榊原紀惠子 のすべての投稿

2015/1/18 週報メッセージ

   「断食祈祷聖会」に出席して                                                                 
                                                                                                          朝位 真士
                                                                 
  私は1月12日~14日の断食聖会に部分参加をいたしました。講師は著名な先生ばかりで、最初は長く北陸で伝道されたY牧師でした。「日本に適した伝道方策」として、パウロの「ユダヤ人にはユダヤ人のように」(Ⅰコリ9・20)という言葉から、「日本人には日本人のように」と日本人の考え方や感じ方に合った伝道方策はと考えて浮かんだのは、「蓮如」のことだったと語られました。500年以上前に五七歳で北陸の吉崎に来て、わずか4年で北陸は変えられ、真宗王国と呼ばれるようになりました。蓮如から受けた教えとインスピレーションは、大きな指針となりました。先生は浄土真宗の牙城に、ゆだねる伝道として三つのポイントを語られました。①みことばにゆだねる。(使徒20・
32)②他の人に教える力のある忠実な人にゆだねる。そして初代教会は「弟子の数がふえて行った」。(使徒6・7)③「ヨシュアは年を重ねて老人になった。主は彼に仰せられた。『あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。』」(ヨシュア13・1)と、しめくくられました。ちなみに先生は私と同じ羊年です。
 次にO牧師で、ミッションスクールの院長をされた後、現在は東京のある教会の牧師です。彼は「私たちは『祈れ』と神から待たれている」と題して、「祈りは神の御許によじ登る登山に似ています。私たちには、日常性、世俗性という重力が働いています。その重力に抗して登攀すること、それが祈りです。祈りは神から待たれ、促され、引き出されてくるものだからです。私たちは、神から『祈れ』と待たれているのです。待たれていることを知って、応答する誠意が引き出されます。呼応の相互性こそ、人間の深い喜びです。」と語られました。 

2015/1/11 週報メッセージ

   2015年ホ群新年聖会に出席して
                                                                                                          朝位 真士
 
  2015年1月2日(金)、教団小松川教会でホ群首都圏新年聖会が開催された。今回の主題は「終末における希望」(Ⅰペトロ4・7)で、聖会Ⅰの司会佐々木羊子師(TBS吉川教会)、立証・音楽ユース、説教山口紀子師(更生教会)、聖会Ⅱの司会柏明史師(茅ヶ崎恵泉教会)、立証阿部晋也神学生(東京聖書学校)、音楽東京聖書学校、説教島隆三師(東調布教会)であった。
 テキストであるⅠペトロ4章7~11節を引用する。「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。不平を言わずにもてなし合いなさい。あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。語る者は、神の言葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする人は、神がお与えになった力に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。栄光と力とが、世々限りなく神にありますように、アーメン。」この箇所から、若い山口師が大変ソフトに具体的な事例を引用されながら語られ、よく理解できた。特に、実年齢を三で割ると二四時間の人生時計の時刻になるという内容に、襟を正された。終末・再臨が近いからこそ、全力を尽くして主の業に励まねばならないと教えられた。
  島先生のメッセージは、流石に長い牧会者であり東京聖書学校の校長らしい重厚なものであった。特に、思慮深く、身を慎んで、よく祈り、何よりもキリストの愛をもって、心を込めて愛し合わなければならないということが印象深く残った。ハレルヤ!!

2015/1/4 週報メッセージ

   成長させて下さる神
                                                                                                          朝位 真士
 
  2015年度は聖書Ⅰコリント3章1~9節より「成長させて下さる神」というテーマが与えられました。特に3章7節「成長させてくださるのは神である」という聖句に、本年期待させていただきたいと思います。
 桜ヶ丘教会は92年目の歴史を経ており、少しずつ成長させていただいていますが、私はもっと主イエス・キリストに期待したいと思います。そのために、桜ヶ丘教会におけるヴィジョンと信仰が必要です。コリント教会から人々について学ぶことが最善だと思いました。コリント教会には大別して三種類の人間がいたと思われます。①自然の人(生まれながらの人間、2・14)、②肉に属する人間(3・1)、③霊の人(御霊に属する人間、3・1)。第一の人間は生まれ変わっていない人です。第二の人間はキリスト者になって新生はしたが、まだキリスト者として完全な域に達していない人で、党派心、ねたみ、争いなど肉に属する人間(ガラテヤ5・19~21)です。まだきよめられていない人間です。第三の人間は霊的に成長している人です。
 パウロは「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし成長させてくださったのは神です」(Ⅰコリント3・4~7)と語っています。第一に人は人を導く道具にすぎません。キリスト者は信仰を与える者ではありません。第二に信仰を成長させてくださるのは神です。もちろん「宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。遣わされないで、どうして聞くことができよう。良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」(ローマ10・14~15)と書いてある通りです。主の働きは尊い仕事です。キリスト教信仰は神の業であって、人の業ではありません。用いなさるのは神です。

