榊原紀惠子 のすべての投稿

2013/8/11 週報メッセージ

   8月15日を前にして
                                                                                                           朝位 真士
  今年も8月15日の終戦記念日を迎える。1945年(昭和20年)8月15日からはや68年を経過しようとしている。多くの人の犠牲によって現在の平和が保持されていると思う。多くの方々が戦争の犠牲になって、平和の尊さをあらためて感じさせることである。1945年8月6日に広島に原子爆弾が投下され、9日には長崎にも投下された。今も被爆された方々の苦しみが続いている。被爆された方々の記事を読むと心が痛む。9日は北九州工業地帯であった小倉に投下する予定であったが、天候不順で長崎に変更されたと聞いて、本当に心が痛む。私は当時小倉に住んでいた。幼児であったが、もし小倉に投下されていたなら今日の私はいない。また私の家族・親類も生存していないと思う。多くの人の犠牲の上に私共が生かされていると思うと、私はもっともっと感謝しなくてはならないと思う。
 私は献身する前に商社に勤務していた1969年、東京勤務の時に箱根で開かれたケズィック・コンベンションという大聖会に参加した。そこでスコットランドのジョージ・ダンカン博士のメッセージを聞き、献身の決意をした。献身準備のために1年間淀橋教会で、小原先生、峯野龍弘先生のご指導を受け、1975年に神学校を卒業。北九州復興教会にて1994年まで19年間副牧師をさせていただいた。1994年4月、桜ヶ丘教会に家族4人で赴任させていただき、1997年に新会堂が与えられて、今日まで桜ヶ丘教会で奉仕をさせていただいている。もし68年前、原子爆弾によって命を落としていたら、今日の私共はなかった。何か複雑な気持ちがする。主のあわれみだと神に感謝している。

2013/8/4 週報メッセージ

   教団教誨師会「研修会」に出席して
                                                                                                           朝位 真士
  私は7月29日~30日、軽井沢南教会で教誨師・教区代表者研修会に出席させていただいた。今回は、「教誨師として被収容者と関わって」「スピリチュアル・ペインとそのケア」という題のもとで、ジェームズ・サック先生(ルーテル学院大学教授、府中刑務所教誨師)の2回の講演があった。参加者は三十数名であり、某大学の学生数人も参加された。
 この集会に参加して、大いに学びをさせていただいた。特にサック先生の講演で、私は新しい境地を開くことができた。「刑務所で外国人との働きについて」ースピリチュアル・ニーズとケア。簡単に講演内容を記すと次の通りである。
 2008年9月~2013年7月(5年間の歴史)。①全体の統計、5年間55人、27カ国、387人の面接。②投獄の理由、麻薬85%、強盗・窃盗7%、殺人5%。③面接の仕方、一人あたり15分、英語と日本語。④面接内容、犯罪・罪意識、家族関係、神様と聖書、刑務所の活動。⑤刑務所に対する不満とありがたさ。⑥悩みと喜びの内容。⑦囚人たちの宣教。⑧神様との出会い。⑨スピリチュアル・ニーズ。⑩洗礼・葬儀・オリーブ油を注ぐ等。
 スピリチュアル・ペインの定義。意味の危機、人間関係の問題、損失、和解されていない傷。スピリチュアル・ペインのパターン。ゆるし44%、意味22%、関連性21%、希望13%。意味のペイン、「生きる意味を求める」。苦しむこと-意味=絶望、苦しむこと+意味=希望。

8月ですね

イメージ 18月ですね。
暑い毎日ですが、元気をいただき、日々を過ごしておられますでしょうか。
ひとつ ひとつ の出来事から
いつも気づかされ、
様々な心模様を
自分の中に感じながらおります。
 
