榊原紀惠子 のすべての投稿

2014/6/1 週報メッセージ

   創立91周年記念礼拝を迎えて
                                                                                                          朝位 真士
  今年も岸義紘先生をお迎えすることができて感謝です。今年で14回目となります。
 私共の教会は1923年(大正12年)6月1日、初代教師、板井康裕牧師が世田谷区桜新町の自宅で伝道を開始して誕生しました。1930年渋谷区栄通りに移転、祈りの家渋谷ホーリネス教会と改称。1942年日本基督教団成立と共に教団に加盟し、桜ヶ丘教会となりました。この渋谷時代はホーリネス教会のリバイバルの時でもあり、50名前後の礼拝、20名台の祈祷会、30名台の伝道会が毎週もたれました。1957年、板井牧師の召天後、「解散やむなし」の声もありました。しかしホ群より学生派遣があり、神山良雄師、小原十三司師らが代務者として主任を務め、川村登一、小川泉、滝口明男、三上祐二、伊藤盛一、峯野龍弘らの各師が数ヶ月から2年の任期で牧会にあたり、信徒と共に祈り、励み、この危機を脱しました。1968年、西海静雄師、満希子師が赴任した後、甲州街道の拡幅工事のため、借用中の板井家から出ざるをえなくなり、「会堂」の面から教会は再び危機に至りました。1975年、下高井戸4丁目のパールハイツ一階を購入、会堂兼牧師館としました。1977年、5階を購入して牧師館とし、1987年、4階を購入して教育館としました。1991年、第一種教会となり、その後宗教法人格を取得して現在に至っています。新会堂は1998年に献堂式を行いました。
 右のような困難な歴史の中で、今年で91周年を迎え、この記念礼拝に日本中で一番用いられている岸先生をお迎えできたことは大変感謝です。岸先生は日本全国、海外でも、家庭集会、朝祷会、教会、聖会、ゴスペル・コンサート、伝道集会など、どんな小さな所でも喜んで御用される方で、音楽、説教、神学、スポーツとマルチな賜物を与えられています。今回も先生と神様のお働きに期待いたしましょう。

2014/6/8 週報メッセージ

   聖霊降臨日(ペンテコステ)
                                                                                                         朝位 真士
  聖霊のくだった五旬節の日は復活から50日目であり、主イエス様の昇天の10日後にあたります。この日を「ペンテコステ」と呼ぶのは、ギリシャ語で50番目を意味しているからです。
 五旬節(ペンテコステ)は、「七週の祭り」というもう一つの名でも呼ばれています。これは、主が十字架にかかった過越の祭りより七週を過ごして、第50日目より始まる1週間の祭りだからです。この祭りでは、その年の収穫の感謝と、モーセがシナイ山にて神から律法を授けられたことが記念されました。
 五旬節の日、キリストの約束の通り聖霊がくだり、これにより弟子たちは神のことばを大胆に語りだしました。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また、地の果てに至るまで、私の証人となる」(使徒1章8節)とありますように、弟子たちは神からの力を受け、キリストの十字架と復活の証人として立ち上がりました。またこの日より、新しい神の民、キリストの教会が生まれました。
 私共の教会は1923年(大正12年)6月1日、初代牧師、板井康裕先生がアメリカより帰国し、世田谷区桜新町の自宅で伝道を開始して誕生しました。しかしその歴史は平坦ではなく、苦難の連続でした。まず教会堂の確保に困難を要しました。人数的にも大変困難でした。牧師・伝道師が定着しませんでした。その要因として、経済的困難もありました。また近所の方々の理解を得るのに時間を要しました。第一種教会(信徒数概ね50名以上)になり宗教法人格を取得するのに、実に68年の年月を要しました。1998年に新会堂が献堂され、これからが重要です。ペンテコステのこの日、全員心を新たにして神の教会の業のために励んでいこうではありませんか。

91周年記念チャペルコンサート

イメージ 1写真:K/kさん提供
 
早いもので5月も残すところ1週間となりました。
もうすぐ梅雨の時期に入りますね。
さて、桜ヶ丘教会は6月1日が創立記念日ですが、今年は、91年目に入ります。
 
例年、6月は岸義紘先生を講師に迎えて、チャペルコンサートを開催しております。
 
今年も、岸先生をお迎えしてお話をいただきます。
以下の日時ですので、お時間がありましたら、是非をお越しいただき、岸先生による恵みのお話を御一緒にいただければと思います。
 