2015/1/1 週報メッセージ

                                                              2015年を迎えて                                                                イメージ 1                              朝位 真士
 
   2015年を迎えて二つの聖句が与えられました。ヨハネ15章5節「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人とつながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」とⅠコリント3章7節「大切なのは植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」という二つの聖句です。
 2015年は桜ヶ丘教会が開拓されて92年目に入ります。1923年6月1日、初代牧師である故板井康裕先生が開拓されて、今日まで多くの牧師、伝道師、信徒、求道者たちによって苦難の歴史を乗り越えてきた教会ですが、1975年故西海静雄先生、満希子先生(現在越生教会)によって杉並区下高井戸4丁目にあるパールハイツ桜上水というマンションに教会独自の会堂が与えられ、その後宗教法人格を取得しました。1997年12月17日、現在地下高井戸3ー2ー9に59坪の土地と新会堂が与えられ今日に至ります。現住陪餐会員の半数の方々が天国へ行かれましたが、2014年には二人の方が転出され、二人の方が受洗され、二人の方が転入会されました。新しいメンバーが加えられ、いよいよ百周年に向かって桜ヶ丘教会丸も航海しています。
 今年はどんな荒波が教会に世の中に吹いて来るかわかりませんが、マルコ6章45~51節にあるように、逆風が吹いて来ても「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われたイエス様の言葉を思い出して、またクリスマスに「その名はインマヌエル」「神は我々と共におられる」と言われたことを信じる信仰に堅く立って、
2015年も主イエスと共に、また皆様方と共に前進して参りたく存じます。どうぞ桜ヶ丘教会丸が沈没しないように、向こう岸の神の国を目指して前進いたしましょう。

2014/12/28 週報メッセージ

   2014年をふり返って   
                                                                                                     朝位 真士
 
  2014年の礼拝は今日で最後である。14年度は来年3月までであるが、この14年を静かにふり返ってみるとさまざまな出来事が目に浮かぶ。まずA兄が3月14日召天。彼は会堂建設委員長として長年良き働きをされた。静かに天国に帰って行った。イースター礼拝では、A兄の長女Mさんが受洗し感謝した。4月27日、第1回教会総会開催。教務報告、2013年度会計決算が議決された。6月1日(日)創立91周年記念礼拝、岸義紘先生(サックス奏者、JTJ神学校元校長)、説教「多く赦された人は多く愛する」(マタイ18章21~35節)、音楽とメッセージの素晴らしい集会で59名が出席した。91周年記念カレンダー作成、100冊販売。 個人的になるが、私は夏期休暇をいただき、息子憲義牧師の牧会する日本キリスト教団琴平教会(香川県)を問安した。現住陪餐会員43名、礼拝26名、CS10名で、祈りの課題は、①牧師のため、②新しい教会形成、③地域宣教のため。なお祈ってほしい。9月1~3日、法務省地下大会議室で行われた教誨師中央研修会に参加。全国から
200名の教誨師や関係者が集合。今回の目的は、「少年施設に所属し、中央研修会に出席経験のない教誨師を対象に、矯正行政の施策や方向性並びに矯正施設の収容動向等を理解し……教誨活動の向上に資する」という事で、私は11年目に参加。
 10月26日、チャペル・コンサート。ヴァイオリン吉岡篤志氏、ピアノ長瀬賢弘氏。プロ作成の新聞折込3千枚で69名の出席。11月2日、召天者記念礼拝。『桜ヶ丘教会創立90周年記念誌』が300冊発刊され、出席者、関係者に配付。11月3日、ハンセン病施設見学。大切なことを学んだ。
 転会者は二人で、5月18日にY姉、10月19日にM兄である。本当に今年もいろいろな事柄があった。
 