言葉の一言ひとことに
祈りの思いを込められたら
どんなに平和な日々を過ごすことができるだろうかと思いますが、なかなかそう行きません。
 
暑い夏
何とか クールに
過ごすためにも
小さな 一つ一つに 祈る思いを
込めたいものです。 

2013/7/28 週報メッセージ

   ホ群夏期聖会に出席して
                                                                                                        朝位 真士
  第24回(通算60回)のホ群首都圏夏期聖会が7月22日~24日まで、ハートピア熱海にて87名の出席(教職者33名、神学生15名、信徒39名)で開催された。主題は「今こそ神の福音の時ー四重の福音」(マルコ1・14~15)であった。
 聖会Ⅰの説教は深谷春男師。詩103編より「溢るる恩寵・四重の福音」。聖会Ⅱは久多良木和夫師で、エフェソ2章1~10節より「恵みによっていただいた救い」。聖会Ⅲは都築英夫師で、詩46編より「静まって我を知れ」。聖化講演は潮義男師で、レビ記11章45節より。オプション、霊性と祈り、横山好江師。ゴスペル片西師、澤田直子師。癒しの祈り、中込己一郎師。聖会Ⅳは久多良木和夫師で、ローマ6章1~14節より「キリストと共に死に、キリストと共に生きる」。早天祷告会Aは湯本春実師、Bは片平貴宣師、Cは佐野明子師。聖会Ⅴは横山義孝師で、Ⅰテサロニケ5章23~24節より「キリストの日に備えて」。
 私が聖会委員の一人として感じたことを簡単に述べさせていただきたく思う。今回、場所的には大変環境の良い所で、三日間都会の騒がしさから離れて主との交わりに過ごせたことは、大変良かったと思う。聖会Ⅰで深谷師が四重の福音(新生・聖化・神癒・再臨)の総括を語られ、聖会Ⅱで久多良木が新生と献身とを誠実とユーモアの中で力強く語られた。同師は目のハンディキャップ(片目失明)をもちながら、努力して医学部を卒業し、学生時代に信仰をもたれた。そして卒業と同時に神学校に入学された。良き牧者であり、ホ群副委員長、教授、北九州復興教会牧師として、御用しておられる。2回のメッセージは私の生涯の再献身となった。また、聖会Ⅴの横山義孝師は八〇数歳の高齢にもかかわらず、再臨信仰を力強くお語りになり、私共のマンネリ化した信仰に活力を与えられた。皆様のお祈りを心より感謝申し上げる。ハレルヤ!!

2013/7/21 週報メッセージ

   ある家族の納骨式に出席して                                                                 
                                                                                                        朝位 真士
  去る7月15日、親類の納骨式に出席した。一人は昨年11月に召天した者である。101歳の長寿で勝利のうちに天国へ旅立った。もう一人は2年前に召天した義姉である。二人共、信仰の生涯を全うして天国へ凱旋された。私は親類にあたる一人として、この納骨式に出席した。猛暑の中であったが2~30人集まり、大変意義深い式であった。
 司式は義兄の牧師であった。彼はフィリピ3章20節を通してメッセージを語った。「わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています」という聖書箇所より、二人の納骨式にふさわしく、集まった人々にもわかりやすく語ってくださった。主イエス・キリストの十字架と復活によって、地上に残されている私たちにも希望と感謝と喜びを与えてくださった。また、故人の感話をフミ子牧師が語った。短時間であったが二人の想い出を適確に語ったことが印象的であった。参加者は大きな感動を与えられた。私は二人の納骨式に出席して、いつも司式する側にある者として、良き学びの機会となった。                                                               
  最後に御言葉を引用したいと思う。
 
  この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見
 て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。
 ……ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼ら
 の神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。(ヘブライ11
 章13~16節)
 
 私たちの国籍がある天を目指して進もう!!                                                           