日時:6月1日(日曜日)10時30分から
お話:多く赦された人は多く愛する
 
サクスフォンの演奏とお話です。
初めての方も、素敵な音楽と、とてもわかりやすいお話ですから、お出かけください。

2014/5/25 週報メッセージ

   90周年記念誌懇談会に出席して
                                                                                                           朝位 真士
  先日5月20日午後1時過ぎ、教会に前牧師、現牧師、信徒6名が集まり、「90周年記念誌」作成のための懇談会が開かれた。桜ヶ丘教会は1923年6月1日に板井牧師によって開拓され、90周年を経たので「記念誌」を編集することになった。関係者に原稿を依頼しているが、その一環として歴史を振り返って語り合う場が設けられた。
 桜ヶ丘教会は開拓当時より教会活動が困難であった。まず礼拝堂が定着せず、当時の牧師、伝道師、信徒の方々は大変苦労された。特に前牧師の西海先生たちは、集会場所と住居を数回移動して、信徒の定着も困難であった。懇談会の参加者は、借家、マンション、現在地と移転する中で、牧師、信者が心を一つにして信仰と宣教の業に励んだことを、昨日の如く明るく語っておられた。各集会、礼拝、祈祷会、夕拝に皆出席して、牧師と共に開拓伝道に励まれたり、経済的困難の中、主のために一生懸命奉仕された。前任牧師一家は26年間桜ヶ丘教会で労されたが、教勢が数十名となって第一種教会となり宗教法人格を取得したこと、召天された信者の方々の命がけの奉仕と働きが今日の桜ヶ丘教会を形成していることなど、苦しいエピソードや楽しいエピソードを喜々として語られた。その当時若かった方々が60~80歳代となり、これからの桜ヶ丘教会の教会形成に大きな課題が残っている。
 「90周年記念誌」をスタートとして100年に向かって、教会の目標、①個人信仰の確立、②全家族の救い、③個人伝道による教勢倍加の実現のために、私共一人ひとりが神の前に真剣に祈り、労していくということを再認識させていただき、全員参加のチームプレイという思いを新たにさせられた。

2014/4/27 週報メッセージ

   若い者の受洗に際して
                                                              朝位 真士
  「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。」
                            (コヘレト12章1節a)
  先週のイースター礼拝に、桜ヶ丘教会で5歳8ヶ月の幼児の洗礼式が
あった。私はその幼な子を生まれる前から知っていて、大変感動的な洗
礼式であった。何よりも嬉しく感じられたのはA夫妻ではなかろうかと
察する。洗礼を受けたMさんは、洗礼を受ける前に私にはっきりと「洗
礼を受けさせてください」と語った。両親に話したかと尋ねると「まだ
です」と答えた。一家4人は全員で早朝から教会に出席されている。M
さんは教会学校にもまじめに出席して、神様の話を聞いている。幼いと
きから教会で祈られ、神様はその幼な子を愛して救おうとされたのであ
る。もちろん教会の責任として、このMさんの為にとりなしの祈りをし
続けなければならない。洗礼式後の証しの賛美も素晴らしく、自分のこ
とのように感動した。
 同時間にもう一人の幼な子(小学生)が喬木教会で受洗された。K家
の長女Sさんである。この家族も、桜ヶ丘教会時代には、皆様で遠方か
ら1時間半かけて教会に来ておられた。本当に嬉しいイースターの出来
事であった。両家の上に神の祝福と恵みを祈りたいと思う。

2014/5/11 週報メッセージ

   母の日に思う
                                                                                                           朝位 真士
  今日は「母の日」です。世間では日頃疎遠になっている母への感謝を表す日です。私の母は数十年前、50歳余で召天しました。67月25日午前0時45分頃だったと記憶しています。母は大変世話好きで、私共には優しく、従業員の方々にも親切であって、皆から慕われていました。「親孝行したいときには親は無し」と言われている如くです。信者ではなかったが、私の信仰には大変理解がありました。私がもう少し熱心であったら、母を信仰に導いたと思います。父は晩年、本田弘慈先生によって導かれ、キリスト教式で葬儀ができました。
 さて母の日の起源について記します。アメリカのヴァージニア州ウェブスターの町のメソジスト教会に、アンナ・M・ジャーヴィスという教会学校の教師として26年間奉仕した夫人がいました。その後ジャーヴィス夫人は亡くなり、教会での追悼会の時、娘のアンナは以前お母さんから聞いた「あなたの父と母とを敬え」の箇所を思い出し、たくさんのカーネーションの花をささげ、お母さんを偲びました。このことが列席者一同に大きな感動を与え、やがて有名な百貨店王といわれ後に大臣になっても教会学校の校長を続けたジョン・ワナメーカーの賛同を得、同氏の店頭で5月第2日曜日に盛大な記念会が催されました。これが母の日の始まりで、1908年(明治41年)のことでした。
1914年にアメリカの議会は5月第2日曜日を母の日と定め、国旗を掲げてお母さんに敬意を表すことになり、やがて母の日は全世界に広まったのです。
 私の母なる教会は北九州復興教会ですが、母教会で18歳の時に救われて53年目を迎えます。本当に若い時に主イエス・キリストを救い主として信じることができ、感謝でいっぱいです。まだの方は1日も早く決断してください。神はあなたを愛しておられます。

5月を迎えて

イメージ 15月も早いもので中旬に入ります。
若葉の美しい春を
満喫していますか。
歩いていると
ツツジの花がとてもあでやかに咲いています。
桜ヶ丘教会の近くの上水公園も
様々な花が咲いてとてもきれいです。
 