2014/12/21 週報メッセージ

   クリスマス・チャペルコンサート
                                                                                                         朝位 真士
  ベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生を今年もお迎えできて、心より感謝申し上げます。先生方は1999年12月19日(日)の第1回クリスマス・チャペルコンサートから続けて今年で16回目になります。
 ベアンテ先生は1951年、スウェーデンのファルン市で誕生。12歳の時チェロを始められ、1967年~71年、ストックホルム王立音楽大学でグスタフ・グレンダール教授に師事、最優秀章を受賞して卒業。1971年~72年、ゴテンブルグ市の国立歌劇場の首席チェロ奏者を務められ、最終的にはフィンランド政府給費留学生として1979年、シベリウス・アカデミー大学院を首席で卒業。1980年から2011年3月までの31年間、東京交響楽団の首席チェロ奏者を務め、現在客員チェロ奏者として室内楽等の演奏活動の他に、チャペル・コンサートを始めとする宣教の働きに携わっておられます。またフィンランド・ヘルシンキ市のラマト・プフ聖書学校で聖書を学び、1992年カリフォルニア神学大学院より名誉神学博士号を受けられました。またインターアクト協力宣教師でもあられます。ルリ子先生は武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。西ドイツ国立フォルンバンク大学、シベリウス・アカデミーの各マスタークラスで学ばれ、ベアンテ先生と共に各地で良い奉仕を続けておられます。
  今日の先生のメッセージはイザヤ9章6~7節、「ダビデの王座とその王国に権威は増し、平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって、今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。主は御言葉をヤコブに対して送り、それはイスラエルにふりかかった。」という聖句より「イエスの与える平和」と題して取り継がれます。どうぞ祈り心をもって、クリスマスのメッセージをお受け取りください。あなたに平安(平和)があるように!!

2014/12/14 週報メッセージ

   クリスマスを迎えて
                                                                                                          朝位 真士
  今年もクリスマスを迎えることができて感謝しています。私は1661年12月24日(日)クリスマス礼拝の時、母教会の故山中日出刃牧師より受洗させていただきました。あれから53年経過しています。しかし私の心は青年時代のあの喜びと感謝に今も満ちています。
 私の心の中に一番強く残っている御言葉はヨハネ3章16節、「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」(口語訳)です。特に「神は……世を愛された」という語で、「神の愛」です。神が愛に満ちたお方であるということは聖書の一貫したメッセージです。人間はそうした神の期待を裏切りました。しかし、神はそのように背いた人間をただちに滅ぼしませんでした。「世を愛された」とありますが、これは「人間を愛された」と言い換えても良いかと思います。もう少し具体的に言うならば、「この朝位真士を愛してくださった。」「世」はイエス・キリストを憎み、「肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢」などをもって人を神から引き離そうと誘惑します。そうした世の背後には「世の支配者」である悪魔(サタン)の存在があります。したがって、悪魔に惑わされて神に背を向けている私たち人間を、神が愛してくださったということです。
 そのクリスマス、来週21日(日)はベアンテ・ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えして、クリスマス・チャペルコンサートを開きます。一人でも多くの方が来場されて、先生の素晴らしいチェロ演奏とメッセージを聞いていただきたいと思います。24日(木)のイヴ集会では、齋藤神学生のメッセージと高田トリオのジャズ演奏に注目しましょう。祈って待ち望んで、2014年度クリスマスを迎えようではありませんか。一人ひとりが良きクリスマスを!!

2014/12/7 週報メッセージ

   クリスマスの歴史
                                                                                                         朝位 真士
  アドヴェントの第2週に入りました。今日は「クリスマスの歴史」について、少し学んでいきたいと思います。ドン・ボスコ社の記事より引用します。
 
  初代教会は、イエスの正確な誕生日を知りませんでした。また、今のように毎年クリスマスをお祝いするよ
 うな行事もありませんでした。「羊飼いが夜通し、羊の群れの番をしているとき」(ルカ2・8)イエスは生まれた
 と、聖書は記しています。もしこれが冬ならば、寒くて羊飼いも羊も凍え死んでしまいます。では、どうして
 12月25日に祝うようになったのでしょうか。その昔、聖アウグスチヌスは、ローマ教皇によって、ヨーロッパ
 北部へ派遣されました。ヨーロッパ北部では、12月25日は「太陽」を祭る日でした。この日になると、日が
 長くなり、太陽が勢力を盛り返すかのように人々の目に映っていたのです。キリスト教を広めるときは、その他
 の人々に伝えてから、太陽の復活を祝うかのようにイエス・キリストの誕生を祝うようにしました。
 