2013/7/14 週報メッセージ

   ホ群首都圏夏期聖会を覚えて
                                                                                                       朝位 真士
  「神の福音を宣べ伝えて、『時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。』」(マルコ1・14~15)
 第24回ホ群首都圏夏期聖会が7月22日(月)~24日(水)迄、熱海ハートピアで開催されます。主題「今こそ神の福音の時ー四重の福音」で、マルコ1章14~15節の聖句が与えられています。今回は、ホ群副委員長、東京聖書学校教授、北九州復興教会牧師の久多良木和夫先生を主講師として迎え、2回の夜の聖会メッセージを語っていただきます。先生は大学の医学部を卒業され、医者のライセンスを持ちながら、すぐ神学校で4年間学ばれ、いくつかの教会を牧会されながら、超多忙な中、温厚な牧師として教団ホ群の中で大変に用いられている先生です。
  私との個人的な交わりは、私が九州にいた頃(1975年~1994年3月)、確か1980年頃だったと思いますが、ビリー・グラハムの集会が福岡で開催されたとき、宮崎から何人かと一緒に北九州復興教会に来られ、初めてお会いしました。医学部の6年生の時だったと記憶しています。先生は将来の進路で悩んでおられ、私は伝道者の先輩として少し話をさせていただきました。大学卒業と同時に神学校に入学され、1985年に卒業されて三つの教会を牧会しておられます。夏期聖会の講師として最もふさわしい先生だと思っています。肉体の医者であり、魂の牧会者として、ソフトな中にも確信に満ちたメッセージを語ってくださると信じています。
  ほかに講師として、深谷春男師、都築英夫師、潮義男師、早天は湯本師、片平師、佐野師、最後の聖会5は、大ベテランの横山義孝師。先生は80歳を過ぎておられますが、青年の如く力強い説教をしてくださると信じています。
 どうか皆様、この聖会のためにお祈りくださることをお願いいたします。

2013/7/7 週報メッセージ

   2013年下半期を迎えて
                                                                                                           朝位 真士
  「すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい」(ヘブル12・14)が与えられて、今年も半年が過ぎました。信仰生活において、霊的力が十分発揮されず疲れてしまう場合、人間関係がうまくいっていないことがあります。だからすべての人と平和に過ごすことが大切で、それを追い求めるようにと勧められています。さて、2013年下半期のために、教会員の方々ならびに教会関係者の方々にお祈りとご協力をいただきたいと存じます。
 10月20日(日)秋季チャペル・コンサート。講師小西優子先生(北本福音キリスト教会副牧師、東京キリスト教園講師、キリスト伝道会音楽伝道者)。11月2日(日)召天者記念礼拝。桜ヶ丘教会で召天された方、ならびに関係者の方の召天を記念しての集会です。12月15日(日)クリスマス・チャペルコンサート。講師ベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生(ピアノ伴奏)によるチェロ演奏とメッセージ。今年で十数回目となります。先生は東京交響楽団の首席チェリストを退任されて、今は伝道のために以前より多くの教会で音楽伝道に力を注いでおられます。私共の教会の新会堂建設以来、クリスマス・シーズンに毎年のごとく来てくださいます。12月22日(日)クリスマス特別礼拝。12月24日(火)午後7時クリスマス・イヴ集会。2014年1月1日(水)元旦礼拝。1月2日(木)ホ群首都圏新年聖会。2月23日(日)教会総会。その他、10月頃福島に被災地見学バスツアーを計画しています。未だ復興ままならぬ被災地を訪問させていただき、1日も早い復興を祈りつつ、小さな支援を続けていきたいと思います。

7月を迎えて

イメージ 1桜ヶ丘教会では、昨日は礼拝の後に
賛美歌について、朝位フミ子先生から
お話をうかがいました。
 
賛美歌の歴史をの見ると、
マルチン・ルターの宗教改革において、音楽の改革もなされたというこがわかりました。
 
改革以降に、教会の会衆が歌を歌うことができるようになっただそうです。
 
また、賛美歌と聖歌の違いについても理解できました。
 
日本での楽譜付の賛美歌も発行は1882年だそうです。
 
あらゆる人に歌ってほしいということで、聖歌が編纂されたそうです。
 
私たちは、賛美歌を当たり前のように歌っていますが、専門性をもった方々の教会音楽への思いは、違うことがあるようです。しかし
「賛美においては、専門性は大衆に仕え、大衆性は専門性を育てるのである。」とうかがいました。
 
