者を救おうと、お考えになったのです。」(Ⅰコリ1・21b)
「ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。」(Ⅰコリ1・24~25)
2011年も早数ヶ月経過してきました。いよいよ5月29日(日)の創立88周年記念チャペル・コンサートが近づいてきました。講師は有名は岸義弘先生で、テナーサックスとメッセージ。私共の教会には10回以上来られています。7月31日(日)には教団東調布教会牧師の湯本春実牧師。この教会は、かつてはホ群の委員長、東京聖書学校校長小出忍先生や西海静雄・満希子先生(桜ヶ丘教会前任牧師)が牧会された、群の中心的な教会です。10月30日(日)には、仏教僧侶からキリスト教牧師になられた松岡広和先生が来られます。大いに期待しましょう。
12月18日(日)にはクリスマス・チャペルコンサートで、ベアンテ・ボーマン先生・ルリ子先生をお迎えして、チェロ演奏とメッセージを予定しています。
9月25日(日)午後には、キリスト伝道会東京地域主催のチャペル・コンサートが桜ヶ丘教会で行われ、ナザレン青葉台教会牧師の江上環先生をお迎えいたします。
このように2011年の後半は特別集会やチャペル・コンサートが続けて開催される予定です。どうぞ皆様方、お祈りと同時にそれぞれの集会に積極的にご出席ください。それと同時にどなたかをお誘いくだされば大変感謝なことです。今年も救霊のために祈ってください。
5月桜ケ丘教会88周年記念礼拝
2011/5/15 週報メッセージ
大いなる救い
朝位 真士
ウェストミンスター大教理問答の中に、「人生の目的について」の問があります。その答には「人間のおもな最高の目的は、神の栄光をあらわし、永遠に神を全く喜ぶことである」とあります。今月29日(日)午前10時半、創立88周年記念チャペル・コンサート&メッセージとして、岸義紘先生(JTJ神学校校長)による特別集会を予定しています。聖書はマタイ11章28~30節で、「人生の休みと安らぎ」という題で語っていただきます。期待しましょう。
幸福な人生、平和な世界を求めつつ、それが得られない。これは人間の歴史が始まって以来の問題です。物質生活は豊かになり、科学知識は向上し、教育の施設・方法は進歩し、科学改革の道もとられています。しかし、人の心には憎しみ、貪欲、汚れが満ち、世界には不義と暴力がはびこっています。どこに救いがあるのでしょうか。その答は聖書の中に書かれています。
聖書には、おもしろい歴史、深い道徳の教えや人生哲学も書かれています。しかし、書かれた目的は、まことの神を知り、そのお方を信じてすばらしい人生を歩み、死後には永遠の命をもつようになることです。聖書は、神ご自身が私たちのために語られた愛のことばです。聖書の中に、幸福になる救いの原則がはっきりと記されています。
「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。」(ヨハネ20章31節)
救いの第一原則は神を知ること。第二の原則は罪を知ること。第三の原則はキリストの救いを信じること。第四の原則は信仰です。まだ「大いなる救い」を経験されていない方は、5月29日(日)のチャペル・コンサート&メッセージに期待しましょう。ハレルヤ!!
2011/5/8 週報メッセージ
母の日の想い出
朝位 真士
アメリカのヴァージニア州のウェブスター町にあったメソジスト教会に、アンナ・M・ジャーヴィスという教会学校の教師として26年間奉仕した夫人がいました。ある日曜日に、モーセの十戒より第5戒の「あなたの父と母とを敬え」の箇所より話し、「皆さんの中からどなたか、お母さんの偉大な愛に対し、心から感謝を表す方法を考え出してくださる方のでることを望みます」と語りました。そのとき娘のアンナは、お母さんの話を感銘深く聞いていました。その後ジャーヴィス夫人は亡くなり、教会で追悼会が開かれました。娘のアンナは母から聞いたことばを思い出し、たくさんのカーネーションの花をささげてお母さんをしのびました。このことが列席者一同に大きな感動を与え、百貨店王といわれ、後に大臣になっても教会学校の校長を続けたジョン・ワナメーーカーの賛同を得、同氏の店頭で5月第2日曜日に盛大な記念会が催されました。これが母の日の始まりで、1908(明治41)年のことでした。1914年にアメリカの議会は、5月第2日曜日を母の日と定め、国旗を掲げてお母さんに敬意を表すことになり、やがて母の日は全世界に広まったのです。
母の日が来るこの時、私がいつも想い出すのは母のことです。母は1915(大正4)年に誕生し、父と結婚して5人の子供が与えられ、2人は幼くして亡くし、私と妹2人が残されました。事業をしていた父を助け、子供達を養い、いつも笑顔をもって積極的に活動していました。良い母であり、父にとっては良い妻でしたが、50歳という若さで急逝しました。しかし私の心の中には、今も母の教えや感化が生きています。母の日になる時期に亡き母に感謝をしています。「わが子よ、母の教えをおろそかにするな。」(箴言1・8)