 私はこの記事を通して、一つのことが頭に浮かびました。確かに、イエス・キリストの誕生にはいろいろな説があると思いますが、この事実は変わらないということです。イエス・キリストは今から約2千年前、ユダヤのベツレヘムで、聖霊によってみごもった乙女マリヤから誕生しました。そして私達の罪の身代わりとして十字架にかかって死に、3日目に復活されて、目には見えませんが今も聖霊というお姿で、信じるすべての人々の心の中に生きています。この事実を、クリスマスの時期にもう一度確信しています。このクリスマス・シーズンに、私達の心の中にイエス・キリスト様をお迎えして、「インマヌエルの主」を心から感謝しようではありませんか。

2014/11/30 週報メッセージ

   待降節(アドベント)を迎えて
                                                                                                          朝位 真士
 
  アドヴェントとは来臨の意味で、主イエスの受肉された降誕を迎える心の準備をするとともに、再臨の準備の時ともされています。フランス・スペイン地方の教会で、クリスマスに洗礼を受ける準備の期間を40日間として守ったのですが、後にローマ教会がこれを取り入れ、クリスマスを迎える準備の時とし、11月30日に最も近い主日から始まるものとされ、降誕節4週間前の日曜日から救い主を待ち望むように守られております。アドベント・クランツにローソクが4本立てられますが、このローソクがクリスマスの四週間前の日曜日から1本ずつ点火され、最後に4本とも点火されることになっています。
 人類の歴史を紀元前(BC=キリスト以前)、紀元後(AD=ラテン語でキリストが来られてから後の「主の年」)に二分します。イエス・キリストの誕生が今も世界中で祝われるのはなぜでしょうか。なぜ彼の誕生を境に歴史が二分されるのでしょうか。それは全人類に対する熱いメッセージが、救い主の誕生に込められているからです。クリスマスは「昔あるところに……」というおとぎ話ではなく、実際にキリストが生まれた史実であるということを是非知りたいと思います。
 私はクリスマスの時に受洗しました。1961年(昭和36年)12月24日(日)、北九州復興教会の山中日出刃牧師より受洗させていただきました。18歳の高校3年生の時です。以来53年間、あの時信仰の決断へと18歳の若者を導いてくださった母教会の先生を始め、信者の方々の祈りに深く感謝しています。今年も受洗される方が一人でも与えられることを、このアドヴェントの時期に強く思う今日この頃です。

2014/11/23 週報メッセージ

   収穫感謝日を迎えて
                                                                                                        朝位 真士
  「あなたが畑に種を蒔いて得た勤労の初穂の刈り入れの祭りと、年の終わりにはあなたの勤労の実を畑から取り入れる収穫祭を行わなければならない。」(出エジプト23・16)
 この祭りは、ユダヤ暦7月15日(秋分の日に近い満月)から1週間守られました(申命16、レビ23)。これはヘブル人の年末、即ち秋の収穫を終わって守られるものでした。春の小麦の収穫、七週の祝いとともに神への感謝の祭りでした。日本では国民の祝日である「勤労感謝の日」(11月23日)が、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝し合う」として1947年に定められました。第一次世界大戦前は、この日を「新嘗祭」と呼び、皇室祭礼の行事の日でした。アメリカで清教徒が11月第4木曜日に収穫感謝祭を守ったことに合わせて、11月第4主日に収穫感謝祭を守るようになりました。教会ではこの日に、果実、その他収穫された物を持ち寄り、愛餐の時をもっています。私共の教会では、教会学校で果物を持参して感謝の一時をもっています。
 私共の教会も2014年度が4月から始まり、イースター礼拝が4月20日に行われ、安東めぐみさんが受洗されました。4月27日には教会総会。5月20日、90周年記念誌懇談会。6月1日、創立記念特別礼拝に、岸義紘先生(サックス奏者、元JTJ神学校校長)をお招きしました。6月8日、ペンテコステ礼拝に杉本茂先生が御用してくださり、10月26日にはチャペル・コンサートを開催。吉岡篤志氏(ヴァイオリン)と長瀬賢弘氏(ピアノ)を招いての集会でした。11月2日、召天者記念礼拝に「創立90周年記念誌」が発刊され、約300冊を出席者ならびにホ群・教団・教区・朝祷会その他の関係者に贈呈し、感謝することができました。残された数ヶ月間も主に感謝していきたいと思います。