7月も、主に仕え、主を賛美して過ごしたいですね。
 
 
 
 
 

2013/6/30 週報メッセージ

   弾圧記念聖会に出席して
                                                                                                           朝位 真士
  さる6月23日(日)午後3時半~5時半まで、志木教会にて弾圧記念聖会が開催されました。雨の中でしたが、出席者115名、参加教会22教会でした。今回の主題は「リバイバルと弾圧」で、テキストは第一ペトロ1章7節「あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです」でした。中山忍先生が「主の日に備えて」というテーマでメッセージを語ってくださいました。80歳を過ぎておれらますが、大変若々しく、力強い確信に満ちたメッセージでした。牧会を50年以上経験された大先輩であり、長くホ群の委員を務められ、現在は後援会の会長をしておられます。現在もホ群教会でメッセージをしておられる先生から、1942年6月26日に起きたホーリネス系諸教会に対する政府の宗教弾圧を覚える聖会にふさわしい話を聞きました。去年出版した『リバイバルと弾圧』の中より、①ホーリネス弾圧を検証し、この弾圧の今日的な意義と今後の課題を明確にする、②時のしるしを見る預言者的な視点を持つ、③教会と国家についての課題、を引用しながらホーリネス信仰の特色、特に新生、聖化、神癒、再臨の内容を語られました。
 原田謙先生(前ホ群委員長、更生教会牧師)の立証も涙を誘い、感動的でした。外地(中国・満州)でお父様の要蔵先生が特高によって逮捕され、留置場に収監されました。教会は解散させられ、家族、信者は宗教弾圧にあいましたが、当時小学校下級生であった先生は、その出来事を通して献身の決意をされました。青年になってその決意が実現しました。今日まで数多くの主の御用をされた先生の重病から癒された力強い証しを聞き、会衆一同大きな感動に包まれ、余韻が今も残っています。ハレルヤ!!

2013/6/23 週報メッセージ

   首都圏弾圧記念聖会を迎えるにあたって
                                                                                                        朝位 真士
  「わが国における30余派の福音主義教会およびその他の伝統をもつ教会は、それぞれ分立して存在していたが、1941年(昭和16年)6月24日くすしき摂理のもとに御霊のたもう一致によって、おのおのその歴史的特質を尊重しつつ聖なる公同教会の交わりに入るに至った。かくして成立したのが日本基督教団である」と、教団の「教憲教規および諸規則」の中に記されている。
 1942年6月26日、ホーリネス系教会への国家権力による介入があり、1941年に合同したばかりの教団にあって6部・9部のホーリネス系の教会が弾圧を受けた。集会は禁じられ、教会解散となった。134人の牧師が検挙され、その多くは牢獄(ひとや)の人となった。激しい拷問で殴打され、裁判を待たずに死に至った牧師が7名いた。残された家族の中には、信仰と祈りによって神の愛に激しく震われ、伝道者として跡を継ぐにいたった者もおり、遺族やその子弟が現在も牧師・伝道師として証しをしている。この71年間、6月に弾圧記念聖会が続けられている。
 今日の説教箇所である詩編23編には、羊飼いである神と羊であるダビデ(彼も羊飼いを経験していた)の関係を「主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしく、わたしを正しい道に導かれる。死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる」と記している。
 ホーリネスの牧師、信徒の方々は、弾圧や迫害にも負けずに信仰を守り通した。先輩方の信仰を思うとき、今日教団の中でホーリネス信仰(新生・聖化・神癒・再臨)を証し続けなければならないと思うのである。
(詩編56編12節)