新緑の息吹に圧倒されますね。
5月11日は 母の日礼拝です。
 
主に感謝して日々を過ごせることは
何と幸いなことでしょう。
 
思いを高くして 主に仕えていきたいと思います。
 
 
 

2014/5/4 週報メッセージ

   国家晩餐祈祷会に招待されて
                                                                                                           朝位 真士
  「すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。」(Ⅰテモテ2章1節)
 私は4月25日、京王プラザホテル5階コンコードの間に約330名の方々が集まった国家晩餐祈祷会に、青山朝祷会の方のご厚意により招待された。席上献金はさせていただいたが、1万5千円の会費は無料で招待してくださった。
 プログラムは、賛美ベアンテ・ボーマン(チェロ)・ルリ子、開会祈祷池長潤(カトリック大阪大司教)、特別祈祷大川従道(大和カルバリーチャペル牧師)、賛美オクサーナ・ステパニュック(ソプラノ)・又吉秀樹(テノール)・比留間千里(ピアノ)、メッセージ「願い、祈り、とりなし、感謝」(財)沖縄協会理事、昭和女子大学名誉教授川平朝清、代表祈祷山北宣久・五十嵐義隆・石橋秀雄ほか数名、会衆賛美、祝祷尾山令二。
 以上簡単なプログラム説明であるが、内容は大変濃密であった。クリスチャンがこんなに多く、海外から、国内から集合して、美しい音楽とメッセージを聴き、祈祷がささげられたことに感激した。ディナーも大変美味しくいただいた。現代社会における様々な問題や課題の中にあって、まず主にある兄弟姉妹が一堂に会して祈り、賛美し、交わり、食事を共にするというキリスト教信仰の基本を教えていただいた。様々な方々と言語・風俗習慣を超えて主イエス・キリストを中心として交わる時間は、まさしく天国の晩餐会のようであった。午後六時から九時過ぎまでの会であったが、本当に一瞬の時であり、クリスチャンでよかったと感じた一時であった。
 皆様のご厚意を心より感謝しつつ、主なる神、主イエス・キリスト、聖霊なる神へ心から感謝したい。

2014/4/20 週報メッセージ

   東京聖書学校入学式に出席して
                                                              朝位 真士
 2014年4月8日(火)、東京聖書学校の入学式にフミ子師と共に出
席させていただいた。司会、西海満希子師、説教、島隆三師(校長)、奏
楽、朝位フミ子師で、二人の新入生(この時点で)が入学された。
 島師はイザヤ43章19節「身よ、新しいことをわたしは行う。今や、
それは芽生えている」を通して、「新しい神の業を期待」という題で語った。
(Ⅰ)17世紀ドイツ敬虔主義運動である、ヤーコブ・シュペナーの六つの
箇条、①神の前に十分に親しむ、②教会における信徒との共同、
③キリスト教的実践を重んずる、④信仰を異にする人々への愛
(教派を超えて愛していく)、⑤若い神学生ー学問的敬虔を目的として
の教育、⑥ただ教える目的ではなく、信仰を高めるように、そして大事
には一致、小事には自由、すべての事に愛を持つ。(Ⅱ)リバイバル運動
ー信仰復興運動。中田重治師やホーリネスの指導者は19世紀リバイバ
ルを経験した。小原十三司師も大正8年、信州のリバイバルを経験し
た。ホーリネスの群、東京聖書学校もこの二つ、17世紀ドイツ敬虔主義
運動とリバイバル運動を目的としたいと力強く語った。
 今回入学した二人の男女は、共に中年を超えているが、本当に初々し
い入学者であった。ぜひこの二人のために祈って欲しい。

2014/4/13 週報メッセージ

   四旬節(レント)から復活祭(イースター) 
                                                              朝位 真士
  四旬節が、灰の水曜日(3月5日)から復活祭(4月20日)までの
主日を除いた40日間であり、この40の数字は、ノアの洪水の日数、
イスラエルの民がシナイの荒野をさまよった年数、エリヤが断食した日
数、シナイ山においてモーセが断食した日数、イエスが荒野で断食をし
た日数であり、主の受難(十字架の死)による勝利と復活を待望させる
のです。(『クリスチャン生活事典』より引用)
 今日は棕櫚の聖日であり、受難週に入る主日で、エルサレムに入城す
る主(マタイ21・1~11)の凱旋を喜びます。今週の木曜日(4月17日)
は、最後の晩餐で主が弟子たちの足を洗った洗足木曜日で、聖金曜日
の18日が受難日であり、キリストが十字架にかかった日です。午前9時
に十字架にかかり、12時になった時、全地は暗くなり、午後3時に息を
引きとりました。来週4月20日(日)早朝に復活され、イースター礼拝を
迎えます。十字架の死後3日目、週の初めの日(ヨハネ20章参照)
すなわち日曜日です。
 イースターはキリストの復活を記念する日であり、325年のニカヤ会議
にて春分の後の第一の満月後の日曜日と定められました。キリストの復
活によって、罪の結果であり人間の最大の敵である死に勝利をもたらさ
れた、この日を記念します。この日、一人の幼子の洗礼式も予定してい
ます。お祈りください。